SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)とは
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(略称:SDGsジャパン)は、持続可能な世界の実現を目指して2016年に設立された、日本のNGO/NPOなど市民社会組織のネットワーク組織です。
2017年2月に法人格を取得以来、2019年末現在約130の団体が加盟、「誰一人取り残さない」というSDGs(持続可能な開発目標)の理念に則り、すべての人が、人間として尊厳をもって生きることのできる社会の実現のために、政策提言活動や普及啓発活動を進めてきました。
活動開始から3年がたった現在、SDGsに関する市民社会活動への窓口として、政府や自治体、民間企業、国際機関や他国の市民社会組織と連携、ネットワークを活かした幅広い活動を展開しています。
なぜネットワーク団体が必要なのか
「SDGs(Sustainable Development Goals[持続可能な開発目標])は、2015年9月に国連で採択された、2030年を達成期限とする包括的な目標です。
SDGsが目指すのは、「世界の貧困をなくす」事と「持続可能な世界を実現する」事。
そのために、5つのP(People[人間]=世界の貧困をなくす/Prosperity[繁栄]=「つづく経済」をつくる/Planet[地球]=環境を守り育てる/Peace[平和]=仕組みつくり/Partnership[協働]=実現のための資金と協力関係を作る)からなる17個のゴールが設けられています。
17のゴールは「環境」「社会」「経済」と私たちを取り巻く様々な課題に関連します。そのために、1団体でSDGsの全てのゴールを取り上げることは非常に困難です。そこでわたしたちSDGsジャパンは、ネットワーク団体である強みを生かし、会員団体がすでに実施している「具体的な課題」と、気候変動・貧困・女性の活躍できる社会等「横断的なテーマ」を組み合わせ、課題解決のための幅広い視点を提供することを可能にしました。
また、数多い団体をゆるやかにつなぐことで、ネットワーク団体ならではの団体内での情報共有や意見交換、また政府や自治体への提言活動など、「社会を変えるために大きな枠組みを見直す」ことを可能にしています。
誰ひとりとり残さない社会とは何か
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。SDGsジャパン事務局の長島です。
2030年、私は日々不安の中で生きている
大学で教えたときに、学生の一人が書いた、「2030年の自分」の予想です。彼女は「結婚して子どもを産んでパートで働いていて、憲法も改正されて・・・」と具体的に羅列した後、本人の不安を書いていました。
2030年はSDGsの期限となる年。期限であり、そして続くその先の指標が出てきます。
しかし「その先」を明るく思い描ける人はどれだけいるでしょう。想定外の災害、温暖化による感染症拡大、人口減、過疎化・・・明るい未来のニュースはなかなか見つけることができません。
SDGsは、そんな不安だらけの社会を軌道修正するために生まれました。この主役は、わたしたち、一人ひとりであり、ストーリーは無限にあります。そのストーリー作りのお手伝いをするために、わたしたちSDGsジャパンはうまれました。
すべての人が安心して思い思いに暮らすことができる社会を作るために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
SDGsジャパン業務執行理事 長島美紀
ご支援の使い道
SDGsジャパンの活動は、皆さまからのご支援で成り立っています。これまで団体の活動は助成金やネットワークに加盟した団体の会員費でまかなってきましたが、活動の拡大に伴い、それだけでは調査研究や普及啓発といった活動をこれまで以上に展開することが難しくなりつつあります。
皆さまからのご寄付は、主に団体が進めるSDGs基金の運用とそのためのスタッフの交通費として使用させて頂きます。
みなさまのあたたかいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。