2024年3月より500人のマンスリーサポーターを募集しています
NPO法人SETは、2024年で団体設立13周年を迎えます。
2023年は法人化10周年を祝いました。ここまで活動を継続してきたことで、新たな景色が見えてきました。
私たちは、これから3〜5年以内に日本の地方が、そして岩手県が一際輝きを放つ未来が来ると信じています。
そんな未来に向けて、私たちは岩手県のみなさんと日本中の若者の交流を通して、地方に今までなかった新しい取り組みを生み出していきます。
↓↓詳細はこちら↓↓
岩手県を舞台に若者が活躍できる場を創るため500人のマンスリーサポーターを募集!
SETは都会の若者が抱える問題と、地方が抱える問題を、両者を繋ぎ合わせていくことで同時に解決を目指すNPO法人です!
■人との関わり方を模索していたAさん
「自分のことを本当に理解してくれている人は、いないのでは?」
そんな想いを抱えながら、Aさんは陸前高田市で行われるSETのプログラムに参加した。
それは、どこかで不安を抱えながらも、自分に向き合おうと思ったから。
他者との関係性は難しいし、一人で自分と向き合うことはもっと大変だった。
自分の中に確固たるものも見出せず、自信が持てない日々。
たまたま誘われたプログラムにもなかなか踏み出せなかったが、
自分だけの時間を作って、自分に向き合うことをしてみようと思い参加した。
■他者との共同生活で見つけた、自分と他者の関係性のあり方
他人との共同生活は、難しさがいっぱいだった。
相手の気持ちを理解することも、自分の気持ちを知ってもらうことも一筋縄では行かない。
ギクシャクする日々。
でも少しずつ、相手を表面的にしか捉えてない自分が見えてきた。
自分が気にしているよりも、周りは自分のことを気にしていなかったし、
一方で、受け止めてくれる存在だと気付いた。
周りの目を気にして焦っていたのは自分だった。
ただ受け止めてくれる相手の存在が、自分には確かにいること。
焦らず、安心して、自分は自分らしく居ようと思えるようになった。
不安に囚われ見えなくなることもあるけど、自分を理解して受け入れてくれる人は確かにそこにいた。
■自分を変えてくれる場所を探していた
Bさんは、人と繋がっていたい人だった。
でも、自分にはコミュニケーション能力もないし、
そういう自分の本質的な部分っていうのは変わらないもんだと思っていた。
自分の本当の思いを、自分は実現できない。
ただ、それでも何かを変えたい。
ここなら、自分が変わるかもしれない、と思える場所に飛び込んでいきたい。
これまでも、何度も飛び込んできた。
今回は、 SETのプログラムに期待をして、飛び込んでみようと思った。
■周りの環境ではなく、自分を変化させるという気づき
期待して、楽しそうと思って飛び込んだが
他人との共同生活は想像以上に自分をイラつかせた。
なんでそういうことをするのか。
なんでそんな言い方をするのか。
一つ一つが理解できなくて、一喜一憂する日々。
でもそんな日々の一歩一歩が、少しずつ相手の理解に繋がった。
それは、自分の理解にも繋がった。
陸前高田での暮らしが、自分の豊かさに対する見方を変えた。
他人との共同生活が、自分の他者に対する見方を変えた。
自分の周りにある環境を変えていくのではなく、
自分が周りを見ている見方を変化させることで、世界はまた違って見えた。
自分の本質なんて変わらないと思ってたけど、案外自分の努力で変化は起こせるのかもしれない。
そんな期待感を抱くことができるようになった、日々だった。
■「50年後にこの町はなくなっているかもしれない」
陸前高田市広田町は、人口約3000人ほどの漁師町。
高齢化も進み、東日本大震災が起きる前から、「50年後にこの町はなくなっているかもしれない」といわれていた。
昔は子どもたちがたくさん遊んでいたのに、今は若者がいなくなってさみしくなった。
海や山など、自然と共に生きる暮らしが根付いているこの町で、産業の担い手不足は今後もっと深刻になっていくだろうな...
