SHIFT80(シフトエイティ)は、困難な状況で生きる人々とともに「学びつづけられる未来」をつくる、教育と共創を軸にしたNPO法人です。
活動理念は “Share the little you have.”(わずかでも、持ちうるものをわかちあおう)。
これは、活動地であるケニアのキベラスラムで出会った仲間たちが、日々実践している生き方であり、SHIFT80の根幹を支える精神です。
代表の坂田ミギーは、2018年からナイロビのキベラスラムを中心に、現地の教育施設・医療機関・難民支援団体・意欲ある若者たちと連携しながら生理用品の配布と月経教育、学校給食支援、奨学金制度、アップサイクルファッション事業、職業訓練などを展開し、これまでにのべ8,000人以上の子どもや若者・女性たちをサポートしてきました。
2025年にはNPO法人として新たな歩みを始め、株式会社とNPO、両方のアプローチを活かしながら、より広く“わかちあい”の輪を広げています。
活動のきっかけ
はじめまして。SHIFT80代表の坂田ミギーです。
私は会社員時代、過労で倒れたことをきっかけに世界一周の旅に出ました。そこで出会ったのが、ケニア・ナイロビにある巨大スラム「キベラ」の仲間たちです。
医療も教育も十分に受けられない厳しい環境にありながら、人々は助け合い、たくましく生きています。
「毎朝、目が覚めたら幸せだと思う。なんだってできる」
そう笑顔で話す友人の姿に、私は衝撃を受けました。自分はいつも「仕事がつらい」「自信がない」と嘆いていたのに、彼らは困難な暮らしのなかでも、希望を生み出す力をもち、輝いていたからです。
キベラの人々は、いまここにある幸せを見つけ、分かち合い、支え合うことに長けています。彼らと日々をすごすうちに、私自身も心を救われていきました。
「彼らに恩返しをしたい。日本のみなさんにも彼らの姿を伝えたい」
そんな想いでケニアに通って12年、活動を始めて7年が経ちました。

ある日、尊敬する友人リリアンに「好きな言葉」を聞くと、彼女はこう書きました。
“Share the little you have.”(わずかでも、持ちうるものをわかちあおう)。
彼女は若いころに両親を失って孤児となり、幼い弟妹の世話をしながらスラムで生き抜いてきただけでなく、まわりにいる子どもたちのために小さな寺子屋をつくり、教育を届けてきました。その寺子屋は、いまではたくさんの生徒が通う大きな学校「マゴソスクール」となりました。
いまでも、彼女は校舎の一室で暮らしています。
自らの家計が苦しくても、常に困っている誰かを助け続けています。
その姿はまさに、この言葉「わずかでも、持ちうるものをわかちあおう」そのものです。
この言葉はいま、SHIFT80の活動理念となり、私たちの歩みを導いています。

学校を超えた
キベラスラムの奥深くにある学校
「マゴソスクール」で希望が生まれる
ケニアの首都ナイロビの中心地から約5km。
アフリカ最大規模のスラム、キベラには2.3km四方の土地に数十万人が暮らしています。
そのキベラの奥深くにある学校が「マゴソスクール」です。
ここには、孤児や元ストリートチルドレン、虐待や極度の貧困のなかで育った子どもたちが集います。生徒数は418名(2025年10月時点)。幼稚園から小学校、新設された中学校まで、誰もが安心して学び、日々の食事をとり、仲間と共に未来を描いています。
マゴソスクールは、単なる学校としての場所・機能だけではありません。
困難な状況にある子どもをはじめ、行き場のない若者もここに身を寄せ、支え合いながら暮らしています。「マゴソファミリー」と呼ばれる約30名の人々は、校舎のなかで寝食を共にし、まるで大家族、まさにマゴソファミリーとしておたがいを支え合っています。
教育に加えて、洋裁の職業訓練所や、障がいのある子どものための特別支援学級、高校進学のための奨学金制度なども運営しています。さらに、ナイロビから500km離れた東ケニアのミリティーニ村では、子どもの家「ジュンバ・ラ・ワトト」が開かれ、マゴソから移住した子どもたちや、村の孤児たちが共に暮らしています。
マゴソスクールで働く63名のスタッフは、全員が自身もスラムのなかで暮らしています。学校の卒業生も、ボランティアとして後輩を支えてくれています。
ここは「教育の場」であると同時に、誰もが安心して生きられる“駆け込み寺”であり、未来を自らの手で切り拓くための力を育む場でもあります。
あなたのご支援でできることの一例

