はじめに
さわかみオペラ芸術振興財団は、オペラ文化を日本に広めることを目指しオペラを通じた地域活性に取り組んでいます。各地で公演を開催していますが公演の開催以外にも、地域合唱団を結成し地元の方々にオペラを楽しむ機会をつくっています。地域の人々がオペラと通じて笑顔があふれ、日本が元気になれると信じています。2023年には、南魚沼市と近隣地域の有志で結成された若さとパワーあふれる雪国の合唱団「南魚沼オペラ合唱団うたのみ」が誕生しました。
新潟県南魚沼市とは?
新潟県中越地方に位置する南魚沼市。人口55,000人ほどで日本屈指の豪雪地帯として知られています。2004年には、「平成の大合併」で近隣の町と合併し、南魚沼市となりました。
日本一美味しいと言われる「魚沼産コシヒカリ」の生産地として知られており、八海山・鶴齢・髙千代などの日本を代表する日本酒ブランドが生まれた土地でもあります。
雪国なので夏でも涼しいと思われがちですが盆地のためにかなり暑くなる……真夏でも日が暮れると急に気温が下がるのが南魚沼市の気候の特徴のひとつです。
この昼夜の寒暖差が、お米や農作物を美味しく育てる理由のひとつだと言われています。
南魚沼オペラ合唱団うたのみについて
団員は南魚沼をはじめ、魚沼、十日町、湯沢、小千谷、長岡からも参加。現在小学生から70 代までが在籍し、半分以上が合唱未経験者ながら「魚沼を合唱の街に!」を合言葉に日々稽古に励んでいます。団員約50名が力を合わせ、南魚沼に新たな風を吹き込みます。
南魚沼オペラ合唱団うたのみ 団長よりご挨拶
私は生まれも育ちも南魚沼の人間で、南魚沼の人は「自分を外に出すのが苦手な内気な人」と感じておりました。そんな人達がオペラなんてできるのだろうか?そんな不安を抱きながら「うたのみ」は活動をスタートしました。
しかし、いざ始めてみれば、殆どの方が未経験にもかかわらず、一人一人がもの凄い声量と、全てをさらけ出すような演技!
練習期間半年で「カルメン」を上演という無謀とも思える挑戦でしたが、500名超のお客様からスタンディングオベーションいただく大成功を収めました。
そんなパワーが溢れる南魚沼
オペラをやりたい人観たい人も沢山いる南魚沼
この地でオペラ、そして芸術文化を根付かせたいのです。皆様のお気持ちが舞台の完成度を高めていきます。南魚沼の文化を育てるためご協力をお願いいたします!
南魚沼オペラ合唱団うたのみ 団長
上村良樹
公演概要(2024年)
開催日程
2024年11月23日(土)
会場
南魚沼市民会館 大ホール(新潟県南魚沼市六日町865番地)
演目
オペラ「椿姫」
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
全3幕/原語上演/日本語字幕付き
主催
南魚沼オペラ実行委員会
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
共催
南魚沼市
南魚沼市教育委員会
後援
公益財団法人南魚沼市文化スポーツ振興公社
新潟日報社
公演サイト:https://sawakami-opera.org/sta...
出演者などの詳細についてはウェブサイトよりご確認をお願いします。
演奏には、南魚沼市を拠点に幅広い音楽活動を行い、「南魚沼市交流大使」としても活躍している電子オルガン奏者の橘光一さんを迎えます。橘さんの手足から紡ぎだされる豊かなシンフォニックサウンドが物語を盛り上げます。
また、新潟県小谷市出身の品田広希さんも本公演に携わっていただき、今回がオペラ初演出です。
南魚沼に新しい芸術文化を根付かせるために
昨年の初舞台を無事終えて、団員は前回よりも合唱のレベルを上げたい、もっと公演のクオリティを高めたい。一人でも多くの方にオペラという文化の素晴らしさを知ってもらいたいという熱い思いを胸に、今年11月のオペラ「椿姫」公演に向けて稽古に励んでおります。
それは南魚沼に新しい芸術の文化を広めると同時に、団員同士のつながり、地域とのつながり、社会とのつながりを大切にし、笑顔があふれる地域づくりの活動であるともいえます。
「うたのみ」は昨年発足したまだ新しい合唱団ではありますが、団員同士の交流は昨年以上に活発になっています。例えば、団員とピアニストのコラボコンサートの実施、オペラ公演以外にも、歌を身近に感じることのできる機会作りなど、地元を盛り上げる活動の幅を広げています。
南魚沼の地域活性化だけではなく、次世代を担う子供たちに芸術を愛でる機会や本物のオペラに触れる機会をつくり、子供たちに新しい体験を提供する機会を創出します。
第1回目 オペラ「カルメン」ハイライト公演(2023年)
昨年は、第1回目となるオペラ「カルメン」ハイライト南魚沼公演を実施しました。団員のほとんどが合唱もオペラもフランス語も未経験だった中、半年以上の猛特訓を行い、ソリストとの共演を果たしました。
公演当日は、新潟県以外からもたくさんのお客様に足を運んでいただき無事に終演することができました。第2回目となる今年は、世界で最も上演回数の多いオペラのひとつ「椿姫」を上演します。
<観劇レポート>
オペラ「カルメン」ハイライトの観劇レポートは、こちら。
第1回公演に足を運んでくださった方からのコメント
- 「うたのみ」の皆さんの笑顔がキラキラしていてとても素敵でした。合唱団を発足して、半年とは思えない。本当に素晴らしい舞台でした。もちろん舞台も素晴らしいですが、何かをやろうとして初めてそれを形にしていく力も素晴らしかったです。
- 生でオペラを観劇出来、とても感動しました。やはり映像とは違います。この感動はいつまでも心に残ります。またチャンスがあったらいいな...!と思っています。
ありがとうございました。身近な人がオペラに参加し、活躍していたことにも大きな感動でした。ブラビー! - 素人が演じているとは思えないほど上手で感動しました。子どもたちもよく歌えていて、とても素晴らしかった。訳も映し出されていて分かりやすかった。ジプシーの踊りがとっても素敵だった。演出も素晴らしい。
- 初めてオペラを観て、今まで知らなかったオペラの魅力を知れた。一人一人の表情もすごかった。また機会があったらぜひ、観てみたい!