ずっと続いてきた伝統行事や祭も、このままだと続けられないかもしれない。
■新しい風がこの町に吹いた
被災地支援で、たくさんの人がこの町を訪れた。
そんな中で、移住して活動する都会の若者たちが増えてきた。
「この町のためになりたい!」と話す彼らを最初は不思議に思っていたが、関わっていくうちに彼らの行動力や発想力に驚いた。
最近では、漁業や農業などの一次産業の現場にも移住者の姿を見るようになってきた。
また、新型コロナウイルス感染症が広がる前は、夏休みと春休みを使って、100人を超える多くの都会の若者が町に訪れた。
もちろん不器用なところもあるが、自然と町が元気になっていくように感じた。
新しい風が吹いている。
伝統行事や祭などの町のイベントも一緒に盛り上げることができて、この町の未来に少しずつ希望を持てるようになった。
若者たちは、自分の中にある不安や葛藤と日々戦いながら、「自分らしさとは?」という問いに向き合っている。
町に住む方々は、加速する町の人口減少や、産業や伝統行事の担い手不足に悩まされ、未来に希望が持てなくなっている。
そんな、現実を何とかしたいと思い活動を続けているのがNPO法人SETです。
自己肯定感の低い若者たち
「日本の若者は、諸外国の若者と比べて、自分自身に満足していたり、自分に長所があると感じていたりする者の割合が最も低く、また、自分に長所があると感じている者の割合は平成25年度の調査時より低下していた」
「日本の若者は、諸外国の若者と同様、自分の考えをはっきり相手に伝えることができたり、うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組んだりする者ほど、自分自身に満足している者の割合が高かった。」
-引用:平成26年度版 子ども・若者白書(概要版)-
上記の引用から、自己肯定感の向上には、誰かから必要とされる機会、自分自身を見つめ認める機会が必要であること。それらの機会は、特定のコミュニティーの中で生まれる他者との関わりを通して獲得されていくものであるということがわかる。
大都市一極集中化の加速
平成26年に、国都交通省が発表した「地域消滅時代」を見据えた今後の国土交通戦略のあり方についてという資料を参照すると、2040年に、全国1799都市中、896都市が消滅可能性都市に指定されると予想されていることが分かります。
消滅可能性都市とは、2010年から2040年にかけて、20~39歳の若年女性人口が5割以下に減少する市区町村のことを指します。
岩手県内では、33都市のうち27都市が消滅可能性都市に指定されています。
私たちが活動する全ての自治体(陸前高田市、岩手町、葛巻町、野田村)が消滅可能性都市となっています。
私たちが実現したい未来
私たちは、関わる若者たちの自己肯定感が向上し、地域の町の人たちの幸せにつながっていく。
そんな未来を作っていきたいと思っています。
Mission&Vision
ーMissionー
一人一人の「やりたい」を「できた」に変え、日本の未来に対して「Good」な「Change」が起こっている社会を創る
私たちは、関わる全ての人の「やりたい」という気持ちを大切にしています。
何かを得るために自分を犠牲にするのではなく、一人一人が能動的に持続可能な社会を作る担い手となり、
日本の未来に対して「Good」な「Change」を起こしていくことができる社会を実現します。
ーVisionー
人口が減るからこそ豊かになるひとづくり、まちづくり、社会づくり
加速する人口減少の問題解決の手段として、単純な人口増加策を取るので良いのでしょうか?
地方の人口減少に対して、そのほかの地域に住む若者たちと、町民のつながりを生み出すことで、新しい風を吹かせていく。
組織体制
【交流部】【暮らし部】【研究部】の3つの柱で、
「人口が減るからこそ豊かになる人づくり、まちづくり、社会づくり」というビジョン実現に挑んでいきます。
■【交流部】=スケールアップ
陸前高田・広田町での経験と実績を元に、岩手県内の自治体と連携して活動拠点を拡大するとともに、
大学生だけでなく、自治体職員向けの研修プログラムも実施。
■【暮らし部】=スケールディープ
短期滞在型やオンラインでの交流に加えて、長期滞在型のコンテンツや地域経済循環を創り出すローカルビジネスをゼロから開発。
■【研究部】=スケールアウト
各領域の研究者からご協力をいただきアカデミックボードを整備し、事業の効果実証や政策立案能力を高め、広田町から生まれた希望を日本全国に広げていく活動を実施しています。
現在実施した調査報告書はこちらからご覧ください。
活動内容
私たちが取り組む事業は「すぐに売り上げを立てられない/構造的にビジネス化が容易じゃない」けれど、「未来のために本当に必要な取り組み」に挑み続けていきたいと考えています。
具体的に取り組みたいことを以下にまとめました。
■【交流部】
・Change Maker Program
現在、学生の活動区域の拡大の他、岩手県内自治体職員や都内の社会人向け研修プログラムの実施など、「誰もがChangeMakerになれる社会」の実現に向け、挑戦を継続。今後さらに、想いを持った多様な背景を持つ人々がプログラムへ参加しやすい環境づくりを加速させていきたい。
・高田民泊
Withコロナのもとでの修学旅行民泊再開にむけて、雇用を守り、地域の方々とより心に残るコンテンツを磨き、魅力的で持続可能な陸前高田民泊を作る。 再開した後には年間受け入れ1万人を達成し、地域の交流インフラとして価値を出していきたい。
