活動・団体の紹介と実績
運営母体;札幌医科大学スキー部OB会(以下OB会)
札幌医科大学スキー部は1960年に創部され、今年で63年の歴史があり、東日本医学生体育大会(東医体)などの多くの大会で活躍している『伝統と栄光』のクラブである。OB会は、そのOB/OGの会であり、その創設から永きに亘り現役スキー部員達を支援するために、さまざまな活動を行って来た。
目的
札幌医科大学スキー部員の自主トレに対するモチベーション向上と、アスリートとしての栄養改善
概要
『STRAVA CHALLENGE』とは、部員の自主トレにおける走行距離をトレーニングアプリ『STRAVA』に記録し、一定の走行距離に達した時に、『焼肉権』を授与する。すなわち、一回につき4000円を限度に、焼肉食べ放題を享受できる権利である。『CHALLENGE』は第1CHALLENGEから第5CHALLENGEまで設定し、その設定走行距離は50Kmから100Kmまで段階的に設定する。
目標額
現在、スキー部員は総勢42名となり、全員が全てのCHALLENGEを達成すると、発生する『焼肉権』は210回となるが、現実的に60%の達成率とすると、126回となり、必要となる費用は総額48万円となる。したがって、初回の基金目標額は50万円とする。
経緯
2020年に始まった、いわゆる『コロナ禍』では、目標としていたほとんどの大会が中止となり、さらに、通常の部活さえも厳しく制限され、スキー部員達にとって前代未聞の厳しい状況が続いた。
『STRAVA CHALLENGE』は、そのようなっ厳しい部活環境の中、部員達のトレーニングを続けるモチベーション維持を目的に開始された、『部員の栄養改善プログラム』である。
すなわち、部員達の基礎練習としてのランニング、バイク、ローラースキー、スイムなどのトレーニング走行距離を記録し、一定の目標を達成した部員に『焼肉食べ放題権』を授与するという『馬の鼻先にニンジン』作戦である。
初年度(2021年)にはコロナ禍で萎んでいた部員達のモチベーションを大いに鼓舞することに成功し、部員達の練習走行距離は格段に改善した。資金は、OB会長一個人の出費で賄っており、総額40万円となった。
その効果で東医体での爆発的躍進を確信していたが、残念ながら東医体中止によりその効果を実証できなかった。
2年目( 2022年)は走行距離、トレーニング量の記録、管理は現役部員に依頼し、『CHALLENGE』は第5段階までとして継続した。30名の部員で達成された『焼肉権』は88回に上り、行使された権利は68回、総額27万円となった。そして、4年振りに開催された東医体では、札幌医大スキー部の選手達が、予想通りの活躍を見せてくれた。特に、クロスカントリー部門における男子スプリントの優勝、そしてリレー競技における3位入賞は、感動的であった。『STRAVA CHALLENGE』がこの成績に貢献したことは間違いないと考えている。
今年度(2023年)は、『CHALLENGE』の存在が新入生の間で噂になったのか、17名の新人部員が加わり、総勢42名の部員を抱えることになった。この人数ではもはや個人での負担は困難であり、クラウドファンディングによる基金を創設することとした。広く、スキー部のOB/OGに基金への協力を依頼し、存続可能なシステムとして確立することを目指す。