保護猫や保護犬の里親募集サービスを提供している【ぽちとたま】では、昨年2023年11月30日に大阪市天王寺区にて保護猫カフェをオープン致しました。
保護猫カフェ ねことカフェ では定期的に譲渡会も開催しております。
譲渡会に参加してみたいけど行きづらい方でも猫カフェならカフェの雰囲気の中、ゆったり猫ちゃんと過ごしていただけます。
大きな会場での譲渡会では緊張してしまう猫ちゃんも毎日過ごしている猫カフェでならとびっきり可愛い姿を見せてくれますよ。
今後の活動を続けていく為、更には活動の幅を広げていくために、ぜひ私たちを支え、そして同志、サポーターとして応援いただけると非常に嬉しく思います!
これから私たちが取り組んでいくべきと考えている課題、そしてアプローチについてお話させて頂ければと思います。
・現実を理解した上で更なる活動の広がりを|確実な検疫期間を設ける事と課題
シェルターを持たない弊社において、初店舗となる保護猫カフェ『ねことカフェ』にいる保護猫たちは基本的に保護活動などをされている方々、団体様から猫を譲り受け(預かる場合もあります)、譲渡活動を行っております。
今後中心となるのは成猫たち。元気にのびのびと過ごしています。
多くの譲渡会に足を運んだり、運営している『ぽちとたま』の譲渡会掲載情報など、子猫がたくさん参加するものが例年より目につき、「子猫が多いと成猫まで譲渡会の参加の機会が少ないのでは?」と思ったり、「成猫が譲渡会に参加しても緊張してしまうことで、魅力を知ってもらえない。」などの課題を解決するため、保護猫カフェをオープンするため奔走した経緯があります。
一方で、工事の日程調整などでいつお店に保護猫をお迎えするのか難しかった点はありますが、今回オープンするにあたって1つの問題に直面することになりました。
お店に保護猫を迎えるにあたり1つ条件を設けています。
・他の猫との最終接触から2ヶ月後のエイズ/白血病の検査が陰性
シェルターを持っていない弊社では、エイズキャリアなどが陽性だった場合に、過ごしてもらう場所がなく、これから譲渡活動を行っていく上でキャリア持ちの猫とノンキャリアの猫を同じ場所で過ごしてもらう事ができないのが現状です。
また、保護頭数の多いところから全国問わず受け入れをしていく方針の為、2ヶ月間の検疫期間でもかかる費用はどんどん負担が大きくなっていきます。
いくら猫エイズは簡単に他の猫に感染しづらい、と言われていたとしても、現実問題として陰性だった子が譲渡の前に改めて検査をすると陽性と判定され、譲渡が破断になったケースを多く見てきました。
だからこそ、最終接触から2ヶ月という検疫期間を設けています。そこで直面した現実は陰性の子をお店に迎える際に、最後の検査時にエイズが陽性と判定された猫が複数いたことです。
その複数とは猫の事だけではなく、団体様、活動者様それぞれ別の場所でも起こった事です(簡易キットではなく、確定検査まで実施したケースもあります)。
エイズが陽性と知った上で部屋も分けず、同じフロアで陰性の猫と陽性の猫を過ごしてもらうわけにはいかず、陰性となった保護猫たちを現在はお店で迎えている状況です。
今後は、エイズキャリアの保護猫たちも含めた居場所を作る事を考えながら、まずはオープンしたお店を継続可能なものにする為に安定した資金が欠かせないことから今回このようなコングラント様で継続寄付のサービスを活用させて頂くことになりました。
代表者メッセージ
初めまして!
多くのプロジェクトがある中、見ていただきありがとうございます!
大阪を拠点に、保護猫や保護犬の里親さん探しサービス『ぽちとたま』や保護猫カフェである『ねことカフェ大阪天王寺店』を運営している、一般社団法人 和、代表の梅本です!
我が家では、現在4匹の元保護猫が元気に暮らしており、個人でも保護した子猫を譲渡してきたり保護活動を行ってきました。
元々、僕が保護活動という存在を知らなかったのが10年近く前。
神社の巫女さんが境内で保護した1匹の子猫の里親として迎えた時に、保護猫や保護犬の置かれている環境を知り、「この問題は社会課題。必ず人が解決しないといけないこと。」と感じ、そこから僕の保護活動生活が始まりました。
上記の黒猫が初めて出会った保護猫で、今では我が家でこのように順風満帆に暮らしています。。
下記の子猫たちは、過去に保護⇒譲渡してきた子たちです。
写真の子猫たちは、自宅近くで朝から夜まで鳴きっぱなしだった為、母猫がいないかもしれないと判断し、声のトーンからも間違いなく生後1ヶ月も経ってない事から危ないと思って保護した子たちです。
その後は無事健康管理を行い、譲渡へと繋いだりしてこういった現場での活動はあくまでも個人で行ってきました。
寄付金の使い道について
ありがたく受け取った寄付金につきましては、下記に活用させていただきたいと思っております。
・ねことカフェの安定した運営費や医療費等
・キャリア猫の居場所を作る
・多頭飼育崩壊の対処と事前察知の仕組み作り
・地域のTNRの推進と啓発活動
まずは、第一にねことカフェを安定的に運営させていき、シェルターや保護活動者様のお家がいっぱいになっている所の成猫たちをお店で紹介し、良さを知ってもらいながら譲渡を促進していくことが先決です。
その次には、お店周辺でのTNR活動を始め、少しずつその活動範囲を広げていく。そして、『ねことカフェ』には入れることができなかった、エイズキャリア持ちの保護猫たちの居場所作りのために活用していきたく思っています。
大阪を拠点にしてはいますが、課題は大きくまとめれば一つになるものの、地域によっても問題対策にグラデーションが出てくる課題でもあります。
まずは拠点となる大阪、そしてそこから広げていくためのサポーター制度です。私たちだけじゃなく、「ちょっとこの問題は解決しないといけないな。」と思っている方々のご協力あっての活動となります。
ぜひお力を少し私たちに貸してください!