心からのお礼
クラウドファンディングにご支援いただいた皆さまへ
おたがいさまプロジェクト代表の大竹修です。
この度は『 【#思い出を守ろう】水害で汚れた写真を洗浄する拠点を神戸に作りたい! 』クラウドファンディングにご支援いただき誠にありがとうございました。
ご支援いただいた皆さまからの温かいご支援ご協力があって、ネクストゴールまで達成することができ、最終的に〈〈〈174 名〉〉〉の皆さまから《《《1,202,000 円》》》のご支援をいただきました。心より、お礼申し上げます。
いただいたご支援は1円も無駄にせず、大切に使わせていただきます。
具体的には、家賃代や必要な機材の購入費など、経費を中心に使わせていただきます。1枚でも多くの写真を、1日でも早くお返しするために。また活動に参加する皆さんと思いやりの輪を紡いでいくために。拠点を設け、活動を進めていきます。
拠点設立に向けては、既に神戸市内で候補地を見つけており、手続きを進めている最中です。年度内(3月末まで)には手続きを終えて、拠点での活動を開始したいと考えています。
拠点の設立の様子や、写真洗浄の様子など、今後SNSや活動報告ページなどでご報告いたしますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
皆さんのように温かい方々の思いが集まり、目標が達成できたこと、何より数多くの応援コメントやシェア、熱いご声援もいただき胸が熱くなるばかりです。本当にありがとうございました。
これからが本当に大切だと思っているので、今後とも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
おたがいさまプロジェクト一同
達成のお礼とネクストゴールについて
1月17日より始まりました「写真洗浄拠点 設立のためのクラウドファンディング」が おかげさまで目標金額を超えるご支援をいただきました。 皆様のあたたかい想いに心から感謝申し上げます。
また、 数多くの応援コメントやシェアもいただき胸が熱くなるばかりです。
終了まであと1日ではありますが、ネクストゴールを掲げました。このゴールで、写真洗浄を広めるためのホームページの改修や、能登半島を含めた全国の被災地で写真洗浄の広報活動に使用したいと思います。
私たちは今年の1月に石川県七尾市、また2月には昨年被災した和歌山県海南市(写真左)、秋田県秋田市(写真右)で写真洗浄の広報活動を行いましたが、まだまだ写真洗浄は知られておりません。
この勢いで日本中に写真洗浄を広めるために、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年3月10日
おたがいさまプロジェクト 大竹 修
おたがいさまの心を大切に~私たちの取り組む活動~
「おたがいさまプロジェクト」は2018年に立ち上げた神戸の被災地支援ボランティア団体です。
私たちは、被災された方の心に寄り添うために、現地で傾聴活動や子ども支援、そして泥で汚れた写真を現地から預かり、1枚1枚丁寧に洗浄して持主にお返しする『写真洗浄』活動をおこなっております。
おたがいさまプロジェクトの由来:今回は私たちがお手伝いする番だった。ただそれだけです。
水害により大切な思い出が消えてしまう。それを防ぐための“写真洗浄”
気候変動の影響により全国各地で毎年のように発生している津波や洪水などの水害。これにより写真アルバムが泥水で汚れてしまうと、写真はバクテリアが浸食して劣化し、やがて見えなくなってしまいます。このように、水害はこれまで大切にしてきた「思い出」までをも奪い去ってしまいます。
しかし、できる限り早く写真を乾かすことで、劣化を最小限に防ぐことができます。
乾燥させた後の写真は、現地から郵送いただき私たちがお預かりし、1枚1枚丁寧に洗浄して、持ち主の方へお返ししています。写真は水とエタノール水溶液を使って洗浄します。年齢を問わず子どもから高齢者の方まで誰でもできる簡単な作業でありながら、写真に刻まれた大切な思い出を守ることができること、また被災地に行かなくてもできる災害支援活動であることが写真洗浄の大きな特徴です。
❏ 写真洗浄の流れ
