不登校・苦登校の子どもたち
「不登校・苦登校」の小・中学生の子どもたちに対して、学校はスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー等と連携してサポートをおこなっています。しかしながら、そういったサポートは義務教育期間である中学生まで。不登校だった子どもやそのご家族は、自分たちでその後の将来を歩んでいかなければならないのが今の支援制度です。
不登校の子どもたちの多くは通信制高校を選択しますが、その内の約4割の子どもたちは中退しています。その後、うつ病などの精神疾患をわずらって長期のひきこもり状態となってしまう方も少なくはありません。ここ大隅地域では約4000人以上の方がひきこもり状態となっています(当機構調べ)
児童養護施設を退所した若者たち
児童養護施設は基本的に18歳になった高校卒業後には退所しなくてはなりません(2022年6月の法改正により2025年からは年齢制限撤廃)。退所後は公的な支援が何も無く、頼れる家も無いため、この子たちも同じように自己責任で生きていくしかないのです。進学しても家賃や生活費は自分で稼がないといけません。高卒で就職しても低賃金や非正規雇用の場合が多く、いつも生活はギリギリで貯蓄なんかできません。
万が一病気や何かが起こり収入が途絶えると、たちまち家賃や生活費に行き詰まり「大学中退」や「借金生活」を余儀なくされてしまいます。また、あわてて就職・転職活動をしても正規雇用には就くことが難しく、なかなか自分だけの力では「負の連鎖」から抜け出せません。
放課後の居場所がない子どもたち
「放課後に家で1人遅くまで過ごしている、、」「塾や習い事に行きたくても行けない、、」
「友だちと一緒だけど毎日暇をつぶしてる、、」「子育てに悩む親御さんとつながりたい、、」
近年、ご家庭の抱える困難が複雑化・深刻化し、地域とのつながりも希薄になる中で、子どもたちが放課後に安心して過ごせる居場所がなく、孤立してしまう子どもたちが増加しています。
また、その親御さんも、社会的なつながりはあっても、必要な援助が受けられずに精神的孤立状態にあったりします。
「すき間」や「切れ目」のない仕組みづくり
私たちは、不登校・苦登校の子どもたちに「新しい学びの場」を提供し、一人ひとりの個性を大切に、義務教育という期間にとらわれず、中学の間に出来なかったことは高校になってから、それでも出来なかったことは時間をかけてでも、その子に合った方法で「自立する力」を身につけるお手伝いをしています。〔フリースクール〕
児童養護施設を退所した若者たちが、生活面に不安を抱えることなく大学や専門学校で勉強できる、また、就職した者も万が一仕事を辞めても焦らず転職活動ができ、万が一住む場所を失っても安心して寝泊りできるという支援の仕組みを整えています。〔就労訓練事業所・シェアハウス〕
放課後の居場所がない子どもたちが、信頼できる大人や友だちと関わりながら安心して過ごすことができる「家や学校以外のもう一つの居場所」を提供しています。そして、親御さんも孤立させることないよう、様々な方の協力を得ながら「みんなで子育て」をめざしています。〔コミュニティホーム・子ども第三の居場所事業〕
皆さまのご支援が充実した仕組みづくりにつながります!
今の私たちの仕組みだけでは、まだまだ十分とは言えません。
ここ鹿児島県大隅地域は広大な地域にもかかわらず(東京都や大阪府くらいの広さ)、公共交通機関が1日数本のバスのみで、地域によってはそのバスさえ走っていません。この地域では公的機関の窓口支援が基本のため、例えば、不登校やひきこもりの支援が受けたくても、本人や家族が自分たちで行けなければ十分な支援を受けることができないのです。
そこで私たちは、訪問と送迎の仕組みをつくり、そのような方たちが地域で孤立してしまわないためにサービスや支援を届けることを取り組んでいます。
元気の源、温かい昼食などは無料提供し、様々な体験活動にも無料で参加いただいています。
外出困難な方や就職になかなか着けない方のためには、居場所利用から徐々に社会参加に慣れていただき、働く前の事前セミナーや企業での就労体験にも参加いただいてます。<PS式>中間的就労といって就職に近い形でジョブトレーナー同行の就労訓練もあります。
また、訪問活動では、子育てに悩む親御さんの心の支えになるような取り組み(こども宅食サービス)もおこなっていますし、公的制度が使えずに身の回りのことに困っている一人暮らしの方のお手伝いにも伺うこともあります。
是非、皆さまの思いを「基金」というかたちで、このような孤立を防ぐ活動に活用させてください。
そこで、継続した活動を進めていくためにも、皆さまには「マンスリーサポーター(継続寄付)」になっていただくことをお願いしています。
寄付プランの「ホップ(500円/月)」「ステップ(800円/月)」「ジャンプ(1200円/月)」は通常サポーターとして、
「ラン(2000円/月)」からは賛助会員のご登録をさせていただきます。
*領収書は賛助会員費または企業·事業所の場合は宣伝広告費として発行させていただきます。なお、発行は「ジャンプ」からとさせていただきます。
なお、その都度のご寄付も受け付けております。クレジット決済をされてない方はお手数にはなりますがHP記載の口座へお振込みいただくか(宮崎銀行の基金専用口座)、お電話いただければ受け取りに参らさせていただきます。
皆さまのお気持ち一つ一つを、私たちが必ず希望ある未来につなげます!
一般社団法人パーソナルサービス支援機構 みんなの家 ふらっと スタッフ一同
🏡「みんなの家 ふらっと」の利用登録をしていただく皆さま
私たちは、皆さまにどのような家庭事情があったとしても、平等にご利用いただけるよう「利用料金」というものは徴収せず、公平にサービス・支援を提供しております。
その運営は「非営利徹底型」の一般社団法人でおこなっているため、賛助会員さまを多く増やすことが、 子どもたちに様々なサービス・支援を提供し続けることにつながります。
そして、利用いただく皆さまにも、「利用料金」というご負担をかけるのではなく、私たちの活動を応援いただきたいという思いを込めて「賛助会員」(ラン2000円/月以上)のご登録をしていただくことにしております。(登録確認後、正式に利用開始 *詳細はHP「おしらせ」)
最後にお願いです。
ご利用いただいている間、子育てで一番お金のかかる今の間のご負担はできる限り小さくしていく努力をしていきますので、 お子さまのご利用後も継続してマンスリーサポーター(賛助会員)になっていただき、私たちの活動を応援くださることをお願いいたします。
一般社団法人パーソナルサービス支援機構 みんなの家 ふらっと 代表理事 大倉 一真