声を、吐き出したい人がたくさんいます
「もしもし、話し相手になってもらえると聞いて.....」
「発達障害です。仕事が続きません。」
「進路のことで悩んでいます。アドバイスもらえますか?」
「一人暮らしの母のところへ時々話し相手になって訪問していただけませんか?」
「お父さんとお母さんが大好きです。仲良くしてほしいです。」
「妻が子どもと出て行きました。そんなに僕が悪いことをしたんでしょうか...。」
「.........クリスチャンです。私のために祈ってもらえませんか?」
「仕事から帰ったら、働かない息子が家に居ます。」
「愛していた教会が、変わってしまいました...。」
全国から、このような内容のメールや電話が、善き隣人バンクに入って来ます。
「ご連絡いただきありがとうございます。善き隣人バンクは医療でもなく、カウンセリングルームでもなく、お話し相手をさせていただく団体です。ただ、継続的にお話をしていく中で、なんらかの気づきが与えられたり、状況の整頓などができると思います。 ぜひ今後、私どもにお話し相手をさせていただきたいです。」
このように申し上げ、依頼者と訪問者(傾聴者)が定期的にお話をする時が始まります。
利用依頼は年々増加、1年間で延べ1,804件!
23年11月〜24年10月の間にあった、傾聴の対応件数は1,804でした。21年の善き隣人バンク設立当初の10倍以上の件数です。
話を聞いてほしい人、思いを吐き出したい人、がたくさんおられます。
私たちの活動が少しずつ世の中に知られていき、ご依頼件数は右肩上がりが続いています。また、問い合わせも増えています。
定期的なお話し相手として長くお付き合いする
私たち訪問者は、定期的な傾聴を重ね、クライエントの状況にただ寄り添い、関係性を構築し、励まし、クライエントの内発的動機付けを促進しています。
クライエントの問題・課題に必要な情報提供、支援先の紹介、教会を紹介などして、具体的な解決を図ることもあります。
もちろんクライエントの方は、匿名で構いません。
「悩み解決」ではなく、「なんでも聞く」こと
これらは、クライエントの声です。
「よく理解してくれてありがとう」
「一人じゃないと思えました」
「話したくてたまらない気持ちが落ち着きました」
「みんな離れてしまったけれど、善き隣人バンクだけが寄り添い続けてくれました」
「善き隣人バンクが心の支えです」
私たち訪問者は、変化を求めず、クライエントに寄り添い続けます。
代表、広田 信也からのメッセージ
核家族化、高齢化が進む中、日本社会を支えてきた共同体の絆が崩れ、多くの人が孤独の中で不安を抱える時代になりました。彼らの必要は膨大かつ様々ですが、傍らで弱さに寄り添う「善き隣人」の存在が常に求められています。
約4年前、このような求めに対し、無償で傾聴活動を続ける「(一社)善き隣人バンク」を始める際、私たちの中には、経験、人材、資金のすべてが不足していました。しかしこの働きは、多くの人々の賛同と協力を得て拡大し、やがて日本社会を幸せにする大きなムーブメントになると確信し、地道な働きを継続してきました。感謝なことに、たった一人のスタッフから始めた働きは、現在50人を超え、昨年1年間の傾聴件数は1654件に及びました。集められるスタッフは、自らこの働きを見出し、協力を申し出てくださった経験豊かな方が多く、彼らの献身的な働きを通し、全国各地に祝福が届けられています。
今後、増え続ける依頼に応えるためには、更なる人材の確保や資金の調達が必須になっています。現在のところ、主な資金はクラファンや大口の寄付に頼っていますが、毎月支えてくださるマンスリーサポーターの存在は、少額であっても確実な支援として私たちを大いに励まし、支える存在になっています。次年度は、是非ともこのマンスリーサポーターを、20名追加募集させていただきたいと願っています。どうぞご検討のほどよろしくお願いします。
寄付金の使い道について
▶︎フルタイムスタッフの人件費
▶︎傾聴のパートタイマーの給与
▶︎管理、労務のシステムや通信費
▶︎広報の活動費
▶︎その他諸経費
<支援者様へ...>
今日も明日も善き隣人バンクの訪問者は、遣わされた場所で誰かのお話し相手をしています。
全国の「話を聞いてほしい」方に寄り添うために、継続的なご支援が必要です。
どうかマンスリーサポーターとして支えてください。
私どもと共に活動していただけること、心より願っています。どうかよろしくお願いいたします。