活動・団体の紹介
少子化と言われる中、せっかく授かっても多くの小さな命が失われています。
当会では、お腹の赤ちゃんを社会の一員として迎えるために、生命尊重センターとNPO法人円ブリオ基金センターの宮崎の窓口として、いのちの大切さを伝える啓発活動と、妊娠相談支援活動を行っています。

宮崎の現状
宮崎県は全国でも合計特殊出生率が高く、子どもを育てやすい県として評価されています。一方で、人口妊娠中絶率は近年ワースト1位が続いており、年間約1,400名の命が失われています。
また、私たちの相談窓口にも、「産みたくても産めない」と悩む妊婦さんからの声が多く寄せられています。
そのような中、一昨年から「出産応援給付金」として、妊娠届提出後と出産後に5万円ずつ、合計10万円の支給が始まりました。しかし、困窮状態にある家庭では、この支援だけでは生活のゆとりに追いつかず、十分な準備ができないまま出産を迎える方も少なくありません。
日々の相談を通じ、経済的な理由で出産や子育てが困難になるケースが多いことを実感しており、特に生活の安定のための物資支援の必要性が高まっていることを強く感じています。

私たちの小さな命を守る取り組み
私たちは、産みたいという気持ちに寄り添い、お母さんとお腹の赤ちゃんを支え、出産をサポートしています。経済的に困難な方には、場合によっては一口1円の「円ブリオ基金」を活用し、出産費や妊婦健診費の支援を行っています。

また、産前から産後にかけて食材や日用品の定期的なサポートを行う 「赤ちゃん宅配便」 を実施し、出産準備や産後に必要なベビー用品を対面または郵送でお届けしています。これまでに年間約50回の物資支援を行っており、今後さらに需要が増加すると予想されます。
さらに、当団体への相談だけでなく、他機関とも連携し、困難な状況にある方々への支援が広がるよう努めていきたいと思います。多様な支援のアウトリーチを強化し、より安心した生活環境を提供していきたいと考えています。


いのちの授業について
妊娠相談事業と並行して、子どもたちにお腹の中の命の大切さを伝える 「いのちの授業」 を展開しています。これは、小さな命への思いやりの心を育むことを目的としており、妊娠相談と同じくらい大切な活動と位置付けています。
毎年、県内各地の学校からオファーをいただいており、多くの子どもたちに命の尊さを伝える機会をいただいています。


寄付金の使い道について
皆様からのご寄付は、以下の活動に充てさせていただきます。
・妊娠相談事業に伴う経費
・年々需要が高まる物資支援事業の運営費
・「いのちの授業」をさらに多くの学校で実施するための費用
これらの活動を継続・拡充していくために、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
