しゅくだいカフェとは
しゅくだいカフェの役割は大きく3つあります。
①放課後、子どもたちが安心安全に学べる、遊べる居場所
②子育て世帯の「家族だんらん(夜の2時間)」を確保
③課題やハンデを持つ子どもを自然なコミュニケーションの中で汲み上げ、専門の機関につなげる
です。
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①放課後、子どもたちが安全に安心して学べる、遊べる居場所づくり
昨今、子どもたちが放課後に遊べる場所が少なく、小学生がコンビニの前で携帯ゲームで遊んでいたり、細い路地で家に当たらないように気を付けながらキャッチボールをしている姿が散見されます。
特に雨が降ると行き場がなくなり、子どもたちは自宅で1人夜まで過ごすことが多いとも聞きます。そんな地域の子どもたちに、安全で安心できる学び場・遊び場を提供したい。
「しゅくだいカフェ」は、そんな私たちの想いから、大阪市東淀川区でスタートしました。
②子育て世帯の「家族だんらん(夜の2時間)」を確保
また、シングルマザーやシングルファーザーで子育てしている家庭はもちろん、子育て世代の夫婦も他の年代に比べて共働きが多く、一番子どもとコミュニケーションを取りたい時代になかなかその時間がとれないというジレンマがあります。
子どもが思春期に差し掛かる年齢までの「家族が揃う夜の2時間」は、子どもの心を育む上でとても大切な家族団らんの時間であり、親にとっても癒しの時間ではないでしょうか。
そんな大切な夜の2時間を、「宿題やったの?」「早く終わらせなさい!」「明日の準備おわってるの?」「いつまでやってるのよもう!」なんて会話に支配されないように。
家に帰るまでに「しゅくだいカフェ」で確実に宿題を終わらせ、夜はしっかりと家族のコミニケーションを取ってほしいのです。
③課題やハンデを持つ子どもを、自然なコミュニケーションの中で汲み上げる
最近は声高に「子どもの貧困」や「発達障害・学習障害」などの子どもを取り巻く問題が、各種メディアで取り上げられるようになりました。
地域企業はその専門家にはなれませんが、そんな課題やハンデを自然なコミュニケーションの中で汲み取り、精査した上で各種支援団体や専門家につなぐことはできます。
また、学校以外での集団生活・社会生活が希薄化している子どもたちも多く、対人関係のルール・自己規律・共同の精神などが十分に育めていないと感じることも多くあります。
しゅくだいカフェは、違う学校、異年齢の多くの友達と同じ空間で混ざりあって遊ぶことで、「10年後に社会とつながる」ために必要な考え方、コミュニケーションスキルを養える場でありたいと考えています。
こんなサポートをします!
①随時更新!の充実のマニュアルを提供。
蓄積されたノウハウを惜しむことなくお渡しします。
マニュアルの内容は例えばこんな感じ!
●スタートアップ
はじめに地域を知る/オープンする場所を考える/場所の名前を考える/運営委員会を設立する/チラシをつくる/ホームページをつくる/寄付の仕組みをつくる/SNS を運用する/上手に「お願い」をする/しゅくだいカフェ・備品一覧
●こどもにとって楽しい居場所になるために
環境整備/見方・関わり方・接し方/ルール/保護者との関わり/必要なサポートとつなぐ/その他
●駄菓子屋運営
なぜ駄菓子屋を併設するのか/仕入れ/在庫管理/陳列/万引き防止 / 金庫管理/値段表/その他
●リスクマネジメント
保険/災害時・緊急時の対応/個人情報の管理・保護/地域とのハレーション対策/空間の環境整備関連
●運営全般について
ボランティアコーディネート/運営費の捻出方法/日々のルーティン/運営ミーティング/宣伝・広告・広報
②充実のサポートで安心運営。
・全国のしゅくだいカフェとつながり
本部からのノウハウ提供もあるオンラインサロン
・全国のしゅくだいカフェとのオンライン交流会(毎月)
・オンライン研修
・チラシやホームページなど広報ツールの作成
こんなメンバーでサポートします。
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本川 誠(代表理事)
1976年、大阪府堺市生まれ。
2008年より(株)Snailtrack 代表取締役社長。
朝日塾塾長。ASA淡路・豊里にて新聞販売店を経営。
高い販売実績を維持しながらも、地域が抱える社会問題を解決する一助となるような新しいアイディアに挑戦しつづけ、「ただの新聞屋さん」ではなく、地域から必要とされる唯一無二の存在になる。4人の娘を育てる中で気付いたことや考えたことを綴ったお便り(「ほんさんの手紙」)が地域の子育て層を中心に深い共感を呼び、絶大な人気を獲得。なかなか人には相談しづらい子育ての悩みを気軽に相談できる「子育てアドバイザー」としても活躍。
また、学校の先生など身近な大人との信頼関係を形成できなかった自身の経験をもとに、学校でも家でもない第三の居場所=サードプレイスとして「しゅくだいカフェ」を立ち上げる。地域の子どもたちが安心して学び、遊ぶことのできる安全地帯をつくるとともに、信頼できる大人との出会いを通して10年後の社会をアップデートするべく、日々奮闘している。
中井 まひる(副理事)
1980年、大阪市東淀川区生まれ。20代で建築・介護分野で数々の資格を取得し、2014年34歳で女性建築士がバリアフリーのリフォームを手掛けるリフォーム会社(株)ソレイユを設立、代表取締役社長に就任。
30名のスタッフは全員が子育て真っ最中のママ達で、キャリアと子育ての両立を支援している。
一方で自身は、20代で3人の息子を出産するものの仕事一筋で、貴重なこどもの成長をほとんど見られない・見ていない時期を経験。
そのときの後悔から、日々いちじるしく成長する我が子と少しでも一緒に過ごし、そのときどきにしか目に焼き付けられない姿を見届けてほしいと考えるようになり、「しゅくだいカフェ」の活動に参加、副運営委員長に就任。誰よりも共働きママの立場になって活動に鋭い助言をくれるアドバイザーとして活躍している。
東淀川区愛に溢れ、東淀川区最大の祭り「ひがよど祭り」の実行委員長でもある。
武田 緑(理事)
1985年、大阪市東淀川生まれ。Demo主宰。マイノリティの多い地域で生まれ育ったことから、多様性が尊重され、誰もが自分らしく生きられる社会の基盤をつくりたいと教育に携わり始める。
一人ひとりのこどもたちが、多様な生き方や考え方に触れながら学び育つ環境を整えることで「社会は変わる」という信念のもと、全国で教育関係者向けの研修の企画運営、現場の課題解決のための伴走サポート、教材の開発・提案などに取り組んでいる。大阪市東淀川区では行政から依頼を受けて2017-2019年の間に「子どもの居場所づくりアドバイザー」として、子ども食堂や学習支援などを行う地域団体やNPOなどのサポートを行う。
「しゅくだいカフェ」の活動には教育のスペシャリストとして参加し、運営委員に就任。幅広い教育の知見を授け、活動を支えている。
一緒にしゅくだいカフェを広げていきましょう!
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