公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団

ベルカント唱法を後進に伝えるために

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支援総額
328,000
67%
目標金額 485,690
サポーター
8
終了しました
2024年02月16日 23時59分 まで
・寄付をご検討くださるみなさまへ 目標金額に達した後の寄付金は返金の対象となる可能性がございますので、まず寄付金募集要項(下部掲載)をご一読ください。 ♪♪♪♪♪ イタリアでの留学期間を終え日本に帰国してから、若い音楽家の方々や、歌を勉強されている方から発声について、また留学についての相談を受ける機会が多くなってきました。私がこれまでイタリアで得た知識や経験、技術を後進に伝えていきたい、私が伝えていくことで日本のオペラ業界に少しでも恩返しができるのではないかと考えています。その為に今後も短期で定期的にイタリアに戻り、信頼できる師のもと、本物のベルカントの技術や知識をアップデートし続ける必要があると感じ、この度みんなの寄付に応募致しました。今回は一ヶ月ほどイタリアに渡り、集中的にレッスンを受講致します。

寄付金募集要項

こちらの寄付金募集要項をご一読下さい。

これまでの活動について

約4年間、さわかみオペラ芸術振興財団のご支援によりイタリアに留学することができました。この期間はまさに私にとって人生の転期となりました。

イタリアにて偉大な歌手や、世界で活躍する音楽家のレッスンを受けていくと、あまりにも自分の歌唱法とは異なる点ばかりで、初めのうちはテクニックを確立させること、これまでの癖を取り除くことからスタートしました。知識としてはベルカント唱法、『Sul fiato』息の上で歌うということは知っていましたが、まるで出来ていませんでした。

段々とその唱法が身体に身に付いてくると、これまで苦手であった長いフレーズ、アジリタ、歌唱時の言葉のさばき方など自分のやりたい表現がどんどんできるようになりました。こんなに楽に歌うことができたのかと目から鱗でした。そして徐々に評価して頂く機会が増え、ありがたいことにイタリアの劇場で歌うことができました。

マスカーニアカデミー修了式

2023年の7月に日本に完全帰国してから、さまざまな演奏会を見にいき、そこで日本とイタリアでの歌唱法の違いや、問題点に気がつきました。

また歌を勉強されている方とお話させて頂く機会が増え、以前の私と同じように悩まれている方が多くいらっしゃることに気がつきました。私は発声に何年も悩まされてきましたが、悩んでいる期間が長かった分、たくさんの方からのアドバイスを頂くことができました。

これらを後進に伝えていくことで、悩みが解決したり、また一人でも多くの音楽家が海外で挑戦するためのきっかけとなれたらと思っています。

Quel guardo il cavaliere「騎士はそのまなざしに」(『ドン・パスクワーレ』より):黒田 詩織

イタリアで学びたいこと

約1ヶ月の間、集中的に以下3名の方のレッスンを受講致します。
まず世界的な歌い手であるEva Mei氏のもと、伝統的な発声の技術を中心に学び、新たなテクニックを掴みます。
またConticello Stefano氏、Giuliana Panza氏のもとで、イタリアにおける伝統的な歌い回しや音楽作り、またオペラの役の作り方などを深く学び、音楽に落とし込みます。

プッチーニ・アカデミー本公演

寄付金の使い途

  • 航空券(片道)
    約130,000円(東京→ミラノ)
  • 交通費
    約50,000円(イタリア国内移動費)
  • ホテル代
    約154,850円(50€[8150円]×19日)
  • レッスン代
    Maestra EVA MEI:約81500円(100€[16300円]×5回)
    Maestra PANZA:約13,040円(40€[6520円]×2回)
    Maestro Conticello:約16,300円(50€[8150円]×2回)
  • 滞在費
    約40,000円

