特定非営利活動法人Reach Alternatives

【冬募金のお願い】illuminate tomorrow ともに生きる明日を照らそう。

<12月~1月は寄付月間> 年末のクリスマスソングが聞こえる季節。街角で寄付を呼び掛ける声をよく聞く季節になりました。REALsでも年末から年始にかけて、今年最後の寄付の呼びかけを行っています。 この1年間、多くの方に支えていただきREALsの掲げる「争い予防」のために皆さまの支援を使わせていただきました。 アフガニスタンから退避することができた人の喜びの声。 シリアでジェンダー教育を受けて立ち上がった少女。 南スーダンでの民族を超えた清掃活動で心が通い合い安心できる暮らしへ歩みだした人たち。 その一つ一つに皆さんの支援が使われて実った明るい未来です。 来年の明るい一歩を踏み出すために、illuminate tomorrowキャンペーンへご寄付ください。 寄付は初めてという方もここから始めてみませんか?

「争いや対立が身の回りであっても、間に立って仲裁するなんて以前は考えもしませんでした。
でもREALsのプロジェクトに参加してから、落ち着いた態度で人に接して、なにか問題があったときも相手に寄り添いながら解決策を提案することを身に着けました。
今の私は、周りの人たちが悩んでいれば相談にのって、対立があれば解決に向けて行動することができます。」

―パスカ(南スーダン、ウェイ・ステーション国内避難民キャンプ、女性)

2011年の独立後も紛争が続く南スーダン。
REALsは国内避難民キャンプで、争い予防を担える人を育成しています。

言い争う集団、不審者、叫び声…そうした争いの予兆に気付いて、火種が大きくなる前に対応できる人を現地で育てる。

そうした人々が、地域の警察や行政とも連携し、争い予防のしくみをつくる。

そうすることで、人の尊厳や命、未来の希望をも奪う争いを、未然に防げる社会を目指しています。

紛争やテロなどの争いを防ぐことで、 ひとりひとりが人生で選べる道を増やしていく

すべての人に、自分の生活や人生を、自分で選ぶ権利があります。
しかし紛争地では、その権利を行使することは限りなく困難で、ほとんど不可能な場合もあります。

REALsは、紛争地にあってもひとりひとりがより多くの選択肢から生活や人生を進めていけるように、争い予防の活動をしています。


活動の専門領域は5つ。それぞれのフィールドで新たな選択肢を自分と社会に築くため、踏み出した現地の人たちがいます。

争い予防

相談相手もいないまま貧困や差別に追い詰められた人がテロ組織や過激思想に惹かれることを防ぐために、心のケアの担い手になったケニアの若者。REALsの研修を修了したあと活動を発展させていくために、テロ組織からの帰還者や勧誘にあった人を支援する現地団体を立ち上げました。

共存

避難民キャンプとその周辺地域の住民が対立している地区で、争いではなく共存を目指し、共通の課題である衛生問題の解決を起点にREALsの共同清掃のしくみづくりに参加する住民たち。今まで対立していた相手と挨拶をかわし、ともに作業に取り組むなかで、互いに合意できることを増やし、互いに協力することで地域全体の問題解決を実践しています。

心のケア・ジェンダー

紛争や避難、失業を夫婦で経験するなか、激しい家庭内暴力を受けて自殺願望を抱えていたシリアの女性。REALsの心のケアを通じて、自らに起こったことを落ち着いて捉えなおせるようになりました。その後REALsのセッションでジェンダーに根差した暴力について知り、今は児童婚が生むリスクを周りの少女や家族たちに伝え、自らや家族を守る行動を取ることができる方法を広める役割を担っています。

緊急支援

難民としての公的な申請手続きを行う術がなく、トルコから強制送還される寸前だったシリア難民の3兄弟。REALsの法律相談を利用してトルコの人道的滞在許可を取得することができ、今は家族で新たな生活再建に奮闘しています。

脅迫を受けて、アフガニスタンでは命の危険に怯えながら隠れ家での生活を余儀なくされていた家族。REALsの退避支援により国外脱出が叶い、安全な国に受け入れが決まり、子どもたちもまた学校に通い学ぶことができるようになりました

2023年、ともに生きる明日へ。
争いを予防できる世界へ。

 

皆さまから集まったご寄付は、上記のような成果を実現するための人材育成や地域での連携のしくみづくり、社会でのネットワーク構築などの活動のために大切に使わせていただきます。


皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

駐在員メッセージ

シリアの人たちと、ともに克服していく

私が駐在するトルコでは、シリア紛争の影響で、2022年時点で365万人以上のシリアの人たちが避難生活を送っています。REALsが活動するメルスィン県では、実に9人中1人がシリア難民という状況です。

それだけ同じ出身の人がいて、紛争のぼっ発から11年が経っていることを考えると、「シリア難民の生活は安定してきているのでは?」とイメージされるかもしれません。しかし、現地で感じることは、避難生活が長期化するなか支援の手が届かず、失った生活基盤をいまだに再建することができず、困窮した生活を送っているシリア難民が多くいることです。

それでも、難民となったシリアの人たちは、家族や自分を守るため、この厳しい状況を自らで克服するため、必死の思いでREALsの相談所を訪れます。REALsはその思いに少しでも応えられるように、皆が持てる力を発揮して支援にあたっています。その支援の輪に、どうか多くの方に加わって頂けると幸いです。

ご寄付でできること

皆さまからのご寄付で、たとえばこんなことができます。

500円:食料危機下のアフガニスタンで、7人家族に現地の主食であるレンズ豆を届ける

3,000円:トルコでジェンダーに根差した暴力の危険にある人たちに、予防についての知識や緊急連絡先を広めるパンフレットを40部印刷する

5,000円:紛争が続くシリアで、心の傷やトラウマを負った3人に心理カウンセリングを提供する

10,000円:ケニアで性暴力や家庭内暴力などにあった4人がグループセラピーに参加

50,000円:トルコで公的支援を得られずにいるシリア難民への法律相談セミナーを15回開催し、120人の申請を助ける

100,000円:南スーダンの避難民キャンプで2日間の研修を行い、25人に争い予防の能力強化を行う

寄付金控除について

認定NPO法人であるREALsへのご寄付は、寄付金控除の対象となりご寄付の最大約5割が還付されます。REALsが発行する寄付金受領証明書(領収書)を確定申告の際にご提出ください。

領収書上の受領年月日はREALsへの入金日となります。クレジットカードでのご寄付のお申込みはREALsへの入金までに約1カ月かかるため、2022年12月のご寄付は2023年分の寄付金控除の対象となります。あらかじめご了承ください。

認定NPO法人REALs (Reach Alternatives)とは

REALsは「紛争・テロ・社会的な暴力」を防ぎ、乗り越え、共存できる社会の実現に向けて争い予防に取り組む認定NPO法人です。現在はアフガニスタンのほか、ケニア、ソマリア、南スーダン、トルコ、シリアで争いの当事者とともに問題の予防・改善・解決に向けて活動を行っています。

アフガニスタンでは過去に地雷撤去、除隊兵士の社会復帰、女性の自立支援活動なども行いました。また、理事長瀬谷ルミ子はかつて外交官として軍閥の武装解除にも携わりました。

継続的に争い予防に参加しませんか?

毎月定額をご支援いただくマンスリーサポーターとして、争い予防の活動に加わりませんか?
継続的なご支援は、中東・アフリカ地域におけるREALsの活動を支え、
現地の人々の未来を作るとても大きな力となります。

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