痴漢抑止バッジとは
痴漢抑止バッジは、2015年に電車内で痴漢に遭い続けていた女子高校生が考案しました。
痴漢抑止活動センターは、電車内の痴漢犯罪をなくすために、痴漢抑止バッジの普及活動をしています。
毎年、夏に「痴漢抑止バッジデザインコンテスト」を開催し、コンテストの参加を通じて痴漢犯罪について考える機会を提供しています。受賞5作品を製品化してきました。
痴漢被害者を孤立させず、痴漢犯罪のない社会をみんなでめざそうと考えてきました。
コンテストは今年で第7回を迎え、これまでの応募点数は5031作品、審査に関わった人が5071人となりました。
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アニメーション「学生に知ってほしい痴漢の真実」
警視庁が発表する「都内における性犯罪(強制性交等・強制わいせつ・痴漢)の発生状況」のデータによると、痴漢犯罪は、電車内・駅構内で50%以上が発生しています。
被害にあっているのは、10~20代の女性です。
大人は、電車やバス内に痴漢がいるのを知っているのに、子ども達に何の対策も教えずにいるのが現状です。
そこで、私たちは2021年7月にアニメーション「学生に知ってほしい痴漢の真実」を制作し、Youtubeに公開しました。
アニメーションでは、
- 電車内ではどんな人が痴漢をするのか?
- どんなことをしてくるのか?
- 痴漢された時にどうしたらいいのか?
を、嫌な気持ちにならない表現で具体的に伝えています。
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なぜ「痴漢犯罪防犯講座」がないのだろう?
学校では、自転車通学をしている生徒に対して「交通安全教室」が開かれています。なのに、電車バス通学をしている生徒には「痴漢犯罪防犯教室」は、行われていません。
多くの生徒が、登下校の電車やバス内で痴漢被害にあっているにも関わらず・・・です。
そのため、多くの子ども達は痴漢に関する知識がなく
- 自分に起きたことが、痴漢かどうか判断できない
- 痴漢被害にあってもどうしたらいいかわからない
- 誰にも相談できないて一人で悩んでいる
という状況に陥っています。
新入生向けのオリエンテーションに痴漢犯罪防犯講座が組み込まれれば、被害を未然に防いだり、咄嗟の対処をしたり、保護者や学校、警察にも相談しやすくなるでしょう。
そこで、私たちは学校へ「痴漢犯罪防犯講座セット」を寄贈するプロジェクトを立ち上げました。
自分の母校や、子どもが通っている学校へ「痴漢犯罪防犯講座セットを寄贈したい」というお申し出があれば、当センターの代表理事 松永が学校側に連絡をとり、寄贈させていただきます。
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ご支援の使い道
これまで、痴漢抑止バッジを駅構内の売店やネットで販売してきましたが、2022年3月から無料化いたします。
サポーターの皆さんからのご支援で、現状(2021/11時点)では、月100個の痴漢抑止バッジを配布できる見込みです。
「学校に痴漢犯罪防犯講座セットを寄贈プロジェクト」と並行して、今後は、TwitterやInstagramなどのSNSを通じて、痴漢被害に悩んでいる人に無料で送付します。
無料配布の具体的な仕組みやルールについては、現在、検討中です。決まりしだい改めてアナウンスします。
2022年、新しいチャレンジをする痴漢抑止活動センターを応援してください。