公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団

石見銀山国際音楽アカデミー2023に参加するために

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支援総額
395,000
144%
目標金額 274,000
サポーター
46
終了しました
2023年07月18日 23時59分 まで
お寄せいただいたご寄付は、8月の初旬から島根県の石見銀山にて約2週間にかけて行われる、国際音楽アカデミーのマスタークラスの参加費用として使用させていただきます。 期間中にソロのレッスンが計7回行われ、必要に応じて室内楽のレッスンも別の楽器の講師から受講できます。今回、クラリネットの講師は、フランス国立放送フィルハーモニー主席ソロ奏者のニコラ・バルディルー氏で、今、世界中で最も注目されるクラリネット奏者の1人です。このアカデミーに応募した理由は、コロナ禍前までは毎年海外で講習会などが頻繁に開催されていましたが、近年はそういったチャンスがなくなりました。今回ニコラ氏も数年ぶりの来日になり次回以降海外での機会を待つのは現実的に難しく、この日程を逃すと次はいつレッスンやマスタークラスを受けられる機会が訪れるか分からないことから、今回のアカデミーに参加する事を決めました。

ご支援の使い道

私は、プロのクラリネット奏者として、ソロコンサートや室内楽、ライブハウスなどで演奏活動をしています。最近では、遠方の方々にも自分の活動をお届けできるよう、ライブ配信にも力を入れております。

現在の課題として、ひとつひとつの本番に向け自分なりの解釈を添え、曲を完成させる難しさを感じております。
私の目的は、コンサートを聴きにきてくださるお客さまに、より満足度の高い演奏を提供する事です。そのために、このアカデミーでは、夏以降に開催されるコンサートで演奏する楽曲を中心に受講し、すべての曲の完成度を高めたいと思っております。
そして講師から、もっと別の表現でのアプローチがある場合はアドバイスいただき、今後の演奏活動に活かしていきたいと思います。

今回受講するクラリネット講師であるニコラ氏は、一流の演奏者でありながらSNSをうまく活用し、華やかさでは他の楽器に押されがちなクラリネットの魅力を、世界中にアピールする活動で成功されている方です。
演奏をただ上手にこなすだけではない、観るものを確実なテクニックをもって楽しませる舞台人としてのエンターテイメント性も、勉強させていただきたいと思っております。

未来にかける思い

クラリネットという楽器は、音色も表現も素晴らしく、私が一番好きな楽器です。
しかし、ピアノや弦楽器といった楽器と比べるとやや見た目の華やかさは負けてしまうせいか、クラリネットだけを観るために演奏会に足を運んでいただけるお客様というのは、そう多くはありません。どうしたら多くの方々にクラリネットという楽器に興味を持っていただけるのかを試行錯誤するなかで、クラシック通の方だけではなく、音楽に興味のない方々にもアピールする工夫が必要だと常々考えております。

いちばん大切なことは、演奏技術を磨き続けること、次にSNSを駆使して個人での影響力や拡散力を身につけること。このふたつを軸にクラリネット奏者としての知名度をあげていきたいと思っております。今回、その軸のひとつである〈演奏技術を磨き続けること〉を目的としてこのアカデミーに参加する所存であります。

クラリネットのコンサートを目指してきてくださるお客さま、そしてその先に榊原花梨の演奏を目指してきてくださるお客さまを確実に増やしていくことが私の直近の目標です。
そして、音楽家という職業がこれからの若い世代にとって、志すに値する夢のある職業であれるような演奏家になることが、私の現在の目指すべきところです。