毎月500円のご寄付を1年間継続で
通学カバン+靴+制服の一部(シャツ+スカートorパンツ)を1セット、届けることができます。
学生の方におすすめの、無理なくつづけられる支援です。

毎月2,000円のご寄付を1年間継続で
子ども1人が朝・昼の給食を毎日食べることができます。
空腹を満たすことで、集中して授業に参加できる環境が生まれます。

毎月5,000円のご寄付を1年間継続で
マゴソスクール卒業生のうち、進学の機会を待ちながら、有給ボランティアスタッフとして子どもたちを支えている若者1名の生活を支えることができます。
子どもたちの学びを支える“次の世代”を継続して応援できる支援です。

毎月20,000円のご寄付を1年間継続で
教員1名を雇用することができます。子どもたちに安定した教育環境を届けられます。
金額はあくまで目安です。
ご自身のペースに合わせて、無理なく続けていただけます。
解約や退会はいつでも可能です。
ご支援、心よりお待ちしております。
学校共同運営者:早川千晶さんのメッセージ
ケニアで暮らして37年、キベラスラムという貧困地区で様々な生活困窮の状況にある人々と共に生きてきました。困窮児童や孤児のための学校「マゴソスクール」と児童養護施設を設立、数多くの貧困者に仕事を提供し、どん底にある子どもたちを救済、スラムの人々へ医療の支援や生活立て直しのお手伝いをしてきました。目の前に次から次にやってくる様々な問題に対して、無我夢中で対応してきた年月ですが、ふっと気づくと、子どもたちは力強く成長し、この国の未来を担う立派な意志を持つ若者たちに育っていました。私は、ひもじい子どもたちに食べ物を、病に苦しむ人々に医療を、そして誰もが温かい寝床で安心して寝て欲しいと願い、ひたすら支援をしてきたけれど、そんな中で子どもたちは学び、成長し、誰もが幸せに生きられる世の中を作るにはどうしたらいいのかと彼ら自身が考え、行動するようになりました。マゴソスクールで育った子どもたちが、いま、大人になり活動の中心を担ってくれています。
この活動を通じて、私は日本全国各地の小中学校や高校、大学と交流を持つようになり、日本社会の抱える問題や、子どもや若者たちの心の問題に深く接するようになりました。そして、ケニアのマゴソスクールから発信するメッセージが、日本で問題を抱える多くの子どもたちに影響を与え、希望を生み出していく様子を間近に見てきました。
人と人とは出会い、寄り添い合って触れ合い、理解し合うことで、奇跡のような力を生み出していきます。私は、この地球に生まれてきた人間一人一人が、その命を最大限に活かして、精一杯生き、今よりも平和な世界を作っていくための確かな力を生み出していきたいと願います。誰もが命の尊厳を守り、その命をまっとうすることができる社会を、今よりも良い明日を、地球の仲間たちと共に生み出していきたいと願います。
そのためには、世界のどこで生まれても、等しく学ぶことができる教育のチャンスを。人間にとって真の豊かさとは何かを追求し、この地球の宝である大自然と命を守り、私たちが死んだあとも続く次世代へとつなげていくために、今できることは何か。差別や格差を超え、世界中すべての人間が手を取り合い、分かち合い、支えあって生きられる社会を目指して、これからも活動を続けていきます。

