一般社団法人彩の国思春期研究会

NEXTゴールをめざします! 若者のための街の保健室 たんぽぽユースクリニックの活動を支えてください~マンスリーサポーターとして応援してくださる方を募集します~

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サポーター
56
186%
目標人数 30
ネクストゴール 50
paid
支援総額
69,000円/月
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終了しました
2025年01月31日 23時59分 まで
皆様の応援のおかげで、今日28日午前マンスリーサポーターが第一目標の30人に到達しました。本当にありがとうございます。ここから最終日までネクストゴール50人をめざします。引き続き応援どうぞよろしくお願いします。 一般社団法人彩の国思春期研究会は、医療、教育、福祉専門職や学生等からなる約80名の会です。2023年5月より「若者のための街の保健室たんぽぽユースクリニック」を埼玉県内10市で約40回開催してきました。 「たんぽぽユースクリニック」は若者が性やからだ、こころのことを予約なし、無料、匿名で気軽に専門家に相談できる場所です。産婦人科医・保健師・助産師・看護師・薬剤師など専門的知識を持った会員が、学生会員も交えてボランティアスタッフとして対応しています。 私たちはユースクリニックが、責任ある立場により、地域ごとに常設されることを目指していますが、現在、県内の自治体や学校からのユースクリニック開催要望に応え、多くの方にその重要性を知ってもらうよう努力しています。 埼玉県は都道府県別人口比で医師、助産師の数が全国で一番少なく若者が気軽に相談をできる環境が整いにくい状況です。このことは学校への性教育外部講師も少なく、平等に性教育を受けることができないことにつながります。日頃埼玉県の若者の役に立ちたいと思っている方は月々のご支援で若者たちが安心して相談できる場所を一緒に支えてください。

一般社団法人彩の国思春期研究会 代表理事の 高橋 幸子 です

団体代表者 自己紹介

【勤務先】 

埼玉医科大学 医療人支援センター・地域医学推進センター/埼玉医科大学病院 産婦人科医

 性教育を専門とする産婦人科医、サッコ先生こと高橋幸子です。「子どもたちが性について知りたいと思った時、インターネットからの歪んだ情報に絡めとられてしまうその前に、まずは学校で正しい知識を身につけて欲しい。」との思いから外部講師として小中高での性教育講演を行っています。そして次の目標は「埼玉県に性別に関わらず誰でも利用できるユースクリニックを行政と連携して常設する」ことです。

ユースクリニックに取り組んだきっかけ

 私は性教育をしたくて産婦人科医になりました。今では年間100件を超える性教育講演会を小学生・中学生・高校生・大学生に向けて行っています。

 中学3年生~高校生向けの性教育講演会では、「緊急避妊薬・妊娠検査薬・性感染症検査は保健所で」などを学びます。しかし、残念に思うことが何度もありました。知識があるということと、道具を手に入れて自分を守る、行動ができるということは決して同じではないと実感する出来事を目の当たりにしてきたからです。

知識があっても、必要なサポートにたどりつくことができる環境が整っていなければ、真に若者を守る環境であるとは言えない

 「緊急避妊」という知識があったとしても、7000円~1万5千円と、高価であるためにあきらめる人がいます。72時間以内に処方してくれる病院にたどりつけなかった人がいます。

 「妊娠検査薬」を知っていたとしても、人目が気になって買うのが難しかったり、もし妊娠していたら、自分一人では検査の結果を受け止めきれないかもしれない…という不安が先立ち、検査にたどりつけないこともあるでしょう。

 「性感染症検査は保健所で」と知っていたとしても、そもそも保健所がどこにあるのかも知らないし、若者にとって身近な場所ではないかもしれません。

 そんな時、スウェーデンにはユースクリニックという、若者が性の知識を得たり、気軽に相談、受診できる場所があることを知り、2019年には視察ツアーを行いました。日本にも、駅の近くやすでに若者が集まっているところにそんな場所ができたら…。性教育を一緒に学ぶ高校生・大学生に「埼玉に、若者のための緊急避妊薬のサポートをしてくれるような場所があったとしたらどう思う・・・?」そう尋ねると一人残らず首がもげるかと思うくらい、何度も頷いてくれました。

