四万十川財団

川を、人を、想いを、未来につなぐため

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清流四万十川  清らかな水と美しい景観、そこに根差す人やその営み、それらを取り巻く自然環境と生態系を守り、未来につなげていくために、私たち四万十川財団の活動と四万十川基金へのご支援をお願いいたします。

四万十川財団の紹介

私たちは四万十川の保全や流域の振興のお手伝いを中心に活動しています

 高知県と四万十川流域の5つの市町(四万十市・四万十町・中土佐町・津野町・梼原町)が共同で出資し2000年2月に設立され、2013年4月には公益財団法人の認定を受けました。行政はもちろん、民間の様々な団体とも連携しながら、5つの環境保全に寄与する事業と2つの流域の振興を図るための事業を行っています。

基本方針

 私たちは、公益財団法人として「四万十川の清流保全」と「四万十川流域の振興」を図るために、以下の基本方針に則って事業を展開しています

  1. 四万十川を中心に、流域内外の人と人とをつなぎます
  2. これからの四万十川の環境保全と流域の暮らしをになっていく人材育成を目指します
  3. 四万十川の清流保全のため、山林の適正な管理ができる流域社会を目指します
  4. 四万十川の清流保全のための適切な対策を探り、提案します
  5. 四万十川が人間と親しい川であるように、川遊びの安全確保を図ります
  6. 四万十川を「守りながら暮らす」また「暮らすことで守る」ライフスタイルを応援します
  7. 四万十川流域の各種データを収集し、情報発信を積極的に行います
  8. 地域のマンパワーの活用や流域市町および県、国と連携した活動を行います

事業の内容について

四万十川環境学習支援事業

 四万十川流域の小中学生や住民を中心に、四万十川の保全への理解が深まるよう、環境学習の支援をしています。令和5年度は19の小学校と3の中高等学校のべ1500名の生徒さんたちと清流度調査や水生生物の生息調査などを行いました。また、四万十川の日(7月25日)の制定趣旨に沿うため、県下の小学生と保護者を対象とした「親子川遊び体験教室」を7月24日梼原町で開催し20名の参加者とウニの標本作りを体験し、梼原川で川遊びを楽しみました。

四万十川清流保全事業

 「森・川・里・海」のつながりを視野に入れた四万十川の河川環境と生態系の保全を図るため、夏期と年末繁忙期を除く毎月最終土曜日には、四万十川河口にあたる海岸の清掃をボランティアの参加をつのり実施しています。また、川のレジャーの閑散期には、業者さんのご協力のもと、カヌーで岸からは行けない所のゴミを拾うイベントを年2回行い、4月の四万十川一斉清掃には住民の参加を呼びかけ、ボランティアでは取り切れないゴミの回収・処分なども対応しています。今年度からは山林事業の準備もすすめ、中長期にわたる取り組みの方向性を探っていきます。

四万十川情報発信事業

 機関紙(現在はメルマガ)「清流通信 四万十川物語」を取材・編集して、毎月(25日前後)に流域や四万十川に関する様々な情報を発信しています。また、HPやSNSでは日々の事業実施の様子やイベントの模様、会議への参加の様子なども随時公開しています。その他にも、マスコミや教育機関への情報・素材の提供、一般のお客様からの各種お問合せについても対応しています。

四万十リバーマスター育成事業

 流域に暮らす「川の達人さん」たちに「四万十リバーマスター」になってもらい、四万十川を訪れる人に対する川遊びの指南や危険回避、環境保全のためのマナーアップなどに協力いただいています。リバーマスターさんは現在104名、財団の他の事業でもお手伝いやご協力をしていただいています。また、令和3年度からは「四万十川大人塾」と銘打って、リバーマスターを講師に迎え、四万十川に残る川文化の継承を図る取り組みも行っています。過去3年間は「川漁」に着目し、アユの投げ網やウナギの仕掛け漁、伝統のしゃくり漁などの技術を塾生さんが熱心に学ばれました。

四万十川ガキ育成事業

 安全面に配慮した川遊びを普及するために、四万十川遊びマップ「かわがせんせい」と川遊び指南書「みんなおいで、あそぼ」の製作・配付を行っています。また、道の駅や関係施設などにお願いして子供用救命胴衣(ライフジャケット)の無償貸出も継続して行っています。さらに実践的に、いざという時のための着衣泳の授業も実施しました。

文化的景観推進事業

 国から文化財として選定された「四万十川流域の文化的景観」を保全・活用し、地域づくりに活かす取り組みを行います。そのため、「四万十川流域文化的景観連絡協議会」を立ち上げ、流域市町で連携を図るとともに、文化的景観の整備・活用に関する情報や意見交換を行い、「サステナブル・シマント」の制度を設計し、現在は試験運用を行っています。

流域活性化支援事業

 四万十川流域でグリーンツーリズムの取り組みをしている施設で組織する「四万十川すみずみツーリズム連絡会」の活動を支援しています。連絡会での情報交換や研修などを行い、施設間の連携や協力、集客受入れ態勢の強化を図っています。また、平成26年度から実施していたスタンプラリーも、今年度から新たに利用し易くリニューアルしています。

寄付金の使い道について

  •  水生生物調査の際に使用する「水生生物したじき」の製作費用
  •  ボランティア等では取れないゴミの回収及び処分の費用
  •  安全な川遊びを紹介する「川遊びマップ」の製作費用
  •  川遊びの場所に設置するライフジャケットの購入費用
  •  設置用救命浮き輪の購入費用
  •  海岸清掃やカヌー清掃などの各種ボランティアの参加者さんに配布する手拭いの製作費用

川の保全や安全対策、流域の振興につながるような上記の費用に使います。   

このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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