「明日も、学校へ行きたい」その願いに、希望を。 スラムの中学生150人を支える継続支援〈Hope Partner〉を募集しています。

NPO法人SHIFT80は、アフリカのケニアで困難な状況にある子どもたちが「学びつづけられる未来」を実現するために活動しています。 ケニアの首都ナイロビにある巨大スラム・キベラで暮らす150名の中学生が、毎日学校に通いつづけられるように。そして、中学校卒業後も高等学校へ進学し、学びをつなげていけるように── SHIFT80では、こうした子どもたちの「学びつづけられる未来」をともに支えてくださる継続寄付の仲間〈ホープ・パートナー〉を、2025年9月30日までに20名を目標として募集しています。 あなたのご参加が、子どもたちの学びや夢を支える確かな一歩になります。月300円から、未来への希望づくりに加わっていただけませんか?

活動のきっかけ

はじめまして。NPO法人SHIFT80(シフトエイティ)代表理事の坂田ミギーです。

私は会社員だったころに過労で倒れ、世界一周の旅に出ました。そこで出会ったのがケニアの首都ナイロビにある巨大スラム・キベラの仲間たちです。

経済的に厳しく、医療も受けられない。彼らはそのような困難な環境で暮らしています。けれど、不安・不平・不満に足を止めることなく、毎日たくましく、助け合って生活しているのです。
「毎朝、目が覚めたら幸せだと思う。なんだってできる」と笑って話す友人に出会っておどろきました。私はそんなことを考えたこともなかったからです。「今日も仕事か」「自信がない、気が重い」そんなことばかり考えていました。

キベラの仲間は、いまここにある幸せを見出すこと、よろこびを感じることのが本当に上手です。誰かが困っていれば、わずかな持ち物・金銭をわかちあい、助け合っている姿をよく見かけます。そんな彼らと毎日すごすうちに、私の心は救われていきました。

彼らに恩返しをしたい、日本のみなさんにも彼らの姿を見ていただきたいと思い、ケニアに通って12年、活動をはじめて7年になりました。

そんなある日、尊敬する友人リリアンに「好きな言葉」を聞きました。彼女はスラムで育ち、貧困児童のための学校を立ち上げ、敷地内に住み、いまでも孤児をレスキューしつづけています。そんな彼女が書いたのは「Share the little you have.」(わずかでも持ちうるものをわかちあおう)。それはまさに、彼女がいつも行なっていることでした。たとえ自分の暮らしが苦しくなろうとも、部屋が狭くなろうとも、彼女は困っている子どもを助けつづけているのです。

この言葉は、いまでは私たちの活動理念にもなっています。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」
本当にそうでしょうか? 私はちがうと思います。

支援活動をしていると、時折こう言われます。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と。
この言葉、私はちがうと思います。

このように言う人々が思い描く「釣り方」とは何でしょうか。
資格? 技術? 起業?
たしかにそれらも重要でしょう。
けれど、それ以前に「きょう食べるごはん」や「学べる土台」
これらがなければ、釣り方を学んだり、考えたりできるようにはなりません。

私たちの目の前にいるのは、孤児や、過酷な家庭環境の子。
家に食べ物がなく、お腹が空いて、ひもじい思いをしている子どもたちです。

あなたはその子たちに食べ物を与えず
「魚はこうして自分で釣ってきて」と話しますか?
そうではないはずです。

子どもたちにまず必要なのは、「魚を与えること」
あたたかい食事で、空腹を満たし、安心してもらうことです。
なによりも必要なことだと考えています。

そして、この子たちはまた、“機会のない子どもたち”でもあります。

教科書が足りず、みんなで共有する。
学費が払えず、校門で追い返される。
生理用品が買えず、生理中は学校に通えない。
貧しさは、まず「学ぶ機会」そのものを奪っていくのです。

だからこそ、私たちは伝えたい。
教育こそが、最も届けるべき「魚の釣り方」であり、希望であると。
知る力、問いを持つ力、考え抜く力、自ら選び、生きる力。
教育は、目の前の一匹の魚ではありません。
一生を支える、奪われることのない知恵を、子どもたちに開くものです。

SHIFT80は、ケニアのスラムで暮らす150名の中学生が、
学校に通いつづけ、卒業後も学びを選べるよう、
給食、教材、教員・スタッフの雇用、生理用品、奨学金制度などの支援を届けています。

私たちは2025年8月、新たにNPO法人としての歩みを始めました。
これまで株式会社こたつの非営利事業として展開してきたSHIFT80の活動は、そのままに。これからは、株式会社・NPO、両方のアプローチを活かしながら、より広く、より持続的に“わかちあい”の輪を広げていきます。

月300円から参加できる継続支援「Hope Partner(ホープ・パートナー)」は、その新しい一歩をともに歩む仲間のしくみです。
子どもたちの「明日も学校へ」を、一緒に支えてくださる方を募集しています。

あなたの応援が、子どもの未来を照らす光になります。
そして、応援された子もまた、次の誰かを支えていくことができるようになります。

この“わかちあい”の輪に、あなたも加わりませんか?

なぜ中学生が支援の対象?

