公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団

日本から世界の舞台へ! さわかみオペラアカデミー・イタリア研修で夢に大きく近づくために

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支援総額
220,000
11%
目標金額 2,000,000
サポーター
8
残り
77
2024年12月25日 23時59分 まで
世界で活躍するオペラ歌手を育てる「さわかみオペラアカデミー」が今春、新たに開講しました。オーディションで選ばれたアカデミー生たちは世界の舞台に立つことを夢見て、当財団の音楽主幹・武井基治の指導のもとでレッスンに励んでいます。アカデミーの1年に渡るカリキュラムの総仕上げは2月に行われるイタリア研修です。渡航費や滞在費は受講生が賄いますが、オペラの本場で世界でも指折りの講師を招聘するには多額の謝礼が必要で、受講生自身の負担だけでは難しい状況です。今回はその費用を皆さまにお願いしたく、本プロジェクトを立ち上げました。 彼ら、彼女らを世界へと大きく羽ばたかせるため、みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。

「さわかみオペラアカデミー」とは

さわかみオペラ芸術振興財団は、本年(2024年)4月、「さわかみオペラアカデミー」を開講しました。このアカデミーは世界で活躍するオペラ歌手の育成を目指しており、オーディションでは、現時点である程度の実力があり、これからさらに伸びる可能性を秘めた受講生を選抜しました。講師は、イタリアで抱負な舞台経験を積んだテノール歌手で、当財団音楽主幹の武井基治らで、音楽的技術はもちろん、舞台に立つために必要とされるあらゆる要素を指導し、受講生たちは海外で即、舞台に立てるよう切磋琢磨しています。

講座では、自然かつ自由な発声を習得し、指揮者や演出家の要求に応えるためのスキルやイタリア語の正しい発音などを学んでいきます。カリキュラムの仕上げは、イタリアでの短期研修です。今回のご寄付は、このイタリア研修の講師招聘費用などをお願いするものです(詳細後述)。

現在、アカデミーには東京校に14人大阪校に10人が在籍しています。アカデミーは、留学助成事業の奨学生選抜も兼ねており、第1期生24人の中から強い志を持つ有望な歌手に長期の留学生としてイタリアで挑戦する機会を与えます。

イタリア・オージモ歌劇場

音楽主幹・武井がアカデミーを企画した理由とは

素晴らしくも過酷なイタリア時代

さわかみオペラ芸術振興財団の音楽主幹・武井基治です。
私がイタリアに渡ったのは37歳の時です。 イタリアに着いた翌日には仕事が始まり、マレーナ・レべカ、サイオワ・エルナンデスと共にトリエステ歌劇場にて『ノルマ』(フラヴィオ役)に出演をしました。今まで全くイタリアと縁の無かった私が、いきなりセリエAの歌劇場で素晴らしい歌手達と共演したのです。良い刺激を受けると共に、レベルの違いを痛感させられました。本場の高いレベルの中でどうやって仕事をしていくのか、主役を掴み取るにはどれほど時間がかかるのだろうかと舞台袖で考えたのを今でも覚えています。

『ナブッコ』(イズマエーレ役)トリエステ歌劇場 2019年
『Amorosa Presenza』(主役)トリエステ歌劇場 2022年

準備不足でイタリアに行ってしまったので、キャストに選ばれてもいつ降板させられるのかという怖さや、イタリア人の前でイタリア語の歌を歌うことの難しさを嫌というほど味わいました。自分に足りないものを補うため、稽古のみならず公演期間中も週5日レッスンに通い続けました。その甲斐あって、翌シーズンには主役を歌うことができましたが、いつも綱渡りの状況でした。 私は日本で何を準備しておけば良かったのかがわかっていなかったのです。

しかし、今はわかります。

アカデミーのカリキュラムには、あの時に実感した日本でマスターしておくべきだったことをすべて組み込んでいます

アカデミーが目指すもの

私達のアカデミーは世界で活躍する歌手の育成を目指しています。アカデミー生にはイタリア研修にて視野を世界に広げて、目標、夢を大きく持ってもらいたいのです。なにより1年間のアカデミーの成果としてイタリアで歌い、思い切り表現してもらいたいと思っています。

もしかしたらイタリアで求められている歌手の実力を目の当たりにして、かつての私のように実力不足を痛感するかもしれません。しかしそれが世界で活躍する歌手の大事な過程なのです。そしてイタリアオペラの真髄を知るために、イタリアの文化やイタリア人の気質を体感してもらいたいと思っています。

また、この研修により、イタリアとの繋がりを作り、アカデミー終了後にすぐにイタリアに渡れる環境を各自構築してもらいたいと思っています。

私はさわかみオペラ芸術振興財団からチャンスを頂き、イタリアでもたくさんの人に助けてもらいました。私が経験したことを次の世代に繋げ、イタリアの舞台で歌う日本人歌手が増えたなら、こんなに嬉しいことはありません。 

