一般社団法人 結YUI

すべての人が住みよい多様性のある山谷のまちづくりのため、一般社団法人 結YUI に寄付をお願いします

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一般社団法人 結YUI は観光・福祉・多様性を活かした包容力のある山谷のまちづくりに取り組んでいます。ボランティアとして、野宿の方への「ごはん配り・巡回看護」などの緊急支援活動、生活保護の方には「簡易宿泊所での暮らしサポート・地域清掃」など居住支援・地域生活支援を行っています。また、生活保護からの自立を目指す人には各事業所での就労支援など、東京の山谷で20年以上活動中。

活動・団体の紹介

一般社団法人結YUIは、「山谷の多様性を活かした包容力のあるまちづくり」を目指して活動している社会的企業です。

2003年に任意団体 結(YUI)として立ち上げ、2010年に法人化しました。創立時より「地域の信頼関係を重視した山谷のまちづくり」を趣旨とし、観光を通した地域の活性化と(元)ホームレス生活者の就労支援・居住支援の活動をしています。

活動の背景、社会課題について

日本の三大寄せ場のひとつとして知られている山谷ですが、江戸時代から木賃宿街として発展してきました。昔から色んな人の交流があって栄えてきた背景があります。そんな山谷の地域資源である宿泊業を活性化することで、人が交流し、地域が活性化し、雇用が生まれ、まちが元気になるとわたしたちは考えています。
家を持たない方や生活保護制度を利用する方の居場所をつくり、地域の住民も住みよくなることが本当の意味での「多様性を活かしたまちづくり」であり、元々地域の持っている寛容性をも活かした「包容力のあるまちづくり」に繋がると考え、みんなにとって「山谷に住まうことを誇りに思えるまちづくり」を目標として事業を企画、実行していくことが、わたしたちの使命です。

また、私たちは野宿生活を「緊急支援」の段階、生活保護受給中を「地域生活移行支援」の段階と分けて考えています。特に、健康状態がよくない状態で野宿生活を送る方も少なくなく、そのような方を対象に巡回看護の活動を行っています。
『魚を与えるのではなく、魚を捕る網を』という言葉があります。
一人の個人が自分の力で歩けるようになっていくことを「自立」、そのサポートを「支援」とした場合、その人の段階に合わせて支援の在り方を変えることが必要と考えています。野宿の時はごはん配りや巡回看護などの緊急支援を、生活保護を受給できるようになったら『魚を捕る網』となる生活手段を構築していくよう、その人その人にあったオーダーメイドの支援を心掛けています。

かねてより山谷には自由を求めていらっしゃる方が多い傾向にあります。近年では、貧困ビジネスからの自由、隔離病棟や更生施設からの自由、その他ブラック企業による搾取的な労働環境からの解放など、そういった背景から野宿に至る方々がいらっしゃいます。ご本人の尊厳を尊重しつつ、中には共に働く仲間となる人も含め継続的な支援を行っています。

活動内容の詳細、実績について

一般社団法人結YUIは、所有会社より運営委託を受けて観光客対象の簡易宿泊所(一般宿:ホテル明月、ホテル寿陽)を運営しています。
また、物件を賃貸の上住みよい状態に改修し、生活保護受給者を主な対象とした簡易宿泊所(福祉宿:ありあけ、紫峰)を直接経営しています。

2021年1月に巡回看護チームを結成し、2022年からはファイザープログラム(心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援)の助成・継続助成を受け巡回看護の活動を行っています。                      山谷周辺には長期にわたって野宿生活を送る方が多く、その中には健康状態が悪化していたり、治療そのものを諦めてしまっている方もいます。少しでも路上での死を防ぐため、必要な方を適切な医療につなげるため、巡回看護の活動を通して野宿の方を医療につなげる方法を模索し、生活保護の申請や居住支援などを行っています。2024年6月現在まで、延べ37名(2名重複)を野宿から医療機関に繋げ彼らの生活の再建を支えてきました。その他、詳しくは過去のクラウドファンディング及び報告書をご覧ください。

2018年3月下旬よりホテル寿陽の一階部分を改修・賃貸し、直営の飲食店(さんやカフェ)をオープン、多様な人々が集う、山谷の入り口ともなる場づくりを目指しています。
コロナ渦により一時休業していましたが、2024年4月より水・木・金・土曜のランチタイムで再オープンしています 。現在は営業時間外に地域清掃やごはん配りのボランティア活動の場としても活用、屋上菜園でできた野菜を一部使用したり、生活保護からの自立を目的とした就労支援にも力を入れています。

山谷がどのような場所か気になる方は是非さんやカフェにお越しください。
NHK首都圏ネットワークでも取り上げられたシェフが自身の体験と共に説明してくれます。
善意の訪問者が山谷に増えるよう、寛容な地域社会を築くよう、活動を続けていく所存です。

代表者メッセージ

山谷に色んな人が訪れること、住まうこと、それが地域の活力にもなっていて、そしてその人自身が生きていく力を回復していく場所にもなっています。私自身がそのプロセスを体験し、他の人の例も多く見てきました。その特徴を大きく活かしていくことができれば、地域経済の活性化と共に地域の問題解決を図り、山谷に関わる全ての人が「山谷」を誇ることができる、そんな寛容な地域社会を築くことができるのではないか、そんな思いで活動を続けています。

事業活動を行っている一般社団法人の場合、寄付をする方が控除を受けることもできず心苦しいのですが、ご協力頂けるようであれば大変ありがたく思います。

寄付金の使い道について

  1. 野宿の人を対象とした緊急支援の活動
    - ごはん配りの活動費(食材購入、ボランティア人件費等)
    - 医療に繋げる巡回看護の活動費(自費診療、食費、ボランティア人件費等)
  2. ボランティア活動や就労支援の場ともなっているカフェの老朽化の修繕・改修費
  3. 福祉向け簡易宿泊所の老朽化の修繕・改修費
団体情報
一般社団法人 結YUI
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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