ごあいさつ
はじめまして。岡本隆生と申します。
私はこれまで40年にわたり、「劇団四季」でストレートプレーからミュージカルまで、幅広いレパートリーの作品に俳優として携わってきました。
2013 年に劇団四季を退団後は、地元横浜市都筑区にスタジオを設立し、後進の育成と、オリジ
ナルミュージカルの「KAMUI」「星の王子さん」「不思議の森の三日坊主」「ジークフリート」「SNOW QUEEN」という作品を制作、演出してまいりました。
この創作活動の集大成としまして、活動拠点の横浜市都筑区を飛び出し、日本全国または海外へ
広げていきたいとの思いでこの「写楽せぇ!」に臨みたく思っております。
「写楽せぇ!」にかける想い
では、題材としてなぜ「写楽」「江戸」なのか?
私が劇団四季に在団当時アメリカやイギリスの数多くの作品に出演してまいりました。
その中で常々私は疑問を抱いていました。どうして日本人は自分たちの言葉で、自分たちの風俗
や伝統そして歴史を誇りに思い、オリジナルの作品を創らないのか?或いは創れないのか?日本
人の持つ、きめの細かさ、和を尊ぶアンサンブルの良さ、「面影」や「移ろい」に象徴される情感の豊かさ・・・。探せば長所はいくらでもあります。日本人が勝負出来るものはある筈です。
この疑問を解決するために、長年オリジナル作品にこだわって制作上演してまいりました。その
中でも、10数年かけて取り組んできた「写楽せぇ!」は、文化の花開いた江戸時代が舞台であり、「日本の伝統文化」「和」「わびさび」など日本的な要素をふんだんに含み、日本人が勝負できるものはこの作品しかないと確信いたしました。
制作メンバーについて
今回、この「写楽せぇ!」を制作するメンバーは「舞台」の経験者にはあえてこだわっておりません。
その理由は、様々な分野でこれまで活躍して来られた方々がこのプロジェクトにおいて常識には
決して囚われない発想を出し、奇想天外、ユニークな作品にしていくために良い意味での化学反
応を起こしたかったからです。
今後も実力のある若手のアーティスト(作家、演奏者、デザイナー等)にも声がけをして輪を広
げていきたいと思っております。
そして、この作品を広く知っていただくためにも、テーマソング、内容等を散りばめたP V の作
成を行う予定です。
また、まだ先の話しにはなりますが出演者については世界で通用する作品にするためにもミュー
ジカルの枠を取り払い、クラシック、オペラ、ポップス、ロック等の経験者にも参加していただ
けるような公平なオーディションを行っていきたいと思っております。芸術の枠組みを取り払っ
た新たな芸術づくりといったところでしょうか。
この様な活動が実現できれば、「文化や芸術を身近に親しむことで、日本全体が元気で豊かになっていく未来を目指して」「人々が文化や芸術をもっと身近なものとし心の贅沢を楽しむ世の中になっていくことで日本の社会・経済を元気にしたい」という「さわかみオペラ芸術振興財団」が掲げる主旨に近づくことができると思っております。
制作スタッフ
演出・脚本担当:吉川邦夫
1985 年NHK 入局。徳島放送局でドキュメンタリー作品等を手がけた後、1990 年より制作局ドラマ番組部。ディレクター& プロデューサーとして、大河ドラマ「毛利元就」「北条時宗」「新選組!」「真田丸」、連続テレビ小説「すずらん」、ミュージカルドラマ「ホシに願いを」、土曜ドラマ「魂萌え!」等の作品の企画・制作・演出に携わった。
2020 年よりフリーランスディレクター&プロデューサー。
音楽:岩本正樹
大学在学中から作曲と編曲の仕事を始め、20代後半からは本格的に職業アレンジャーとして活躍。島谷ひとみ、高橋真梨子、岩崎宏美、
郷ひろみ、沢田知可子、らの作品を手がける。作曲した「ただ泣きたくなるの」はオリコン1位を獲得、ミリオンセラーとなる。柴咲コウ、水樹奈々、小柳ゆき、国分友里惠、など多くのアーティストが手がけた作品を歌っている。作編曲家として100 人以上のアーティスト、1500 曲以上の作品を手がける。CD の他、NTV「All star Shall we dance?」音楽担当、CX系昼の帯ドラマ「美しい罠」等音楽担当多数。日本音楽著作権協会作曲家正会員
ご寄付の使い途
・原作 344,000 円
