活動・団体の紹介
自靖会は、2004年よりここ江戸川区で「医療、介護、在宅」のトータルケアを行なってまいりました。そこで福祉事業の供給が現状日本が抱える福祉の課題に間に合っていないという現状を目の当たりにしてきました。そこでそれらの問題を解決すべく、社会福祉法人自靖会は20年にわたって培ってきた知識や経験に「防災と障がい者支援」というテーマを掛け合わせ、地域に開かれた福祉施設を目指し、特別養護老人ホームいずみを立ち上げます。
一階には障がい者福祉事業として、医療的ケアを必要とする重度心身障がい者の方の生活介護のフロアや、障がいをお持ちの方の職場、就労継続支援B型事業所として誰もが気軽に立ち寄れるカフェも開設し、地域の方の憩いの場があります。
1階から3階の特別養護老人ホームでは、特に透析を必要とする方の入居にも対応し、関連する地域の医療機関と連携して、健やかで穏やかな生活を提供いたします。同時に、入浴や食事など日常生活上の支援をおこなうショートステイや居宅介護支援の設備も完備します。4階は、地域交流スペースとして、町会やカルチャークラブなどでご利用いただける場所として、 また学校帰りの子どもたちの遊び場や子ども食堂として地域に開き、誰もが気軽に集える場所となります。地震や水害などの緊急時には、防災拠点として 非常備蓄を備えた避難スペースとしても機能します。
活動の背景、社会課題について
障がい者人口は年々増加傾向にあります。内閣府による調査では、2006年から2018年の12年間で障がい者数が655.9万人から936.6万人と、約300万人近く増加しており、日本人の全人口から比較してみると、国民の約8%が障がいがある人ということになります。そのうち、重度心身障がい者数は4万3000人と言われています。その内、77%に当たる約2万9000人が在宅生活をしているとされています。医療の進歩や高齢者増加により、今後も障がい者の数は増加していくと予想されています。医療・医療の進歩充実により、これまで救えなかった命が救われる一方で、自宅で特殊な医療を必要とする人が増加しています。また、高齢化に比例して高齢者における障がい者の数も増加しています。重度の心身障害を抱える障がい者数が増加し続けている一方で、受け皿となる施設の数が不足しているのが現状です。都内では39ヶ所しかなく、江戸川区では1ヶ所のみです。私たちは、医療的ケアを必要とする障がい者やその家族が安心して生活ができる社会を築くことを目指しています。
代表者メッセージ
一人でも多くの「助けて」という声を拾い上げられるような場所。一人でも多くの人に「助けて」と頼ってもらえるような場所。
人は誰しも一人では生きていけません。
誰かの「助け」があるからこそ私たちは生きていくことができる。当たり前のように聞こえますが、「助けて」と声を上げることができる人が一体どのくらいいるでしょうか。
私たちの施設が、誰かの「頼れる場所」であり、「居場所」となりたい。そして、高齢者も障がい者も子どももそうでない人もみんなが助け合って共に生きていく、そんな社会をつくりたい。
私どもが目指すのは、互いに手を取り合って進んでゆく社会の実現です。そのために、少しでも貢献したいと思っています。
どうか、この活動にご支援いただきたいと思います。
皆さまからの温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
寄付金の使い道について
特に江戸川区に必要とされる、介護や医療的ケアなど福祉のサー ビスを中心に活用されます。
その他、こども食堂や、学校帰りの子どもの居場所づくり。障がいのある方の居場所づくり。
皆様からの 温かいご支援を心よりお願い申し上げます。