活動・団体の紹介
当財団の設立者であるオリオンビール株式会社は、沖縄戦で壊滅的な打撃を受けた沖縄において、産業の育成・発展を通し経済を復興させ、青少年に夢と希望を持たせたいという、創業者・具志堅宗精氏の強い信念によって、県民の協力のもと、1957年に創業しました。その思いを後世まで受け継いでいこうと、オリオンビール奨学財団は2016年8月19日に設立されました。
活動の背景、社会課題について
「福祉は救貧より防貧である。貧しさを事前に防ぐことが社会を豊かにし不幸をなくす」。オリオンビール創業者の具志堅宗精氏が唱えた理念です。
当財団は、奨学金事業は貧困問題解決の一助を担う事業だと考えています。この理念を承継し、貧困問題解決に向けた活動に取り組んで参ります。
活動内容の詳細、実績について
2017年度から奨学生の募集を開始し、経済的に修学が困難な学生に対して、一人あたり月5万円の返済義務のない奨学金を給付しています。これまで計56人の奨学生を輩出しました。2024年度からは対象をひとり親世帯の学生に限定しています。奨学生は沖縄県内の高等学校と特別支援学校高等部から応募を受け付け、翌年度国内の大学へ入学した学生に対して奨学金が給付されます。
代表者メッセージ
沖縄県の子どもたちを取り巻く経済環境は、戦後75年以上を経過した現在も、一人当たりの県民所得は全国最下位、母子世帯出現率は全国平均の約2倍で1位を記録するなど、今なお厳しい状況にあります。当財団では創設以来、未来を創ることどもたちの健やかなる成長と地域社会の発展に貢献するような人材の輩出を目指した支援を続けて参りました。
今般、「進学応援みらい基金」を創設し、沖縄県内外の企業、団体、個人の皆様から支援をいただき奨学金事業の基盤を強固なものにし、より多くの学生に奨学金を給付できればと、寄附金の募集を開始したところでございます。
当財団は、今後とも沖縄の子どもたちの夢を応援して参ります。引き続き当財団の実施する事業について、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
寄付金の使い道について
経済的に修学が困難な大学生に対して、一人あたり月5万円の返済義務のない奨学金として給付します。