武井基治・プロフィール

ご支援のお願い 

当財団には、これまで「ジャパン・オペラ・フェスティバル」留学助成事業などで培ってきたさまざまな現地コネクションがあります。これをフルに活かして、アカデミー生には自力ではなかなかたどつけないような世界トップレベルの講師を招聘し、そのレッスンを受けてもらいたいと企画しています。

ジャパン・オペラ・フェスティバル2023 野外オペラ「トロヴァトーレ」法隆寺公演
ジャパン・オペラフェスティバル2018「トスカ」名古屋城公演

受講生は音大を卒業し、大半はプロとして活動してはいるものの、まだ大きな収入を得ているわけではありません。渡航費はなんとか工面できても、高い研修費を用意するのは困難です。そうかといって研修費を下げるために、先生の質まで下げてしまうのは本末転倒です。そこで、皆さまに応援やご支援をお願いしたく、今回の寄付型クラウドファンディングを立ち上げました。どうか皆さまのお力で、アカデミー生をイタリアへ送り出し、このライジングスターたちが世界の舞台で輝くことができるよう、ご支援をお願いしたいと存じます。

研修プログラム

現在、以下のプログラムを企画し現地と交渉しています。ご寄付により、内容と講師がさらに充実して参ります。決定したプログラムは随時、当ページに詳細情報を更新していきます。

・指揮者との音楽的研修
・イタリア人歌手との声楽的研修
・劇場、学校、アカデミー関係者との研修
・イタリアでのコンサート出演

受講生より皆さまへのメッセージ

アカデミー受講生のメッセージは随時、追加更新していきます。どうぞお楽しみに!

寄付金の使途について

当財団が定める定款第4 条の公益目的事業に基づき「募集特定寄附金」として、適正な募集経費を控除した残額の総額を「さわかみオペラアカデミー」イタリア研修事業のために使用します。
今プロジェクトでは目標金額を200万円に設定し、ご寄付を講師招聘代、現地会場代等、レッスン諸経費に充てます。

寄附金募集要項

成果発表会のお知らせ

イタリア研修を経て大きく成長した受講生たちが、皆さまにアカデミー1年間の成果を披露します。詳細は決まり次第、追記致します。

日時:2025年3月9日(日)※時間未定
会場:すみだトリフォニー 小ホール
   東京都墨田区錦糸1-2-3 
            https://www.triphony.com/acces...
チケット:前売り2000円(全席自由) ※2025年1月発売予定

さわかみオペラ芸術振興財団 理事長よりごあいさつ

さわかみオペラ財団では、公開オーディションで選別したオペラ歌手に向けて「オペラアカデミー」を東京と大阪で開催し、1年間の特訓を受けてもらっています。 目的は本場イタリアの歌劇場で活躍できるだけの実力の涵養です。

プログラムの中には、歌唱力のレベルアップのみならず、イタリア語のレッスンも入っていて、参加歌手たちの実力は格段に上がっています。 

その仕上げとして、来年2月にイタリアの歌劇場やアカデミーで最終レッスンと発表会を計画しています。つきましては、歌手たちをご支援いただけると、より充実した卒業研修を与えることができます。

どうぞ、ご協力をお願い申し上げます。

さわかみオペラ芸術振興財団
理事長   澤上篤人

さわかみオペラ芸術振興財団とは

当財団は、日本にオペラ文化を広めること、日本の音楽家を世界に送り出すことを事業目標とし、2014年より活動している公益財団法人です。
主な活動として、野外オペラ公演等の開催、音楽家の教育、オペラによる地域の活性化、音楽家への助成があります。
文化芸術が豊かな地域は、笑顔があります。活気があります。これからもオペラでみなさんをもっと笑顔にしたいと考えています。

公式サイト:https://sawakami-opera.org


税制上の優遇について

当財団への寄附金は、税法上の特定公益増進法人への寄附金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置がございます。詳細は、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。
【個人によるご寄附】
(1)所得税
控除の方法は《税額控除》と《所得控除》による方法がございます。
《税額控除》 下記算式より算出された額が、「寄附金控除」として、所得税から控除
(年中に支出した公益財団法人等に対する寄附金の合計額-2,000円)×40%=控除額
※寄附金の合計額は年間所得額の40%が限度となります。
※控除額は所得税額の25%が限度となります。
《所得控除》 下記算式より算出された額が「寄附金控除」として、課税所得から控除
(年中に支出した特定寄附金の合計額-2,000円)×所得税率=控除額
※特定寄附金の合計額は年間所得額の40%が限度となります。
(2)住民税
一部自治体の個人住民税についても優遇措置の対象となります。
(3)相続税
相続税についても優遇措置の対象となります。
【法人によるご寄附】
当財団への寄附金は、(1)一般の寄附金の損金算入限度額とは別枠で、(2) 特定公益増進法人に対する特別損金算入限度額以内の金額を、損金算入することが認められています。
(1)一般の寄附金にかかる損金算入限度額
(資本金等の額の合計額または出資金の額×0.25%+所得の金額×2.5%)×1/4 
(2)特定公益増進法人に対する寄附金にかかる損金算入限度額
(資本金等の額の合計額または出資金の額×0.375%+所得の金額×6.25%)×1/2

団体情報
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
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