私たちは思いやりの心を広げるために、また写真はできる限り早く乾かすことで救うことができるということを多くの人に知ってもらうために、運営メンバーだけでなく一般のボランティアを募集し共に活動することを大切にしています。また、各地の学校や社会福祉協議会、コープこうべなどと連携することで、幅広く多様な世代の方々ととも思いを寄せて活動を続けています。これまでにボランティアとして参加していただいた人数は、累計 延べ2,517名(2024年1月21日時点)。これからも皆さんと思いを重ね合わせながら活動をしていきたいと思います。
大切な思い出を守り、被災地から離れた地域からも思いを寄せて、思いやりの心を未来へ紡いでいく支援活動、それが写真洗浄です。
【拠点を設ける理由 その1】
1日でも早く、持ち主の方へ写真をお返しするために。
私たちは2019年から写真洗浄の活動を開始し、これまで全国の写真10,000枚以上を思いやりのあるボランティアの皆さんと共に洗浄してきました。
しかし、2024年1月現在、まだ洗浄できていない写真が8,000枚以上もあります。
このペースだと、今お預かりしている写真だけでもお返しするのに約5年かかる見込みです。また、水害のたびにこれからお預かりする写真があることを想定した場合、さらに時間がかかってしまいます。※現在令和6年能登半島地震の写真を受け入れる予定です
1日でも早く持ち主の方へ写真をお返ししたい。そのために、私たちは神戸に写真洗浄の拠点を設立したいと考えています。
❏写真洗浄に時間がかかっている理由は主に2つあります。
1つは、お預かりしている写真を運営メンバーの自宅など、複数個所にまたがって保管していることです。もちろん、お預かりした大切な写真なので細心の注意を払って保管をしていますが、様々な場所で開催する洗浄活動のたびに、それぞれの場所から写真を持ち運ばなければならないという点が課題となっています。拠点が設立できれば、保管や管理をまとめて行えるため、作業や持ち運びの準備などの際もスムーズに進めることができるようになります。
もう1つは、写真洗浄の細かな作業や、団体運営にかかる事務作業を行う場所がないということです。各地で開催している洗浄活動は数人~数十人で一気に行うため洗浄のスピード自体は上がりますが、一方で汚損が激しい写真への対応など、時間を要するより微細な作業ができません。現在は運営メンバーの自宅などで対応していますが、継続性・信頼性の観点からも課題があると感じており、今後は拠点で一括対応し、より丁寧に作業ができるようにしたいと考えています。
また、まれにある濡れたままお預かりする写真アルバム、もしくは洗浄した後の写真については、乾燥させるために広いスペースが必要になります。乾燥には時間を要するため、拠点でじっくり乾かし、より確実に丁寧に整理をしたいと考えています。
【拠点を設ける理由 その2】
「写真は捨てないで!」そのメッセージを届けるための、情報発信の拠点にしたい。
実際に、秋田市で被災された方からお問い合わせをいただいたときの話です。その方は電話越しに、涙ながらに「大切なものなので捨てられなかった」と仰っていました。乾かしていただき当団体で洗浄してお返しできることをお伝えすると、安堵していただけました。
しかし、写真洗浄の認知度は一般的にはまだまだ低く、たくさんの写真が災害ゴミとして廃棄されている現状です。
そして廃棄されたほとんどの被災された方は捨てたことを後悔しています。
私たちが被災地域へ訪問した際に現地の方々に写真洗浄のお話をしたときの話です。「被災直後きてくれたボランティアの方々に気を遣って、捨てて良いと伝えてしまったことを後悔している。」などの声を聞きました。
水害発生時、被災された方やボランティアとして救援活動に参加される方への発信はもちろん、広く多くの方に写真洗浄を認知していただくためにも、積極的に情報発信をする必要があると感じています。
『写真は捨てないで!』そのメッセージをより多くの方々に届けるために。拠点には情報発信のブースを設ける、デザインなど工夫を凝らしたチラシや画像の作成を行う、地域住民や他団体と連携し交流することで写真洗浄の存在を知ってもらうなど、具体的なアクションに取り組んでいきます。
写真の持ち主からお預かりしたメッセージ
自分の分身が返って来たみたいだよ。本当にありがとうね。(2019年/栃木市)
・・・写真が濡れたときはもうだめかと諦めていたんだ。ありがとう。(2019年/栃木)
写真の持ち主は、キレイになって戻ってきた写真を見て泣きながら喜んでくれます。
この喜びを1日でも早く感じてもらいたい……
そのために皆さんのお力をおかししていただきたいのです。
応援メッセージをいただきました!