視察したスウェーデンのユースクリニック

「そんな場所が、欲しいです!そんな場所があると、私たちは社会から守られているんだと感じることができます」と言ってくれた人もいました。私はこの若者たちのために、埼玉県にユースクリニックを立ち上げようと決めました。

「性教育は運次第」と言われるわけ

 学校での性教育には限界があります。そのため我々外部講師が学校に出向き、性交を含む性教育を行っています。生殖に限らず、人間関係・コミュニケーションを学ぶことも性教育のうちの一つであり包括的性教育と呼ばれます。外部講師を呼ぶ学校と呼ばない学校があり、ここでも性教育の格差が生じ、本当に必要な性教育を学ぶことができるかは「運次第」なのです。

中高校生は「親にだけは言えない」

 ある中学校の3年生のアンケートでは、性について困った時の相談先として、3位家族、2位友達、そして1位は「誰にも相談しない」でした。これまで関わってきた中高生は口をそろえて「親にだけは言えない」と言います。

 どうしてだと思いますか?実は「叱られるから」よりも「心配かけたくないから」という回答が多いのです。大人たちをこんなに気遣ってくれる若者たちに、私たち大人はどんな方法で応えてあげることができるでしょうか。

ユースクリニックが必要な3つの理由

1.包括的性教育の重要性

包括的性教育は、性の知識を教えるだけでなく、ジェンダー平等や性的同意、性別の多様性についても学ぶことを含んでいます。これにより、若者は自分自身の選択肢を知り、より良い判断ができるようになります。

2.国際的な動向と日本の現状

ユネスコは、性教育を5歳から始め、年齢に応じた体系的な教育を推奨しています。しかし、日本の学校では性教育が不十分であり、特に妊娠過程や性交の詳細については教えられていないことが多いです。これにより、自分事として性についての学びをすることができず、不十分な知識に基づいて判断を誤る可能性があります。

3.現代社会の課題

不登校や通信制高校の増加に伴い、対面での性教育の機会が失われていること、さらにインターネットやメディアから得る誤った性情報のリスクが高まっています。これに対して、正しい性教育や相談ができる場が必要です。

 そこで、性教育や性に関する相談の場として「ユースクリニック」の取り組みを実施しています。私たちが現在行っているユースクリニックは医療行為を行うものではなく、相談や情報提供を行う場所として機能しています。埼玉県、市町村、学校、民間団体等と連携して、若者が安心して性の問題について相談できる環境を整えています。

埼玉には30年以上にわたり、思春期の性の健康に取り組む仲間が集う場所があった

 幸いなことに埼玉県内には熊谷・坂戸・越谷を拠点に性教育に関心がある専門家や、そのたまごである大学生がともに学び合う彩の国思春期研究会(2008年設立 設立者 中山政美)がありました。また他にも30年以上にわたる活動実績のあるさいたま市を拠点とした性教協さきたまサークル、草加市の若芽さ~くるなどが存在し、県内各地でユースクリニックを展開できる基盤がありました。わずか1年半で30回近く開催できたのはこういった方々のボランティアでの協力があったからです。

 実際に開催してみると、場所によっては、若者に気軽に足を運んでもらうことの難しさも実感しています。関心はあっても、利用することを知り合いに知られると恥ずかしいといった思いもあるようです。

 しかし一方で保護者や行政、教育関係者の来場は多く、高い関心が寄せられています。

 このニーズの高さから、今後も埼玉県内でユースクリニックを開催することで地域での包括的性教育への関心が高まり、その重要性への理解が深まることを期待しています。

たんぽぽユースクリニックの活動内容

課題

いまの活動の課題は「スタッフの育成」「場所の確保」「関係機関との連携」「予算の確保」です。

●専門的なスタッフの確保と育成

性教育や相談に必要な専門的な知識を持つ運営スタッフの確保が重要です。また、スタッフの資質を維持・向上させるための教育システムを作ることが求められます。

●利用しやすい場所の確保

若者が安心して利用できる、安全で便利な場所の確保が課題です。アクセスが良く、利用しやすい場所を選ぶ必要があります。

●関係機関との連携

自治体の教育、保健、医療、福祉などの関係機関と連携し、地域の医療機関とも協力して、包括的な支援体制を作ることが必要です。

●予算の確保

ユースクリニックの運営には、人件費や交通費、消耗品、広報費、場所の賃貸費など、さまざまな費用がかかります。これらを確保するための予算が必要です。

3年後の目標

  • 埼玉県内でユースクリニックを定期的に開催するのと並行して、学校や図書館、こども食堂などこどもが集まる場所での出張型ユースクリニックに取り組みます。
  • ユースクリニック開催を機に、地域全体で性教育の必要性への理解が深まるよう、関係者や関係機関に働きかけます。
  • 埼玉県内に5か所以上の常設ユースクリニックが設置されることを目指します。 

