子どもや家族、支援にかかわる人たちが、必要な情報にたどり着けるように。
Webサイト「子ども情報ステーション」は、2015年の開設以来、子どもたちへのメッセージや精神疾患に関する情報、ダウンロードして使える実践的なツールなどを、イラストとともにやわらかく届けてきました。直近1年間(2023.10~2024.9)では、およそ48万人の方にご利用いただいています。
このたび、より見やすく使いやすくなるよう、1年かけてサイトを全面リニューアルしました。
1000ページを超える情報量の多いサイトです。
リニューアル作業は、当初の予定よりも大幅に時間を要しました。作業を進めるなかで、この先も膨大なコンテンツを管理し、改良・拡充しながらサイト運営を続けていくには、想定以上の時間と労力が必要だと実感しています。
リニューアルは、あくまでひとつの通過点です。
これからも安定して情報発信の場を守り続けていくためには、みなさまの継続的なサポートが必要です。
今回のキャンペーンでは、月1,000円から活動を支えてくださる継続寄付者(マンスリーサポーター)30名を目標に募集しています。
「このサイトが、必要な人に、必要なときに届きつづけるように」。あなたの力を貸していただけると幸いです。
2025-07-02 22:16
栄セツコさんからの応援メッセージです

桃山学院大学・カンガルーの会(精神障害のある親の子育て支援を考える会)の栄セツコさんから応援メッセージをいただきました。ありがとうございます。
昨年発表して、大切にひろげていきたいと思っているアイテムをピックアップいただきました。「わたしの言葉」というのも心に残りました。
なんといっても、「わたし」の言葉で、自分を大切にするために知りたいこと、役に立つことが、ちあきさんのイラストで描かれていることが推しです。
私は、精神保健福祉士として、小・中学校や高校に出向き、メンタルヘルスを切り口とした福祉教育を実践しています。
その際、小学生には小学生用の、中高生には中高生用の、先生には先生用のサイトを紹介しています。日々の暮らしのなかで使っている生活用語で紹介される情報は、こどもたちにとってもイメージしやすく、自分を理解すること、自分を表現することが容易になる感があります。
「何か困れば相談してね」と声をかけられても、相談したいことが言葉にならない、気づかないという子どもたちも少なくありません。自分を説明できる言葉をもつことは、新たな一歩が踏み出すきっかけになることを、サイトを利用した子どもたちから教えられることが多くあります。
ピックアップページ
》 『権利から始まるリソースマップ』

2023年にこども基本法ができ、子どもたちの権利があちらこちらで聞かれるようになってきました。
先日、精神疾患をかかえる親をもつ子どもたちと「ストレングス」をテーマに勉強会を開催しました。その時、「権利から始まるリソースマップ」こども編のカードを共有しました。
育つ権利、学ぶ権利、発達権利、生きる権利などなどを知り、「わたしにこんな権利があることを初めて知った」「権利について、誰も教えてくれなかった」「学校の先生こそ学んでほしい」という声があがりました。
「わたし」のことなのに、日々の暮らしの権利は意識しないと気づかないことを教えていただきました。今度、学校の先生との勉強会でも、このマップを紹介し、子どもの権利と共に、先生の権利についても改める機会にしたいと思っています。