しずおか・子ども家庭プラットフォームとは
静岡県の児童相談所OBを中核に、医療・福祉・教育等の専門家を理事として2011年11月設立した、支援を必要とする「子どもと家庭」及び「その支援者」を支えることを目的としたNPO法人です。
1.子育てに困難をきたしているケースへの支援・相談
2.子どもの支援機関への支援・研修、コンサルテーション
3.支援機関同士の連携促進・症例検討会、連携支援
プラットフォーム(platform)とは
「プラットフォーム」とは、駅のプラットフォームでもわかるように、乗り物の発着場や足場を意味しています。また、演壇など意見交換の場という意味もあります。(研究社 新英和辞典)
こうした意味からプラットフォームには、どっしりとして上に乗ってもビクともしない、確固たるというイメージが湧いてきます。さらには、頼りがいのある、信頼できる、ということも想起されます。
この法人は、子どもと家庭、支援機関、また個々の支援者を下から支えるプラットフォームを目指しています。
具体的にはこのような活動をしています
[1] 浜松市児童家庭支援センター事業
児童家庭支援センター設置運営要綱とともに社会保障審議会児童専門部会「社会的養護の課題と将来像」(平成23年7月)にある、児童家庭支援センターの役割に沿った活動を展開します。
1⃣ 相談・支援事業
電話・来所・メール等による「市民からの相談」の他に、社会福祉課及び健康づくり課へのサポートで助言を行っています。
2⃣ 市町村からの求めに応ずる事業
市内福祉事務所への支援にて困難事例への助言を行い、SSWの事例検討会、児童養護施設でのケース連絡会や事例検討会へ参加をしています。
3⃣ 里親・ファミリーホームへの支援
里親会や児童相談所主催の行事(里親会理事会、里親サロン)、あるいは里親有志の「サロン」にも参加しています。
4⃣ 要保護児童対策地域協議会等
要保護児童対策地域協議会の全ての会議(代表者会議、全7区の実務者会議、要請のあった個別ケース検討会議)に参加しています。
5⃣ 児童養護施設等職員研修事業
浜松市からの受託事業です。近年は新型コロナ緊急事態宣言下という条件のため、Web セミナーとして開催しています。基礎研修、資質向上研修を行い、2021年度は延20名が参加されました。
[2] 子ども家庭支援プロジェクト
1⃣ 子どもフードサポート事業「ぐう♪」
新型コロナ緊急事態宣言下の2020年5月に始動した子ども家庭支援プロジェクト。浜松市内の子ども(未成年者)の支援に取り組む有志が中心となり、食料の提供を通して生活に困難を抱える子どもとその家庭につながることを目的として始動しました。コロナ禍を越えて、物価高騰や不安定な就労など、この事業は必要とされています。中間支援団体からの寄付品や政府の助成金と、皆様からの寄付金や現物寄付等により活動を継続しています。
2⃣ 支援対象児童等見守り強化事業
様々な困りごとを抱えている子育て中のご家庭を月1回程度訪問などし、ご様子を伺い、必要に応じて食料品のサポートや学習・生活指導サポートを行う事業です。
[3] 発達障害者支援センター事業
浜松市発達相談支援センター「ルピロ」
ルピロは、発達障がいがある、またはその疑いがあるご本人、ご家族および関係機関からのご相談を通して、発達障がいがある方のライフステージに合わせた効果的な支援のネットワークを作り上げていく活動をしています。
様々な職種の職員が在籍し、乳幼児期から成人期にいたるまでの専門的かつ総合的な支援を行います。
[4] 人材育成・情報発信・啓発事業
コロナ禍を経て浜松子ども臨床事例検討会、子ども家庭ソーシャルワーク研究会は、Web開催と会場開催との各回適した方法での開催となっています。
1⃣ 浜松子ども臨床事例検討会
じっくりとした事例検討会の場を提供をしています。
2⃣ 浜松子ども家庭ソーシャルワーク研究会
心理職の研鑽の機会として、継続しています。
[5] 他団体との連携及び研究活動
社会福祉法人、NPO法人等や他の民間団体と協働について意見交換を行いながら、地域の活動の展開を進めています。
ご支援の使い道
寄付としていただいたご支援は、『子どもフードサポート事業「ぐう♪」』他、上記当法人の活動・運営費に充てられます。
子どもと家庭に継続して手厚い支援を届けられるよう努力して参りますが、そのためにも皆さまからの応援が必要です。
どうぞ変わりないご支援をお願いいたします。