特定非営利活動法人 心澄

繁華街に、生き難さや悩みを抱え、苦しむ子ども・若者が気軽に「寄れる」「過ごせる」居場所をつくりたい。

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支援総額
1,534,270
153%
目標金額 1,000,000
ネクストゴール 1,500,000
サポーター
152
終了しました
2024年04月09日 23時59分 まで
私たちは長崎県長崎市で、2009年より悩む若者を対象に活動を始めました。 不登校・ひきこもり・若年無業者・軽度の障害がある方・LGBTQ・18歳以降でも虐待の影響等で苦しんでいる方など多くの方々と関わっていますが、これまでの形では、「相談窓口に来にくい、たくさんの人は苦手」などの様々な課題があります。 そこで、長崎市の中心地に風通しの良い『居場所カフェ』を作ろうという話に繋がりました。 ・外から中が見えやすく、予約なしで気軽に入ることができる ・5分程度の話ができる ・一人で行っても自分の居場所を確保できる ・相談に来ている方々が運営に参加することで、就労支援も担うことができる しかし、このような取り組みは前例がなく、上手くいくかは未知数です。 これまでのように行政から資金が出るわけではありません。 皆様からのご協力をいただきつつ事業を進めてくためにクラウドファンディングを実施します。

ありがとうございます\(◎o◎)/!            おかげさまでネクストゴールも達成しました。  あと一日!

★目指せ!ネクストゴール150万円 支援者100人(3/18)

目標達成!ありがとうございます。

ネクストゴールチャレンジ!

皆様のご支援のおかげで、プロジェクト期限の1ヵ月も前に目標金額を達成することができ お礼の言葉では表しきれないほど、深く感謝しております。 皆様からいただいたご支援に感謝をするとともに、これだけ早く達成できたというのは、今の社会においてこのような居場所が求められていることを改めて感じました。 いただいた資金は、すべて私たちのプロジェクトの成功に向けて大切に使わせていただき これから一人でも多くの生き難さや悩みを抱えている子どもたち・若者たちが、気軽に「寄れる」「過ごせる」居場所を作り上げていきたいと思います。

実は、私たちのこの活動には、たくさんの資金が必要です。

居場所カフェを始めるためには、実は400万以上の金額が必要です。さらに言えば、続けるためには家賃・食料など月に10万円単位の資金が必要なのです。認定NPOの意義と理想を考え、今までの蓄えなどをやりくりし続けていく覚悟ではありますが、なにより私たちはクラウドファンディングに不慣れなこともあり、お気持ちをいただく分としてはあまり無理のない金額を設定していました。ネクストゴールも同様の気持ちで設定いたしました。

現在、それなりに居場所カフェは動いております。心澄の利用者の若者がスタッフとして、生き生きと動いていることに関心しきりです。これは、皆様の後押しを彼らが実感していることの現れだと思いますし、わたしども心澄の活動の反省と将来への見立てが今のところは間違っていなかったと安堵しています。ぜひとも、私たちのプロジェクトにご期待とご支援をいただければ幸いです。 最後に、今後も皆様のご期待に添えるよう、最善を尽くして取り組んでまいります。 引き続きの当法人へのご支援・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。


このプロジェクトはソニー銀行の認定プロジェクトです。

このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透およびNPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。

▼GIVING for SDGs特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
▼ソニー銀行のウェブサイト
https://moneykit.net/?cid=cf_gfs006_01

ソニー銀行様より、以下の応援メッセージを頂きました。

このたびは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」へのご参加ありがとうございます。
本プロジェクトは不登校、虐待経験者、LGBTQなど苦しむ子ども・若者が気軽に過ごせる居場所作りを行うもので、多様性が求められる現代に大切な取り組みであると考えております。

また、本プロジェクトはSDGsの17の目標のうち8つの目標に該当しますが、特に「1 貧困をなくそう」「2 飢餓をゼロに」「5 ジェンダー平等を実現しよう」「10 人や国の不平等をなくそう」「16 平和と公正をすべての人に」に関しては、当社サービスである「Sony Bank GATE」での貢献が難しい項目となるため、当社による協力への意義も強く感じております。

