活動・団体の紹介
1980(昭和55)年の創立から一貫して、家庭を基点に学習と活動を展開してきた〈生涯学習団体〉で、今年7月に44周年を迎えます。本部は神奈川県相模原市にあります。家庭のあり方、親としての生き方、子供の育て方などをテーマにした講座を全国各地で開催し、そのほとんどの講座で、教育委員会等からの後援をいただいています。スコーレは、〈共に生き、共に学び、共に幸せを!〉を合言葉に、共同学習、体験学習によって、生き方の知恵と技術をみがくための研修・トレーニングなどを展開していて、いつでも、誰でも、自由に参加することができます。内閣総理大臣より公益社団法人として認定を受けています。
活動の背景、社会課題について
家庭崩壊の危機が一段と深刻化している今日、本協会は創立以来、家族の絆を強めて家庭の再生を図る生き方を社会に提唱し続け、幅広い生涯学習に取り組んできました。本協会の理念と長年にわたる活動実績が国内外から、家庭教育を中心とする生涯学習団体として高く評価されています。
活動内容の詳細、実績について
Ⅰ.家庭教育の振興
- 各地の教育委員会や幼稚園、小学校 PTA 等からの要請を受けての、講演会の講師派遣
- 「家庭教育講座」「子育てセミナー」の実施
講座開催は 1,107 回(前年比+336回)に及び、延べ 19,591 人(前年比+4,006 人)が受講。
- 協会の 57 人のカウンセラーによるカウンセリングの各地区での実施。
Ⅱ.研修の実施
- 「早朝研修」は全国の会場で毎朝開催
- 「ボイストレーニング」「ふれあいトレーニング」「活き活きトレーニング」他
- 「リーダー研修」「実践者研修」他
Ⅲ.学習・研究プロジェクトの実施
- 【『スタート』学習】、【『ステップ・UP』学習】【『自己発見の旅』学習】等
Ⅳ.ボランティア活動の推進、及び他の団体との連携
- 【ベルマーク収集活動】今年度の集票点数は 365,924 点であった。創立以来のベルマ
ーク収集の全国累計は 2,400 万点を超えている。
- 【ユニセフ「ハンド・イン・ハンド」街頭募金】
- 【未使用ハガキの収集】枚数は、4,533 枚となり、学校法人「アジア学院」への援助などに活用されている。
- 日本学術会議会員(学術研究団体)の「日本家庭教育学会」の運営に協力し、同学会が認定する「家庭教育師」に新たに 2 人が認定され、現在 25 人が認定者となっている。
代表者メッセージ
私はスコーレ創立時から、日本人の心の再生、とくに教育の根幹をなす家庭の重要性について訴えてきました。たとえば、「子供を育てるうえで大切なことは、目先の成績の良し悪しよりも『性格の良い子』を育てることである。性格が良ければ自分からすすんで勉強するし、たとえ勉強が苦手でも他の分野で伸びる」と。最近になってその警鐘が真剣に受け止められるようになりました。いま私たちは、危機的な状況にある日本の現実が日本人の生き方へのメッセージを持っていることに気づくべきです。これまでの物質的・経済的価値に偏った生き方を修正し、人生の本当の価値に目を向けた生き方に目覚めるべきなのです。真に価値あるものに従った豊かな生き方――人生の美学こそが、私たちの幸福の基礎となるのです。
寄付金の使い道について
◼全国で実施される「家庭教育講座」「子育てセミナー」の運営経費
・開催案内周知の為のチラシ作成費用
・会場・設備賃借費用
・講師の交通費
◼研修、トレーニングの運営経費
・会場・設備賃借費用
・講師の交通費
◼講師、リーダー養成の為の各種研修費用
◼全公益活動をサポートする本部運営経費
・本部職員の人件費
・本部維持の為の諸経費