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11月16日に掲載された毎日新聞WEBの記事を読んだ方から、TwitterのDMで応援メッセージをいただきました。許可を得て、ご紹介いたします。
毎日新聞の記事でこの活動を知り、サイトに寄せられた意見を読み、少し思うところがありましたのでDMさせていただきました。
私も、もう何十年も前になりますが、中学生の頃、電車通学で痴漢被害に苦しんでいました。満員電車の中で毎日のように痴漢にあって泣きたい気持ちでした。ある夏の日、昔のことですので、電車にはまだエアコンがついておらず、とても暑い中、向かい合わせに立っていた男性が私のスカートをめくり始めました。私は鞄で押さえたり、体の向きを変えようとしたりしましたが、無理でした。暑いうえに、痴漢にまであって、我慢の限界が来たのだと思います。気がつくと私は大声で「いい加減にしてください!」と叫んで男性を突き飛ばしていました。
その日以来、ピタリと痴漢に合わなくなりました。
その時、分かったのです。痴漢は、ターゲットを選んでいるのです。被害にあうのは、露出の高い服を着ているから、と被害者のせいにする心無い意見をきくことがありますが、そうではありません。痴漢は「抵抗しなさそうなおとなしい女性」を意識的に、あるいは無意識的に選んでいるのです。その頃の私は、校則で、髪は三つ編み、眼鏡をかけたセーラー服の女子中学生で、いかにも大人しそうに見えたのだと思います。学校でよく痴漢にあうという子は、みんな小柄だとか、おとなしそうな雰囲気でした。
痴漢は、強者による弱者への虐待です。
常習犯も、魔が差したという人も「この子なら触っても騒がないだろう」と思ってターゲットを選んでいるのです。
このバッジの活動は、そういう痴漢の心理に対して、「泣き寝入りしない」という強い意志を示すことで抑止力が高いと思いました。また、1人ではない、味方はたくさんいるんだと思えることが、女性たちへ勇気を与えているとも思います。とてもすばらしい活動だと思います。この活動がもっと広がって、被害に苦しむ方がもっと減ればいいと思います。応援しています。
MIさん、辛かった経験をシェアくださりありがとうございます。
MIさんがおっしゃるとおり、痴漢は「相手は誰でもいい」のではなく、大人しくて抵抗しそうにない(と勝手に判断した)子を狙っています。
一人でも多くの子にこうした事実を伝えたいし、困っている人に痴漢抑止バッジを届けたいです。そのために、クラウドファンディングを成功させてプロジェクトを継続していきます。
共感してくださった方は、ぜひご支援ください。よろしくお願いします。