
第1弾では第1回さかた中町盆踊りをどのような経緯でやることになったのか、目的と運営方法について紹介しています。こちらからどうぞ!
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さかた中町盆踊りの目的
私たちがさかた中町盆踊りを実施するために立てた目的は以下の3つです。
① 酒田市内・飛島島内にある盆踊りを中心とした地域文化の継承
② 市内の世代間交流・社会的包摂の促進
③ 令和6年豪雨災害地区の復興祈念
今回の特集では、3つの目的と当日の様子についてお話していきたいと思います。
① 酒田市内・飛島島内にある盆踊りを中心とした地域文化の継承
酒田市にゆかりのある曲として、「酒田音頭」「飛島音頭」の2曲を取り入れました。
酒田音頭
酒田音頭は、酒田市で昭和時代から続く曲になります。
実は、酒田音頭、当初の曲目には入っていませんでした。なぜなら、私たち実行委員が知らなかったから…!酒田音頭を知ったきっかけは、地域の人たちと話した時でした。話によると、「地元の盆踊りといえば酒田音頭。子どもの頃聞いていたけど、そういえば最近聴く機会がない。」とのことでした。そのため、酒田市民が地元の踊りを再認識できる場を作り出したいと考え、さかた中町盆踊りの曲目に取り入れました。

飛島音頭
昨年、大正大学鴨台盆踊り実行委員会有志が第1回飛島盆踊りを開催しました。飛島での盆踊りは約70年ぶりに開催されました。また、飛島で継承が途絶えかけている飛島音頭を20年振りに復活させることができました。飛島では平均年齢約70歳と高齢化が進んでおり、地域文化の担い手が不足しています。そのため、飛島音頭を島内だけではなく、酒田市内で受け継いでいく必要があると考えました。
(詳細な経緯や、飛島盆踊りについてはこちらの特集記事をご覧ください。)

事前企画「踊り練習会開催」
盆踊りに馴染みのない人もいるのではないかと考え、8月5日(火)16:00~踊り練習会を中町にぎわい健康プラザで開催しました。酒田音頭、飛島音頭の他にも酒田甚句やさかた中町盆踊りで踊る曲を練習しました。総勢20人ほどが集まる練習会となり盛り上がりをみせました。通りかかった人が途中参加するなど誰でも参加することができる企画になったと思います。

実際にさかた中町盆踊りでは、酒田音頭、飛島音頭を踊ることができました。酒田音頭、飛島音頭を知る地元の人にも参加いただきました。最近聴いていない人も、初めて聴く人も酒田市の踊りを再認識できる場を創出できたのではないかと考えます。

② 市内の世代間交流・社会的包摂の促進
世代間交流
盆踊りだけではなく、楽しめる場や交流できる場を用意したいと考えました。さかた中町盆踊りの会場の中で様々な世代間交流が促進することを目指しました。
その中の一つの取り組みとして、酒田東高等学校の生徒による展示があります。

飛島盆踊りについて酒田東高等学校の生徒と大学生でオンラインミーティングをした時に、高校生から「飛島をテーマにした絵の展示をさかた中町盆踊りでやりたい」という声をもらいました。その声に対して、私たちは、ぜひやろう!とすぐに返事をしました。高校生のやりたい気持ちを実現したいと考えたからです。
そこからは、大学生がメンター役となり、高校生の企画を現実的な視点を伝えながらサポートしました。

社会的包摂の促進
社会的包摂とは酒田市教育委員会によると
文化芸術に備わる特性を活かし、社会的に孤立や困難を抱えている人々に対して社会参加の機会を開き、社会的課題の緩和や解決に取り組む継続的な活動のことを指す。
酒田市文化芸術推進計画
と述べられています。
私たち実行委員会は発達に困り感を抱える子どもと親をターゲットとして、イベントの参加に繋げていきたいと考えました。
盆踊りは他のダンスと比べると、振り付けを繰り返すことで踊りが構成されています。見よう見まねで踊ることができるのが特徴です。それを踏まえて、当初は盆踊りに参加してもらうように動いていこうと企画していました。
しかし、発達に困り感を抱える子どもや親と関わりを持っている方に相談したところ、いきなり参加の声掛けをすることはハードルが高いのではないかという助言を受けました。そのため、今年は発達に困り感を抱える子どもや障害を抱える子どもやその親に盆踊りに参加してもらうきっかけ作りから始めることになりました。子どもが絵を描いたうちわを会場に展示することで、「うちわを見に行ってみよう」という、イベントに参加してもらうきっかけを作りました。地域全体で繋がりを持つことができる場になったら良いなと考えました。
私たちの思いに賛同していただき、放課後等デイサービスあらた、山形県立酒田特別支援学校に協力をいただきました。

実際にご家族でうちわを見に来て、記念写真を撮られている方にお会いすることができました!


③ 令和6年豪雨災害地区の復興祈念
豪雨が発災した夏の時期の開催により風化を防止しようと、合同会社COCOSATOの阿部彩人さんにご協力いただき、豪雨被害の現状についてお話いただきました。

さらに、復興への祈りを込めて盆踊りによって市民の一体感を表現したいと考え、山形県酒田市八幡地域大沢地区テーマソングの大沢「大」文字音頭を踊りました。彩人さんの掛け声とともに参加者も声を出して踊り、一体感を創出することができました。

おわりに
さかた中町盆踊り3つの目的と当日の様子について紹介しました。
地域文化の継承に向けて酒田音頭や飛島音頭を踊ること、世代や立場を超えた交流の場を広げ、きっかけを作ること、災害復興を祈念することなどに取り組むことができました。課題も残りますが、目的に向けて一歩踏み出しました。

次回は、私視点でさかた中町盆踊りがどのように進んだのかについてお届けします!お楽しみに!
今後も
・私たちの活動について
・イベントの記録
などなど発信していきますので
ぜひフォローをして投稿を
お待ちいただけると嬉しいです🙌
*この記事は酒田コミュニティ財団設立準備会のnote(2025年9月19日掲載)を転載したものです。
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