・まちぷろ(旧:高田と僕らのみらい開拓プロジェクト)
中高生が自分と地域の未来を県外の大学生と共に切り拓いていくキャリア教育プログラム。
陸前高田・広田町での7年間の経験と実績を、同様に若者流出の危機に面している岩手県内自治体にユース事業を展開し、「どこに生まれても誰もが生きたい生き方に向けてチャレンジできる社会」を実現したい。
■【暮らし部】
・Change Makers' College
市民活動の担い手不足の問題と現代の若者たちの抱える生きづらさの問題を同時に解決するために、日本でまだ一般化されていない「余白を大切にした大人のための学び舎」の普及啓発にも力を入れ、日本における持続可能な事業モデルを構築したい。
・コミュニティービジネス
コミュニティでの支えあいを通して、地域資源を活用した新しい経済の循環創出を目指す。
まずは「食」の分野に力を入れ、生産から加工、流通、販売まで手がけ、広田町を起点に、暮らしに根ざしたビジネスを一つずつ形にしていきたい。
■【研究部】
インパクト評価×公共政策をテーマに活動し、 SETで取り組んでいる事業の社会的インパクトを多方面から定量的・定性的に教授陣と共に評価。客観的な成果実証をもとにアドボカシー(政策提言)活動などを展開し、日本全体に価値を波及させていきたい。
マンスリーサポーターインタビュー
寄付者特典のお知らせ
掲載メディア&受賞歴
【メディア掲載】
■新聞
東海新報、河北新報、岩手日日、岩手日報、読売新聞、産経新聞など
■テレビ
NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、岩手朝日テレビなど
■雑誌・情報誌等
『コロンブス』、『YOUTH PAPER』、『ソトコト』など
■デジタルニュース
毎日新聞、朝日新聞デジタル、Yahoo!ニュースなど
■WEB掲載
オルタナS、Local Letter、NTT docomo、Viewpointなど
【受賞歴】
・東北農政局「ディスカバー農山漁村の宝」ビジネス部門入賞 (2020)
・第1回学生地域づくり交流大賞 最優秀賞受賞 (2020)
・令和元年度あしたのまち・くらしづくり活動賞 内閣総理大臣賞受賞(2019)
・第13回 マニフェスト大賞 最優秀シティズンシップ推進賞(2018)
・第7回 東北みらい賞(2018)
・復興大臣感謝状(2018)
・YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命 奨励賞(2014)
代表三井よりご挨拶
NPO法人SETのマンスリーサポーターに関心を寄せていただきありがとうございます。
マンスリーサポーターの皆様には、好きな映画を見るのにお金を払うというよりは、自分の子供が成長していくのに投資をするという感覚でSETに寄付をいただければ嬉しいです。
短期的な成果や見えやすく形になるものにお金を払うのでなくて、時間はかかるし、成果は見えづらいけども、本質的に社会の構造を少しずつ変えていけるように頑張っていきます。
ぜひとも、その変化の過程、成長の過程を楽しんでいただきながら、応援いただけると嬉しいです。
皆様からいただきました資金をもとに、これからの10年に向けて、新しい体制で社会にアプローチをかけていきます。
「人口が減るからこそ豊かになる人づくり、まちづくり、社会づくり」をより体現できるよう、
SET一丸となって取り組んでいきたいと思いますので、どうぞ引き続き応援よろしくお願いします。
単発での寄付をご希望の方へ
単発での寄付をご希望の方はこちらの口座に銀行振込でお願いします。
差し支えなければご寄付いただく際にはこちらのメールアドレス(set.support@nposet.com)にご連絡をいただけますと幸いです。
■SET寄付専用振込先
銀行名:GMOあおぞらネット銀行
支店名:法人第二営業部
支店コード:102
口座名義人: 特定非営利活動法人SET
口座番号:1098266
よくある質問
■領収書の発行について
個人名義の寄付の場合:原則として年に1度(12月31日で締め、翌2月上旬頃に発行)お手元にお送りします。なお、領収書の宛名は、ご寄付の際にお知らせいただいたお名前でお送りします。
■月額寄付の退会はできますか?
はい、できます。set.support@nposet.com宛にご連絡をいただければ、3営業日以内に対応いたします。
毎月のご寄付の方法がクレジットカードの場合は、当月の課金が最後となり翌月の課金は行われません。
月末が休業日で弊社の対応が月を跨いでしまった場合、課金が行われてしまうことがありますが、後日課金取消で対応させていただきます。
毎月のご寄付の方法が銀行引落の場合は、退会の反映までに最大2ヶ月かかる可能性がございます。
■月額寄付の引き落としはいつですか?
決済方法によって異なります。
クレジットカード決済の場合、初回の決済は登録時に行われ、次回以降の決済は毎月1日に行われます。また、金額の引き落としはカード会社指定の日に行われます。
毎月の銀行引落の場合には、毎月10日(土日祝日の場合は翌営業日)が引き落とし日となります。
お問い合わせ先
■ご質問・お問い合わせ
電話 : 0192-47-5747
メール : set.support@nposet.com
担当者 : NPO法人SET事務局広報部