阿相りんご園とは
那須烏山市興野に位置する観光農園で50有余年、ご主人が苦労して育んできました。
リンゴ狩りのシーズンともなると、地域はもとより遠くは埼玉・東京などからも多くのファンが訪れていました。
年を追うごとにリンゴ農園をはじめ多くの観光農園も閉鎖するなか、燃料費などの経費が高騰しても値段を上げることなく
頑張ってきましたが、多くのファンに惜しまれながらも後継者もなく体もきつくなってきたということで断腸の思いで2018年シーズン終了とともに、閉園を余儀なくされました。
我々はこのりんご園を大切に継承し、今年再開にこぎつけましたが、リンゴの木は50年以上の老木が大多数。
リンゴの木の寿命は50~60年ほどといわれています。
せっかく再開にこぎつけたりんご園の、地域経済の火を絶やさないために、
あらたに苗木を育てていく必要があります。
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なぜ再生・復活が必要なのか
市内ではリンゴ農園の数も減少し、阿相りんご園が閉園してしまったことでわずか2軒のみとなっていました。
リンゴ園に限らず、観光農園といわれる農業は収穫シーズンも限られ、天候に左右されることもあり、経営面でも厳しいのが現状です。
しかしながら、地域の観光資源として地域経済には欠かせない存在であることも事実です。
また、近年若者や外国人留学生が農業研修や就農機会の選択肢として後世に継承していくためにも、残していくべきものと考えております。
りんご育成のノウハウがあれば、ある程度の果実にも応用が利き、若い人や外国人留学生も
将来、自ら農園の展開をするうえでノウハウの伝授ができます。
私どもの取り組みを通じて、後継者育成や新規就農機会のきっかけ作りができればと考えています。
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ミライのタネを撒こう
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。NPO法人RE-JAPANの代表、渋谷勝淑です。
東京一極集中といわれ長きになりますが、地方の過疎化や地方経済の閉塞感は年々深刻になっています。地方には魅力がない、働くところがないということで若い人たちが東京や東京近郊に移住するのは必然なことでした。
しかし、昨今、東京で働く人たちも経済的・生活的価値観も多様化し、東京で働くだけがすべてではないということに気付き始めました。地方で創業する・起業するといった若者も増えてきているのも事実です。
私たちは地方こそ経済活性化の「種」があると考えています。地方では若者が少なくなり、事業の後継者も減り、泣く泣く家業の廃業しているという事実を若者たちの起業のきっかけとして結び付けられるのではないかと考えています。
地方創生に取り組み地方に残された観光資源や、産業を見直し再生していく。
活動開始から3年、空き家の再生、廃校や遊休施設の利活用。「空き家・遊休施設にもそれぞれの物語があり、その物語に新しい1ページを刻んでいきたい」というのが私たちの思いです。それは地域産業もしかりで、これからの若者たちに「未来の種」を捲くために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
NPO法人RE-JAPAN
代表 渋谷勝淑
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ご支援の使い道
りんご園の収穫の時期はおおむね10月から11月の2カ月弱です。
このわずかな期間の成熟期を迎えるまでにも1年を通して大変な労力とコストが費やされます。リンゴなどの果実は虫や鳥獣の格好の標的となります。逆に虫や鳥獣の寄りつかないような果実は市場に出せる代物ではないことと同義です。では、いかに虫や鳥獣の被害を受けないように大切に育てていくか、新芽のでる春先から毎日毎日選定や防虫対策をしなければなりません。それらにかかる燃料費や人件費のねん出には数百万はかかるそうです。
NPOは、皆さまからのご支援で成り立っています。継続的に活動を続けていくためにも、ボランティアとして来てくれている学生さんに交通費、海外から農業研修に来られる生活支援も支払いたいと思っています。
皆さまからのご寄付は、農園の運営費や若者の就農支援や海外留学生やボランティアの交通費として使用させて頂きます。
500円のご寄付を20名からいただければ、りんごの苗木を1本購入できます。3,000円のご寄付を10名の方からいただければ、50有余年のリンゴの木1本の維持管理ができます。地域の活性化のためにりんご園再開に向けて皆様のご支援をお願いしたく存じます。
ご支援いただいた方々には、実りの秋にリンゴ贈らせていただいたり収穫体験などのお礼をさせていただきたいと考えております。