心からの笑顔を生み出すピーススマイルとは
私たちは、特に青少年たちが自己肯定感や自信などの生きる力と、幸福感に欠かせない人間性を育むことで、青少年のうつやひきこもり、自殺をなくしていく「予防」活動をしています。そして、誰もが人間らしく笑顔で生きる平和社会の実現を目指しています。
具体的には、小中高校などで自己肯定感を高める出前授業や、自分を認めてくれる場となる青少年対象の主催イベントなどを通して、「自分の価値」を認め、自己肯定感を高めるワークショップ型プログラムを提供しています。
また、子どもたちに影響大の大人対象に、親子の自己肯定感を高める子育て講座、家庭での虐待防止などのための職場でのメンタルケア講座など、様々行っています。
更に、昨年からは不特定多数の方へリーチできるように、自己肯定感を高め、自殺を予防するメッセージ動画作成も始めました。 あなたへ#1
全体の再生リストはこちらです。
青少年の自殺をなくすために
厚生労働省によれば、毎年3万人以上出していた自殺者数が2019年は2万169人と統計開始以来最少となるも、若年層の自殺数は横ばい、死因の一位が自殺という現状があります(2019年、2020年は増加)。
毎日青少年の誰かが亡くなっている自殺防止活動は急務です。
なお、2019年に当団体が行った公立中高を例に挙げると、「自分に自信ある」という肯定的回答は、高校生362名で25.9%、中学生233名で38.6%(自分が好きという回答はもっと下がる)。
「自分はここにいていい、大切な存在と感じている」での肯定的回答は、高校生367名中104名の28.3%、中学生229名で11.8%(普通と回答は95名、否定的回答は107名)でした。
自殺は複合的な原因によるケースが多いと言われていますが、 実際は多くの方が自殺で亡くなる前にうつ病(もしくはアルコールなどの依存症)にかかっています。いずれも心が苦しいからです。したがって、自殺問題を「根本的に」解決するためには、うつにかからないためのメンタルヘルスが非常に重要で、“人間の価値”“自分の価値” つまり“自分とお互いを認め”られる価値観を育むという解決法を訴えてきました。自分の価値を認め、人生の問題やストレスを乗り越える生きる力を育むことが予防になると考えているからです。
現在、国や自殺防止団体が力を入れているのは、心の変調に気づいて声をかけるゲートキーパーの養成や、ストレスチェック。これも重要ですが、既に心に問題が起きている段階でのアプローチ法です。うつになってから回復するのには時間がかかり、また再発リスクもあります。
だからこそ、私たちは、青信号のうちに黄・赤信号になる前に、心に命のワクチンを打つという新しいアプローチに取り組んでいます。
若者の自殺予防に、自己肯定感を高める機会を提供します。
私たちのワークショップを受けた子たちは、みんな心からの笑顔を持ち帰っていきます。
「普段ほめられることがほとんどないから、ほめられて嬉しかった。」
「自分では気づかなかった良い点をほめられて、自分が少し好きになれた。」
「自分を肯定的に認められるようになった。」
「もっと人に感謝の声や励ます声掛けをしていきたい。」
毎回このような感想を残してくれます。誰もが心から「自分は本当に大切な存在だ」と認める感動体験を、これからももっと多くの人たちに届けたいと思っています。
ご支援の使い道
危急だからこそ多様なアプローチが求められる今、活動の量も幅も広げ、より多くの青少年に生きる力を届けるには、皆様のご寄付が力になります。オンライン・オフラインも含めた新しい居場所作りや、コンテンツ開発費用、運営の事務局費用などに、ありがたく使用させていただきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。より多くの方が入ってくださることで一人でも自殺者を減らすことを切実に願っております。皆様からの温かいご支援をお待ちしています。
NPO法人日本ピーススマイル協会
代表理事 越智 創