・脚本制作 1,536,000 円
・音楽(作曲・編曲) 1,920,000 円
合計 3,800,000 円
制作スケジュール
2024 年3 月 原作完成 脚本、音楽(作曲)制作開始
2024 年6 月 脚本完成、音楽完成
2024 年7 月~ 2026 年3 月 演出プラン策定( キャストオーディション含める)
2026 年3 月~ 2026 年9 月 舞台美術・照明・音響プラン策定
2026 年7 月~ 2026 年10 月 稽古期間
2026 年10 月 舞台稽古、本番
寄付者のみなさまへ
プロフィール
岡本隆生(おかもと たかお)
劇団四季では「ハムレット」「ひばり」などのストレートプレーから、「オペラ座の怪人」「ウィキッド」などのミュージカルまで幅広いレパートリーを40年にわたり演じてきた。
2013年退団後は、「横浜丘の手ミュージカルスタジオ」を設立し、子どもからシニアまでの塾生たちを指導。一方で台本の執筆、など多岐に渡って活躍中。オリジナルミュージカル「星の王子さん」「KAMUI」「ジークフリート」の台本、演出を手がける。
このクラウドファンディング(寄付)の運営について
さわかみオペラ芸術振興財団とは
「日本にオペラ文化を広め、多くの人々に心の贅沢を味わっていただき、それが人生の豊かさにつながっていく」という理念の下、活動を行っている公益財団法人です。2015年に日伊共同制作の野外オペラ公演を開催し、2016年よりイタリアの歌劇場と共に日本各地の文化財を借景に、「Japan Opera Festival(ジャパン・オペラ・フェスティヴァル)」の総称で公演を開催しています。公演活動の他に、若き芸術家への活動支援や教育活動も積極的に行っています。
https://sawakami-opera.org/
音楽家支援制度「みんなの寄付」
さわかみオペラ芸術振興財団では、音楽活動のための助成制度「みんなの寄付」を設けています。皆様から募った寄付金は財団諸経費を除き全額を、支援が必要な音楽家に届けます。また、助成金をすべて寄付金から給付することにより、支援者と音楽家を「寄付」というかたちでつなぎ、多くの人々を巻き込みながら、日本のクラシック音楽の文化発展、振興に寄与することを目的としています。
寄付方法は、特定の音楽活動を指定せず「みんなの寄付全体」に対して支援できる<助成型>と、寄付者の方が興味のある活動を指定し個別に支援できる<個別案件型>があります。
税制上の優遇について
当財団への寄附金は、税法上の特定公益増進法人への寄附金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置がございます。公式サイト
※詳細は、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。
- 個人によるご寄附
(1)所得税
控除の方法は《税額控除》と《所得控除》による方法がございます。
《税額控除》 下記算式より算出された額が、「寄附金控除」として、所得税から控除
(年中に支出した公益財団法人等に対する寄附金の合計額-2,000 円)×40%=控除額
※寄附金の合計額は年間所得額の 40%が限度となります。
※控除額は所得税額の 25%が限度となります。
《所得控除》 下記算式より算出された額が「寄附金控除」として、課税所得から控除
(年中に支出した特定寄附金の合計額-2,000 円)×所得税率=控除額
※特定寄附金の合計額は年間所得額の 40%が限度となります。
(2)住民税
一部自治体の個人住民税についても優遇措置の対象となります。
(3)相続税
相続税についても優遇措置の対象となります。 - 法人によるご寄附
当財団への寄附金は、(1)一般の寄附金の損金算入限度額とは別枠で、(2) 特定公益増進法人に対する特別損金算入限度額以内の金額を、損金算入することが認められています。
(1)一般の寄附金にかかる損金算入限度額
(資本金等の額の合計額または出資金の額×0.25%+所得の金額×2.5%)×1/4
(2)特定公益増進法人に対する寄附金にかかる損金算入限度額
(資本金等の額の合計額または出資金の額×0.375%+所得の金額×6.25%)×1/2