特定非営利活動法人バイオマス愛山会さんだ

兵庫県三田市で竹を有効活用し、三田牛を残し続けたい

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支援総額
51,000
10%
目標金額 500,000
サポーター
7
終了しました
2022年10月31日 23時59分 まで
NPO法人バイオマス愛山会は、兵庫県三田市で廃棄物を有効活用し新たな資源にしていく活動をしています。その一環で三田市に特産品である三田牛の皮をアップサイクルしレザー製品として新たな名産とする活動をしています。三田牛は年々生産頭数が減り、絶滅するとまで言われています。市民の誇りでもある三田牛をこれからも残し続けるためにも、皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

※ このプロジェクトは関西テレビが主催する「ぷらす8゛」の認定プロジェクトです。
ぷらす8゛では関西テレビが過去に活動を紹介した、社会課題に取り組む団体のクラウドファンディングを応援します。
そして、目標金額達成後は気になる寄付金のゆくえを追加取材でお届けします。

ぷらす8゛特設サイトはこちら
https://congrant.com/jp/corp/ktv/plus8.html

三田牛とは

兵庫県三田市は、兵庫県の中東部にある人口10万人の田園都市です。盆地形成特有の寒暖の差があり、特に冬場は「近畿のシベリア」と称され、最低気温は降雪地域の北部を下回るという特有の気候を持つ街でもあります。

そんな、三田市の名産といえば誰もが「三田牛」と答えます。三田牛は神戸牛や松坂牛のルーツとも言われ、漫画美味しんぼにも何度も登場し、高級牛肉としても有名です。

そんな三田牛ですが、飼料の高騰、後継者不足、コロナ禍での外食不振から危機的な状況を迎えています。

年間生産頭数は年々減少し、8年前は約600頭でしたが現在は200頭程度しか生産されていません。

三田市の自慢が消滅する危機を迎えています。

廃棄されていた三田牛の皮

三田牛は、但馬牛を素牛とし25か月以上三田市の指定農家さんが飼育し、食用として流通します。食肉に加工される際に出る原皮は、昔は産業廃棄物として扱われていました。

私たちは、その廃棄されていた皮を買い取り、製品化した革を「三田レザー」として新しい三田市の名産として広めています。

生産農家さんの経営難をすこしでも手助けできるようと活動を始めました。

販売するブランド名は、関西弁の全部捨てへんから「ZENSTEN」と名付けました。

 

関西テレビさんに取り組みをテレビ放映して頂きました。

高騰する飼料代。。。重くのしかかる生産農家さんへの負担

肉牛は1日に約10キロの餌をたべます。餌(飼料)のほとんどは海外から輸入しており、ウクライナ情勢や、直近では円安の影響で最高値で取引されております。

1tあたり8万7731円(引用元:農業協同組合新聞)これは8年前の約1.6倍にまで高騰しています。

これまで、値がついていなかった皮を買い取りしたりとしていしたが、飼料の高騰を補う分には追い付いていない状況です。

厄介者が三田牛を守ることができる!

そんな、状況が見込まれていますが、私たちバイオマス愛山会さんだは、本来は里山課題について取り組みをしている団体で、間伐材や、放置竹林問題についての知識や経験を持っています。

今回の取り組みは、その私たちの強みをより活かして、三田牛を守ろうという取り組みです。

三田市のみならず、全国的にも課題とされている放置竹林問題。竹の繁殖能力は異常に早く、放っておくと木が生える場所を侵食していきます。

竹の根は地面から浅いところを広範囲に生えていきます。一方、木は地の深く下まで根をはります。そのため、大雨など荒れた天気がつづくと、竹林が多い山は土砂崩れなどさの災害のリスクが高くなります。

伐採して竹を使用すればいいのですが、繁殖がはやいので伐採が追い付かないことや、加工しても使用するニーズや、そもそも加工に手間がかかり過ぎて、結果厄介者として放置されてきました。

これは全国各地同じ状況かと思います。

そんな厄介者扱いの竹ですが、最近では竹に含まれる成分において抗菌性、抗ウイルス性、殺虫性、抗酸化性、健康増進効果など見出されており、高い付加価値を有した高度なナレッジが注目されています。

みなさんもご存知、整腸作用のある乳酸菌も多く含んでいるのです。

この厄介者の竹を使って、三田牛を守れないかと今回のプロジェクトを立ち上げました。

支援金の使途

今回の取り組みは、里山で放置されている竹を伐採し、粉砕機という機械で竹を細かなチップ状にします。

そのチップを、一部は牛の飼料に。

一部は、牛舎の床面に敷き、衛生環境の保全に使います。

竹を飼料として混ぜることで、高騰する飼料代の助けに。そして、牛の健康状態の維持に。

竹を床に敷き詰めることで、竹の持っている抗菌作用、吸湿作用で防カビ作用が期待できます。牛が病気してしまったり、夏場など特に、虫食いによる皮膚の傷が少なくなり、より綺麗なレザー製品ができることが期待できます。

 

ご支援金で粉砕機購入に使用させて頂き、さらに、三田市へ寄贈。

どなたでも借りることができるように致します。

粉砕機は約50万円のものを購入予定です。これはチップにする際に粉状態にまで調整して粉砕することができ、

牛舎の床材や飼料に混ぜる際に重宝します。

 

 

新しい循環型地域課題解決の仕組みにご支援よろしくお願いいたします!

里山に野生している竹を伐採、チップ状にし、牛の餌へ

牛の糞を、たい肥にし農地の肥やしへ。

牛の肉、農作物を人が食べ、

里山整備をする。

この新しい循環を取り入れ、三田市の抱えている2つの課題を解決し、

さらに三田市の誇りである三田牛をもっと広めることが出来ます。

 

団体情報
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