ケニアでは2023年から新しい教育制度が始まり、「ジュニア・セカンダリー・スクール(JSS)」という中学校が、新規に設けられました。これは義務教育に含まれる大切な3年間です。

しかし、スラム地域では中学校の新設が追いついていなかったり、校舎や教室、教材、教員・スタッフが足りていなかったりと、多くの子どもが中学校に通うことができず、学びを断念せざるをえない状況がつづいています。

思春期を迎えるこの3年間は、将来の進学や仕事、自立にとって非常に重要な時期です。この時期に学ぶ機会を失うと、将来の選択肢が大きく狭まってしまいます。

だからこそ私たちは、中学生を支えることが、貧困の連鎖を断ち切る第一歩になると考えています。「学びつづけること」が、未来を切り拓く力になります。

あなたのご支援でできることの一例

毎月300円
のご寄付を1年間継続で
通学カバンと靴を、1セット届けることができます。
学生の方におすすめの、無理なくつづけられる支援です。

毎月2,000円
のご寄付を1年間継続で
子ども1人が朝・昼の給食を毎日食べることができます。
空腹を満たすことで、集中して授業に参加できる環境が生まれます。

毎月5,000円
のご寄付を1年間継続で
中学生1人が、毎日学校に通いつづけることができます。
経済的な理由で学びをあきらめることなく、未来に希望を持ちつづけられます。

毎月7,000円
のご寄付を1年間継続で
生徒1人が、高校に進学して学びつづけることができます。
授業料・寮費・食費・制服代・入寮時の寝具や生活用品などをカバーし、進学の夢が実現します。

解約・退会はいつでも可能です。
ご支援、心よりお待ちしております。

これまでの主な活動内容と実績:

SHIFT80は、2018年の活動開始以来、ケニアのスラム地域を中心に、困難な状況にある子どもや若者、女性たちを支える取り組みを行ってきました。

  • 生理用品の配布と月経教育
     経済的理由で学校を休まざるを得ない女子生徒に、生理用品を継続的に提供してきました。
     これまでに累計 1,304,780枚 の生理用品を配布し、年間の欠席日数を 36日減少、女子生徒の成績向上の成果を上げています。
  • 学校給食支援
     家庭で十分な食事を摂れない子どもたちのために、学校での給食支援を実施。これまでに 29,223食 の給食を届けてきました。

  • 奨学金制度の提供
     学びを継続する意欲あふれる高校生5名・大学生3名に、給付型の奨学金を提供しています。

  • アップサイクルファッション事業の展開
     ケニアの若手デザイナーやテーラーとともに、古着を再構築したファッションを製作。日本の伝統的な着物生地との融合により、一点もののアイテムとして販売し、現地の雇用・収入につなげています。

  • 職業訓練・表現の場の提供
     若者たちがスキルを身につけ、自分の力で社会とつながる機会を増やしています。これまでに 43名 の若者がモデルとして活動し、自己表現の場を得てきました。

私たちはこれらの活動を通じて、現地の人々が主体となって地域の変化を生み出す支援のかたちを目指しています。

受賞・メディア掲載

SHIFT80の活動や代表・坂田ミギーのこれまでの取り組みは、国内外でその活動が高く評価され、数多くの受賞・メディア掲載・行政からの支援実績があります。

受賞歴

  • Forbes JAPAN「NEXT100」(2025年)
     ──「100通りの世界を救う希望」として、代表・坂田ミギーが選出されました
  • KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 KG+ DISCOVERY Award 2025
  • J300アワード準大賞(2025年)
  • 日本青年会議所「価値デザインコンテスト」グランプリ・経産大臣賞(2024年)
  • ソーシャルプロダクツ賞(2024年)
  • APAアワード広告作品部門 優秀賞(2024年)
  • Japan Beauty and Fashion Tech Awards準大賞(2022年)
  • フィガロジャポン Business with Attitude Professional Award(2022年)
  • JAPAN SOCIAL BUSINESS SUMMIT 優秀賞(2021年)

ほかの受賞歴・メディア掲載はこちら▶︎

ケニア主要メディア掲載

The Star / The Standard / Citizen Digital / Capital FM / K24 TV / TV47 Kenya / KBC Business / TNX Africa

行政・自治体

  • TICAD9 共創企業(2025年 認定)
     ── アフリカ開発会議(TICAD)共創パートナーとして認定
  • 東京都プログラム採択実績
     - Global Xpander Tokyo(開発途上国進出支援)
     - NEXs Tokyo(海外展開支援)
     - APT Women(女性ベンチャー成長促進事業)
  • 経済産業省
     - J-StarX(起業家海外派遣育成プログラム)

最後に

これまで私たちは、株式会社こたつの非営利事業「SHIFT80」として、アフリカ・ケニアを中心に、教育支援・職業訓練・女性のエンパワーメントに取り組んできました。支援を「一方的な施し」ではなく、「共に創る未来」と捉え、子どもや若者が本来もつ力を信じ、引き出す共創型の支援を実践してきました。

生理用品の配布、給食支援、奨学金制度、アップサイクルファッションの展開などを通じ、のべ8,000人以上に支援を届け、月経による欠席の大幅な削減や、成績の向上といった成果も生まれています。

こうした活動を、より持続可能に、より多くの人と分かち合うため、2025年に新たにNPO法人SHIFT80を設立しました。寄付によって支える仕組みを整え、透明性の高い運営と信頼性のある支援体制を築いていくことで、応援いただくみなさまとのつながりもより深く、長く続くものにしていきたいと考えています。

あなたとご一緒できることを楽しみにしております!

ホープサポーター・プログラムに関するQ&A

ご支援を検討してくださるみなさまからのご質問とその回答は、こちらのリンクよりご覧いただけます。

https://shift80.jp/blogs/explainer/qa

団体情報
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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