一般社団法人One Lifeについて
私たち一般社団法人One Lifeは、障害のある子どもたちのための活動しています。中心となるのは愛知県や各市の指定を受けて障害児の支援を行う、「児童発達支援」および「放課後等デイサービス」などの児童福祉サービス事業所の運営です。毎日いろいろな子どもたちが利用する中で、初めてブラジルをルーツに持つ子を受け入れたのが2014年。しだいに支援を希望する声が広まり、2017年に在日ブラジル人に特化した事業所を岡崎市に開設。今ではブラジル人だけで60人ほどの子に定期的な支援をしています。
2019年10月には西尾市にも同様の事業所を開設し、さらなる支援を行っています。
障害、言語、文化の壁をのり越えて
日本に住むブラジル人は約20万人で、そのうち4万3千人ほどが18歳までの児童です。ブラジル大使館が特別支援学級にどれくらいのブラジル人の子たちがいるかの把握を進めているところから分かるように、まだまだ日本の子たちと同じサービスが受けられている子は多くありません。
障害児のためのサービスにたどり着けたとしても、言語や文化の壁に阻まれ適切な支援が受けられるとは限りません。人口の割合から見ても当然ながら、一般的な児童福祉サービス事業所は日本の子に向けた運営がなされているからです。
私たちは日本人とブラジル人を中心とした職員が集まり、知恵を出し合いながら運営しています。お互いの違いを普段から理解しているからこそ、日本でブラジル人の支援ができます。
みんながお互いを知ること
興味を持ってくれてありがとうございます。一般社団法人One Lifeの児童指導員、ジョンです。
僕は自分が高校生の頃に日本にやってきて、言葉や文化の違いが大変でした。でもブラジル人や日本人の知り合いがいっぱいいたからとても楽しかった。そんな僕だから、同じように日本に住むブラジルの子どもたちを助けたいと思った。アルバイトで日本人の子どもたちの支援をしていたから、国が違うとどういうところが大変かが分かります。違うところがたくさんあっても、子どもたちが支援を必要としている現状はあるし、まずはみんなが障害を持ったブラジル人の子どもたちがいるということを知ってくれたらと思います。
ジョン・ペドロ
ご支援の使い道
一般社団法人One Life、代表理事の鈴木裕二です。
児童福祉サービスは公費によって賄われています。割り当てられる金額は日本国内で行われるサービスのため、日本人を対象とすることが想定されていることでしょう。しかしながら、日本人以外の子どもを支援するとなると、翻訳や意思の疎通にもコストがかかります。特に人にものを伝えるには微妙なニュアンスの読み取りも必要です。そのためには一定の割合のブラジル人職員が必要だと考えます。
皆さまからのご寄付は、主にブラジル人職員の人件費として使用させて頂きます。
3,000円のご寄付があれば、支援までに必要な1件の書類の翻訳作業ができます。どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。
一般社団法人One Life
代表理事 鈴木裕二