来場者の声

「こんな場所が欲しいです。ここがあれば私たちは社会から守られていると感じられます。」10代 女性

●HPVワクチンのことについて相談できて良かったです。(小6:女)

●性教育関連の本は、本屋さんや図書館では手に取ることに抵抗がありましたが、ここではゆっくり読むことができて嬉しかったです。(高2:女)

●知らないことが知れて良かったです。もっと学んでいきたいし、もっと学べる場が必要だと思いました。(20代:男)

●困ったときに気軽に専門家へ相談できるこのような場所があってほしいです。(20代:女)

  • 親子で参加できて良かったです。自分では性教育ができないので、ユースクリニックがあると心強いです。(50代:女)

マンスリーサポーターとしてご支援ください

これは、私たちが取り組んだ第1回目のユースクリニックのチラシです。ユースクリニックを開設することを目指し2023年に法人を作り、「とにかくやってみよう!」と走りながら、考えながら、あっという間に30回に及ぶ開催を実現しました。そして2024年度中には50回目を迎えられる見込みです。

 この間に驚くほどの勢いで多くの方が関心を寄せてくださり、応援してくださり、「こどもたちのために」とお力を貸してくださいました。皆様の熱い思いに心から感謝すると同時に、この活動の勢いを途絶えさせてはならないとの決意のもと、資金面でご支援くださる方のご協力をお願いしたいと考え今回のマンスリーサポーター募集のプロジェクトに参加しました。

どうか月々のご支援で若者たちが安心して相談できる場所を一緒に支えてください。

あなたの寄付がたとえばこんな形で若者を守ります

1,000円×12か月の寄付をいただくことでできること

 ①ユースクリニック1回に1人の専門職を派遣し相談に応じることができます。

 ②ユースクリニックに展示する性教育に関する新刊書籍を4冊購入できます。

 ③若者が利用しやすい駅ビル内のスペースを年4回のユースクリニックの会場として借りることができます。 

✤2,000円×12か月の寄付をいただくことでできること

 ①ユースクリニック1回に2人の専門職を派遣し相談に応じることができます。

 ②毎月3人に無料で妊娠検査薬を提供し一緒に検査結果を確かめることができます。

 ③若者が普段からよく利用する公民館内のスペースをユースクリニックの会場として年間30回借りることができます。 

✤3,000円×12か月の寄付をいただくことでできること

 ①ユースクリニック1回に3人の専門職を派遣し相談に応じることができます。

 ②毎月4人に最新の生理用品を無料で提供することができます。

 ③大きなホールで、ユースクリニック付き講演会を開催することができます。

サポーターの皆さんへの特典

 マンスリーサポーターになっていただいた方には、当会の活動報告書を1年に1回お届けします。

 さらに、皆さんの地域でユースクリニックを開催される際には、優先的にお手伝いをさせていただきます。

取材を受けた新聞記事です

2024年7月1日毎日新聞 埼玉版

2024年11月13日 朝日新聞 埼玉版

《この寄付金の税の扱い》

個人の場合:所得控除や税額控除といった税務上の優遇措置はありません。

●法人の場合:一般寄付金の損金算入限度額まで損金算入することができます。

《寄付の方法》

・寄付の方法はクレジットカード決済のみとなっております。

・翌月(第2回目)からのカード決済は毎月5日となります。

・クレジットカード決済以外の方法でのご支援を検討したい方は、お手数ですがメールにてご連絡ください。メールはこの下の「団体情報」の「✉お問い合わせ」からお願いします。

・『応援コメント』への入力をぜひお願いします。活動の力となります。いただいたコメントは『公開するお名前』へ入力いただいた名前でプロジェクトページで公開されます。

最後までお読みいただいてありがとうございました

皆様、どうぞ応援よろしくお願いいたします!

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