未来にかける想い

これまで自身の得た技術や経験、コミュニティなどを伝え、少しでも日本とイタリアを繋ぐことができる存在になれたらと思っています。
またいつの日か私がこれまでたくさんのアドバイスを頂いたイタリア人歌手、音楽家を日本に招きマスタークラスなどを開催したいと思っています。
そしてイタリアなどで活躍した歌手たちと共に、海外に負けないレベルの「本物」のイタリア作品の公演を作り、日本の皆様にお届けしたいです。

寄付者のみなさまへ

プロフィール

武蔵野音楽大学声楽学科卒業。同大学院音楽研究科修了。二期会オペラ研修所第59期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。31回練馬区新人演奏会オーディション最優秀賞受賞。公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団イタリア留学助成金奨学生として2019年に渡伊。2020年プッチーニフェスティバル主催公演「修道女アンジェリカ」にてヨーロッパデビュー。2022年プッチーニアカデミー、マスカーニアカデミーをそれぞれ修了。第68回プッチーニフェスティバル本公演《La Rondine》に出演。ジェノバ、パルマにて《ジャンニスキッキ》に出演。第16回“Cappuccilli -Patanè-Respighi”国際音楽コンクールにて、審査員特別賞受賞。二期会会員。

このクラウドファンディング(寄付)の運営について

さわかみオペラ芸術振興財団とは

「日本にオペラ文化を広め、多くの人々に心の贅沢を味わっていただき、それが人生の豊かさにつながっていく」という理念の下、活動を行っている公益財団法人です。2015年に日伊共同制作の野外オペラ公演を開催し、2016年よりイタリアの歌劇場と共に日本各地の文化財を借景に、「Japan Opera Festival(ジャパン・オペラ・フェスティヴァル)」の総称で公演を開催しています。公演活動の他に、若き芸術家への活動支援や教育活動も積極的に行っています。
https://sawakami-opera.org/

音楽家支援制度「みんなの寄付」

さわかみオペラ芸術振興財団では、音楽活動のための助成制度「みんなの寄付」を設けています。皆様から募った寄付金は財団諸経費を除き全額を、支援が必要な音楽家に届けます。また、助成金をすべて寄付金から給付することにより、支援者と音楽家を「寄付」というかたちでつなぎ、多くの人々を巻き込みながら、日本のクラシック音楽の文化発展、振興に寄与することを目的としています。
寄付方法は、特定の音楽活動を指定せず「みんなの寄付全体」に対して支援できる<助成型>と、寄付者の方が興味のある活動を指定し個別に支援できる<個別案件型>があります。

税制上の優遇について

当財団への寄附金は、税法上の特定公益増進法人への寄附金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置がございます。公式サイト
※詳細は、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。

  • 個人によるご寄附
    (1)所得税
    控除の方法は《税額控除》と《所得控除》による方法がございます。
    《税額控除》 下記算式より算出された額が、「寄附金控除」として、所得税から控除
    (年中に支出した公益財団法人等に対する寄附金の合計額-2,000 円)×40%=控除額
    ※寄附金の合計額は年間所得額の 40%が限度となります。
    ※控除額は所得税額の 25%が限度となります。
    《所得控除》 下記算式より算出された額が「寄附金控除」として、課税所得から控除
    (年中に支出した特定寄附金の合計額-2,000 円)×所得税率=控除額
    ※特定寄附金の合計額は年間所得額の 40%が限度となります。
    (2)住民税
    一部自治体の個人住民税についても優遇措置の対象となります。
    (3)相続税
    相続税についても優遇措置の対象となります。
  • 法人によるご寄附
    当財団への寄附金は、(1)一般の寄附金の損金算入限度額とは別枠で、(2) 特定公益増進法人に対する特別損金算入限度額以内の金額を、損金算入することが認められています。
    (1)一般の寄附金にかかる損金算入限度額
    (資本金等の額の合計額または出資金の額×0.25%+所得の金額×2.5%)×1/4
    (2)特定公益増進法人に対する寄附金にかかる損金算入限度額
    (資本金等の額の合計額または出資金の額×0.375%+所得の金額×6.25%)×1/2
団体情報
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コングラント」で作成されています。
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