寄付者の皆さまへ

榊原花梨よりご挨拶

プロフィール

静岡県浜松市出身。浜松学芸高校音楽卒業後、国立音楽大学音楽学部演奏学科クラリネット専攻を卒業。これまでにクラリネットを鈴木恵美子、大和田智彦、武田忠善、生島繁、藤井一男、野田祐介の各氏に師事、室内楽を生島繁に師事する。在学中アレッサンドロ・カルボナーレ、アントニオ・サイオテ各氏のマスタークラスを受講。クラリネット協会主催、第1回クラリネットアンサンブルコンクール第3位受賞。第2回クラリネットアンサンブルコンクール第2位最高位及びパルテノン多摩賞受賞。オーディション通過者による第17回静岡の名手たちに出演。2008年、国立音楽大学オーケストラとW.Aモーツァルトのクラリネット協奏曲を共演。ソリストを務める。卒業後は静岡県警察音楽隊にクラリネット担当として所属、退職後は東京を拠点に活動し2020年から始めた17ライブでは半年で3万9千人のフォロワーを獲得。配信事業にも積極的に参加し、現在も毎日生放送でライブ配信を行なっている。2022年、夏に藤井一男プロデュースのもと映画音楽だけを集めたCDをコジマ録音から発売。渋谷タワーレコードにおいてクラシック部門の週間ランキング1位となる。CD発売記念コンサートとして、エレクトーンを加え8月に銀座ヤマハホール、9月に浜松での公演を行った。現在、フリーランスとしてソロ演奏や室内楽、レコーディングなどに参加する他、配信活動やクラリネットの指導も行っている。(https://tsubukarin.com/

このクラウドファンディング(寄付)の運営について

さわかみオペラ芸術振興財団とは

「日本にオペラ文化を広め、多くの人々に心の贅沢を味わっていただき、それが人生の豊かさにつながっていく」という理念の下、活動を行っている公益財団法人です。2015年に日伊共同制作の野外オペラ公演を開催し、2016年よりイタリアの歌劇場と共に日本各地の文化財を借景に、「Japan Opera Festival(ジャパン・オペラ・フェスティヴァル)」の総称で公演を開催しています。公演活動の他に、若き芸術家への活動支援や教育活動も積極的に行っています。
https://sawakami-opera.org/

音楽活動支援制度「みんなの寄付」

さわかみオペラ芸術振興財団では、音楽活動のための助成制度「みんなの寄付」を設けています。皆様から募った寄付金は運用諸経費を除き全額を、支援が必要な音楽家に届けます。また、助成金をすべて寄付金から給付することにより、支援者と音楽家を「寄付」というかたちでつなぎ、多くの人々を巻き込みながら、日本のクラシック音楽の文化発展、振興に寄与することを目的としています。
寄付方法は、特定の音楽活動を指定せず「みんなの寄付全体」に対して支援できる<助成型>と、寄付者の方が興味のある活動を指定し個別に支援できる<個別案件型>があります。

税制上の優遇について

当財団への寄附金は、税法上の特定公益増進法人への寄附金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置がございます。公式サイト
※詳細は、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。

  • 個人によるご寄附
    控除の方法は《税額控除》と《所得税控除》による方法がございます。
    《税額控除》 下記算式より算出された額が、「寄附金控除」として、所得税から控除
    (寄附金合計額-2,000 円)×40%=控除額
    ※年間所得額の 40%が限度となります。
    ※控除額は所得税額の 25%が限度となります。
    《所得控除》 下記算式より算出された額が「寄附金控除」として、課税所得から控除
    (年内に支出した特定寄附金の合計額-2,000 円)×所得税率=控除額
    ※年間所得額の 40%が限度となります。
    《住民税》
    当財団は、一部自治体の個人住民税、相続税についても優遇措置の対象となります。
  • 法人によるご寄附
    一般寄附金の損金算入限度額(※1)とは別枠で、特別損金算入限度額(※2)の寄附金として損金算入することが認められています。
    ※1 一般の寄附金にかかる損金算入限度額
    (資本金等の額等×0.25%+所得の金額×2.5%)×1/4
    ※2 特定公益財団法人に対する寄附金にかかる損金算入限度額
    (資本金等の額等×0.375+所得の金額×6.25%)×1/2
団体情報
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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