これまでの主な活動内容と実績:
SHIFT80は、2018年の活動開始以来、ケニアのスラム地域を中心に、困難な状況にある子どもや若者、女性たちを支える取り組みを行ってきました。
- 生理用品の配布と月経教育
経済的理由で学校を休まざるを得ない女子生徒に、生理用品を継続的に提供してきました。
これまでに累計 131万枚以上 の生理用品を配布し、年間の欠席日数を 36日減少、女子生徒の成績向上の成果を上げています。
. - 学校給食支援
家庭で十分な食事を摂れない子どもたちのために、学校での給食支援を実施。これまでに 29,223食 の給食を届けてきました。
. - 奨学金制度の提供
学びを継続する意欲あふれる高校生5名・大学生3名に、給付型の奨学金を提供しています。
. - アップサイクルファッション事業の展開
ケニアの若手デザイナーやテーラーとともに、古着を再構築したファッションを製作。日本の伝統的な着物生地との融合により、一点もののアイテムとして販売し、現地の雇用・収入につなげています。
. - 職業訓練・表現の場の提供
若者たちがスキルを身につけ、自分の力で社会とつながる機会を増やしています。これまでに 43名 の若者がモデルとして活動し、自己表現の場を得てきました。
私たちはこれらの活動を通じて、現地の人々が主体となって地域の変化を生み出す支援のかたちを目指しています。
受賞・メディア掲載
応援いただいたみなさまのおかげで、SHIFT80の活動や代表・坂田ミギーのこれまでの取り組みは、国内外でその活動が高く評価され、数多くの受賞・メディア掲載・行政からの支援実績があります。

受賞歴
- Forbes JAPAN「NEXT100」(2025年)
──「100通りの世界を救う希望」として、代表・坂田ミギーが選出されました - KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 KG+ DISCOVERY Award 2025
- J300アワード準大賞(2025年)
- 日本青年会議所「価値デザインコンテスト」グランプリ・経産大臣賞(2024年)
- ソーシャルプロダクツ賞(2024年)
- APAアワード広告作品部門 優秀賞(2024年)
- Japan Beauty and Fashion Tech Awards準大賞(2022年)
- フィガロジャポン Business with Attitude Professional Award(2022年)
- JAPAN SOCIAL BUSINESS SUMMIT 優秀賞(2021年)
ケニア主要メディア掲載
The Star / The Standard / Citizen Digital / Capital FM / K24 TV / TV47 Kenya / KBC Business / TNX Africa
行政・自治体
- TICAD9 共創企業(2025年 認定)
── アフリカ開発会議(TICAD)共創パートナーとして認定 - 東京都プログラム採択実績
- Global Xpander Tokyo(開発途上国進出支援)
- NEXs Tokyo(海外展開支援)
- APT Women(女性ベンチャー成長促進事業) - 経済産業省
- J-StarX(起業家海外派遣育成プログラム)
最後に
これまで私たちは、株式会社こたつの非営利事業「SHIFT80」として、アフリカ・ケニアを中心に、教育支援・職業訓練・女性のエンパワーメントに取り組んできました。支援を「一方的な施し」ではなく、「共に創る未来」と捉え、子どもや若者が本来もつ力を信じ、引き出す共創型の支援を実践してきました。
生理用品の配布、給食支援、奨学金制度、アップサイクルファッションの展開などを通じ、これまでにのべ8,000人以上に支援を届けてきました。そこからは、月経による欠席の大幅な削減や、成績の向上、そして子どもたち自身が仲間を支える姿など、確かな変化が生まれています。
こうした活動を、より持続可能に、より多くの人と分かち合うため、2025年に新たにNPO法人SHIFT80を設立しました。寄付によって支える仕組みを整え、透明性の高い運営と信頼性のある支援体制を築きながら、応援いただくみなさまと共に歩んでいきます。
また、マゴソスクールの共同運営者である早川千晶さんとは、12年以上にわたり現地で活動を共にしてきました。信頼を重ねながら、子どもたちの成長を支える歩みをタッグで進めてきたことも、私たちの活動の大きな強みです。
マゴソスクールで学ぶ子どもたちの笑顔や、未来を育てる力強い歩みは、あなたの参加によってさらに広がっていきます。
その輪の中に、ぜひあなたも加わってください。

ホープパートナー・プログラムに関するQ&A
ご支援を検討してくださるみなさまからのご質問とその回答は、こちらのリンクよりご覧いただけます。