- 役者さんたちの迫力のある歌声に圧倒されました。初めてオペラの世界に触れて、感動した。
合唱団の人達の可能性を感じることができた。南魚沼の新たな文化として根付くことを期待しています。
寄付金の使い道について
当財団が定める定款第4 条の公益目的事業に基づき「募集特定寄附金」として、適正な募集経費を控除した残額の総額を南魚沼オペラ及び南魚沼でのオペラの普及のために使用します。
今プロジェクトでは目標金額を100万円に設定し、ご寄付を小道具費、照明費、舞台スタッフ費に使用します。
[寄付金募集要項]
寄付金額と特典
寄付金額により、以下の特典をご用意しております。
※複数回、ご寄付をいただいた場合は、最終的な寄付総額で特典をご用意致します。
南魚沼オペラ実行委員 委員長よりご挨拶
日本一の豪雪地帯、ここ南魚沼市は日本一の米どころとして知られています。四季折々の景色と、美味なる米と酒、人口は50,000人程度ですが豊かな故郷です。しかし、そんな街にもひとつ足りないものがありました。
それが「芸術文化への愛」です。
地方の小さな街では音楽公演などはほぼありませんし、映画館もありません。そんな土地で芸術を愛でる文化を醸成させることが、我々実行委員の願いです。
活動を通し育てた文化を次世代に繋げ、より豊かな故郷にするためにこれからも活動の手を緩めません。それにはみなさまのご支援ご協力が必要です。
芸術は人を育て、そして繋げます。
あなたもその輪に入ってみませんか?
南魚沼オペラ実行委員 実行委員長
神保貴雄
さわかみオペラ芸術振興財団 理事長 よりご挨拶
「みんなで地域おこしオペラを楽しもう」でやってきている南魚沼公演も、あっという間に3年目を迎えました。市民の皆さんも合唱などで参加して、1年がかりで本物のオペラ舞台をつくり上げていく醍醐味、そして本番をやり終えた達成感というか充実感は格別です。
そろそろ次の段階として、さらに多くの市民による寄付参加でもって、南魚沼オペラの舞台をもっともっと豪華で立派なものにしていきませんか? それを、市民の皆さんが楽しむと同時に、県外からの観客に向けて「どうだ、われわれのオペラは!」と誇らしげに語りませんか?
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
理事長 澤上篤人
さわかみオペラ芸術振興財団とは
当財団は、日本にオペラ文化を広めること、日本の音楽家を世界に送り出すことを事業目標とし、2014年より活動している公益財団法人です。
主な活動として、野外オペラ公演等の開催、音楽家の教育、オペラによる地域の活性化、音楽家への助成があります。
文化芸術が豊かな地域は、笑顔があります。活気があります。これからもオペラでみなさんをもっと笑顔にしたいと考えています。
公式サイト:https://sawakami-opera.org
税制上の優遇について
当財団への寄附金は、税法上の特定公益増進法人への寄附金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置がございます。詳細は、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。
【個人によるご寄附】
(1)所得税
控除の方法は《税額控除》と《所得控除》による方法がございます。
《税額控除》 下記算式より算出された額が、「寄附金控除」として、所得税から控除
(年中に支出した公益財団法人等に対する寄附金の合計額-2,000円)×40%=控除額
※寄附金の合計額は年間所得額の40%が限度となります。
※控除額は所得税額の25%が限度となります。
《所得控除》 下記算式より算出された額が「寄附金控除」として、課税所得から控除
(年中に支出した特定寄附金の合計額-2,000円)×所得税率=控除額
※特定寄附金の合計額は年間所得額の40%が限度となります。
(2)住民税
一部自治体の個人住民税についても優遇措置の対象となります。
(3)相続税
相続税についても優遇措置の対象となります。
【法人によるご寄附】
当財団への寄附金は、(1)一般の寄附金の損金算入限度額とは別枠で、(2) 特定公益増進法人に対する特別損金算入限度額以内の金額を、損金算入することが認められています。
(1)一般の寄附金にかかる損金算入限度額
(資本金等の額の合計額または出資金の額×0.25%+所得の金額×2.5%)×1/4
(2)特定公益増進法人に対する寄附金にかかる損金算入限度額
(資本金等の額の合計額または出資金の額×0.375%+所得の金額×6.25%)×1/2