活動・団体の紹介
私たちぷらっとほーむは、生きにくさを抱えた方たちやそのご家族とともに、一歩ずつ社会へとつながるネットワークをつくっている団体です。
主な活動は、個別相談、学習会、居場所の運営、です。
「修学旅行」の企画が持ち上がったわけ
ぷらっとほーむで月1回行っている企画「ぷらこもりカフェ」の中で、「修学旅行に行きたい」という声があがりました。
ぷらっとほーむでは、刈谷市、安城市の2か所の居場所を運営しているのですが、その中で「ぷらこもりカフェ」は、毎回テーマを決めて、カフェのようにほっとできる場所としてひらいています。最近は参加する若者たちが自分たちのやりたいことを出して、それを実現する企画にもなっています。
4月に、「今年やりたいことってなにかな」とみんなで話し合っていた時、学校でやり損ねたことをやってみたい、青春したい、と言った若者がいました。それいいね、たとえば?「遠足とか」「修学旅行」「文化祭」。いかにも青春です。大人になってから仲間と修学旅行というのもいいね、と話が進み、よし、実現しよう!と企画がスタートしました。
ぷらっとほーむの修学旅行
さあ、修学旅行って言うと?と、話が弾みます。「ディズニー」「広島」「USJ」「やっぱりみんなで枕投げ?」意外とみんな昭和なイメージを持っているようです。ぷらっとほーむには、修学旅行に行ったことがある人もいますが、行ったことのない人もいます。不登校だったり、そのときになにかトラブルがあったり、事情はさまざま。行ったという人でも、その思いもさまざまです。
なにを大事にしたい?という問いかけに、みんなから出てきたのは、「青春感」「いつもの日常と違うこと」「一人じゃできないことを、大人の力を借りてやる」でした。そこに加えてスタッフとしては、安全であることや安心できることも大事にしたいと話して、途中参加OK,直前キャンセルあり、日帰り可能な場所、みんなで声をかけあう、ということも話しました。
修学旅行は11月4日~5日。行き先は、愛知県野外教育センター、いわゆる「自然教室」などに使う社会教育施設です。そこで、野外炊飯、星の観察、ハイキング、などを楽しみます。
若者たちの思い
企画に参加している若者たちに、修学旅行への思いを文章にしてもらいました。
修学旅行に行く。私の中学校の修学旅行を思い出します。私はその時学校に行っておらず、先生と親の勧めで修学旅行へ行きました。
前に私の事を知っていたクラスメイトに組に入れてもらいました。とても同い年の周りに気を使って貰って、お客さんのように扱ってもらったのを覚えています。それは、自分のことだけ考えたものの言い方をすると、とても息苦しかったです。
今回、ぷらっとほーむのぷらこもりカフェで先に話したことがあったり、先に料理を一緒にやった人たちと修学旅行へもう一度行けると聞いて、とても楽しみにしています。以前では無かった、同じ目線で物事を見れる人たちと旅行に行くのは、初めての体験です。(Yさん)
僕は、気持ちのコントロールが苦手です。イライラしてる時はすぐ近くの人間に怒鳴ってしまうし、酷く何もできない時もあります。問題もおこしました。小学校の時病院に行く事を保健室の先生に言われて、大学生になった今でも気持ちをコントロールする薬を飲んで生活しています。
学校の行事はほとんど休みました。今も行事は好きではありません。
今回、高校生の時お世話になったぷらっとほーむの先生に、泊まりの予定で組んでいるけと、苦しくて帰りたくなったら帰れる修学旅行をすると教えて貰いました。僕の気持ちを汲んでくれたのかな。と感じました。苦しいけど、行きたいなと思いました。
周りからは、苦しいなら行かなきゃいいじゃんと言われました。でも何か、僕の中で いいな とずっと思っている僕が居て、学校の友達と修学旅行、そんな漫画みたいなものが羨ましいと思う僕が居て、行きたいと感じました。帰っても良いと言ってもらえてるから、何とかなるかもと思って。(Sさん)
30代元不登校経験者です
学生時代人間関係を円滑に進める事の難しかった自分にとって、全く無かったという訳ではないはずでも仲間と共に楽しむ時間や青春という物には未だに強い憧れを抱きます。
もしかしたら多くの人は学生時代、同じ同級生と共にそういった経験をする物なのかもしれません。
修学旅行はそんな時間の一つの象徴のように感じます。
みんなと同じ流れの中にしかない経験は確かにあると思います。ただそれはみんなと同じ形、同年代、学生時代、そこにしか望んではいけないというものではない、そんな風にも思います。
人それぞれの人生のタイミングでそんな時間があっても良いじゃないか、経験した事がないのならなおさらやってみたらいいじゃない。それってすごくワクワクする。
そんな機会の一つが僕にとってのこの修学旅行です。(Kさん)
寄付金の使い道について
若者の参加費はひとりあたり5000円です。
いただいたご寄付は、収入のない若者への参加費補助のほか、車を出してくれるボランティアさんへのガソリン代、一緒に参加して活動を支えてくれるボランティアさんの宿泊代にあてます。
また、今回、ご寄付をいただいたみなさまへの返礼品として、若者のデザインでぷらっとほーむグッズの作成に挑戦しました。その製作費にも充てたいと思っています。
金額1,000円 |
金額3,000円 | 在庫22 |
金額3,000円 | 在庫34 |
金額5,000円 | 在庫22 |
金額10,000円 |
金額1,000円 |
金額3,000円 | 在庫22 |
金額3,000円 | 在庫34 |
金額5,000円 | 在庫22 |
金額10,000円 |