ご支援いただいた寄付金の使い道
拠点開設費用として(神戸市須磨区/中央区/灘区などで約30平米、家賃約5~6万)
・契約金・・・約30万円
・1年間の家賃・・・約60万円
合計 90万
資機材代として
・写真を保管するための什器、作業机など・・・8万円
・アルコール、手袋、タオル、カッターなどの消耗品・・・2万円
合計 10万
※1年後の運営、また100万に達成しなかった場合については、マンスリーサポーター(月額寄付で応援いただいている皆様からの支援金)並びに寄附金、代表の個人資産を利用し、返却するまで必ず完遂いたします。
代表者メッセージ
私は1995年の阪神淡路大震災でたくさんのものを失いましたが、またたくさんの方に支えられ今があります。
『写真を洗ってくれることを知ってたら捨てなかったのにね・・・』
この言葉は、西日本豪雨で被災した倉敷市の仮設住宅において、慰問活動していた時に、被災したお母さんがふとつぶやかれた言葉です。
私は今でもこの言葉を聞いた時の光景。静かで、悲しくて、寂しさだけが漂っていた感覚をはっきりと覚えています。そしてこの言葉を聞いた時「もうこれ以上悲しい思いをしてもらいたくない」と写真洗浄をはじめました。
写真洗浄は現地に行けなくても思い出を守ることで、被災された方の心を癒やすことができま
す。
また子どもからお年寄りまで一緒に活動ができるボランティアでもあります。この不安定な社会情勢のなか、今こそ思いやりを広げるために誠実に活動しております。
写真洗浄の拠点を設立し、1人でも、1枚でも多くの方の思い出を守るためには、皆さまのご支援が必要です。私たちは、皆さまからのご寄付を大切に使わせていただき、被災された皆さまの心に寄り添った活動をしていきます。「おたがいさま」の思いを私たちと一緒につなげるために、寄付を通じて仲間になっていただきたいです。
どうか。どうかお力をおかし頂ければ幸いです。
2024月1月17日 おたがいさまプロジェクト代表 大竹 修
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。各地域での支援活動や定期的に開催している写真洗浄会の様子など、おたがいさまプロジェクトのSNSでも報告していますので、ご覧いただけると嬉しいです。また、ご寄付はもちろん、SNSのシェアやコメント等での応援、写真洗浄の情報拡散なども大変力になります。
ぜひ、仲間になっていただけませんか。
どうぞ、よろしくお願いします。
おたがいさまプロジェクト一同
団体ホームページ/SNS
連携している団体・企業・学校・行政
- 神戸市社会福祉協議会、栃木市社会福祉協議会、全国社会福祉協議会
- コープこうべ、コープともしびボランティア振興財団
- 被災地NGO恊働センター
- 課外のあらいぐま(写真洗浄団体)、災害共生支援機構from
- 関西学院大学災害コミュニティつむぎ、追手門学院大学社会福祉
メディア情報
2022/06/11 サンテレビ(TV番組)「被災者の思い出の写真を洗浄神戸でボランティア団体が取り組み」
2023/01/20 サンテレビ(TV番組)「被災者の思い出を守りたい 神戸写真洗浄ボランティア」
2022/06/11 朝日新聞(記事)「思い出を美しく被災者の写真洗浄」
2023/01/11 毎日新聞(記事)「かけがいのない思い出、再び鮮明に 震災で汚れた写真を1枚ずつ洗浄」