ソニー銀行は本プロジェクトを通じて、誰もが気軽に相談でき、また安心して過ごすことができる居場所を提供し続けられることを願っております。


はじめに

長崎の2050年の推定人口減少率、高齢化率は日本有数の高さで、様々な立場の人の福祉的支援・居場所づくりや経済の活性化などが自治体の大きな課題として掲げられています。
これは、長崎と言う町の存続に関わるレベルであり、逆に相談のニーズは高まりつつあります。私たちも活動を通じて微力ながらも長崎の活性化に貢献できるのではないかと考えました。

子ども・若者にとって「看板のある相談窓口」への連絡はハードルが高く、精神的・社会的・経済的に困難な状況になってからの利用が一般的です。

この機を生かし、従来の課題を改善するため、長崎市の中心部に、対象の子ども・若者が気軽に寄ることができるカフェスタイルの居場所を提供します。
コーヒーなど飲みながら雑談のように見えつつも、相談対応や気持ちの吐き出しを促すことが可能となり、予防支援が可能になると考えます。
この文章を皆様が目にしたときには細々と活動を始めていることでしょう。

わたしたちは皆、お互いに“ケアしつつ、されつつ”生活を送っています。
つかの間の関係ではなく、お互いに尊重し、相手の成長と自己実現を助ける関係こそが今の支援や社会に必要ではないでしょうか?
場所を得ずにいたり、自分の場所を求めさすらったりするのではなく、安定して安心して生きられること。楽しめること。これは彼らだけではなく私たちにも求められているのではないでしょうか?

なぜカフェ併設の居場所を作るのか

私たちの支援は多岐に渡り、今では、不登校・ひきこもり・若年無業者・軽度の障害がある方・LGBTQ・18歳以降でも虐待の影響等で苦しんでいる方など多くの方々と関わっています。

現在、相談窓口のニーズが高まり、
これまでの形では、大きな課題があります。

① 相談窓口の課題

  • 予約が必要で、決まった時間・場所という約束を守る必要がある
  • 次の予約までに1か月程度時間がかかる
  • 長期的なサポートが不可欠にもかかわらず支援が途切れる

② 居場所の課題

  • 集団であるため、一人の場合は孤立感や孤独感を感じる
  • すでにグループがあり、新しい方は入りにくい

などが挙げられます。

そのため、予約なしで気軽に入ることができて5分程度の話が可能で、一人で行っても自分の居場所を確保できる、という場所の必要性を感じていました。

そこで、今事業の「カフェ併設の居場所」作りに繋がってきました。長崎市の浜町の1階で外から中が見えやすい場所に開設します。今日は誰がいるのか外から様子を見ることができ、視覚的に風通しのいいカフェになります。

また、カフェは相談に来ている方々が運営に参加することで、就労支援も担うことができるため、一石二鳥の活動だと思っています。

既存の相談窓口だけでは孤立を防ぎにくい

私たちはこれまで、14年間で5千名以上の方々の相談を受け、事業の拡充とスタッフの増員を通じて、多様な支援に取り組んできました。
しかし、私たちが事業を拡大することは支援の必要性を証明するだけでなく、既存の支援では上手くいかなかったという支援者としての失敗の結果でもあります。

個別の相談だけでは不十分なのです。中間支援・フォローアップを通して社会に出るためのスキル・自信を作ることが必要です。加えて、継続的に人と関わる機会をつくり、再孤立を防ぐアフターケアの必要があります。

どうすれば私たちは「支援が必要な子ども・若者」を支援・サポートできるのでしょうか?

彼らは様々な背景を持ち、複雑な環境の家庭にひきこもり不登校になったり、逆に自宅から離れるなどの状況があり、長期的なサポートが不可欠にも関わらず支援が途切れるケースが多いのが現実です。

問題が深刻化すれば、犯罪や自殺などにも繋がりかねません。

アフターケアとは

この状況を痛感しているなか、長崎県から「社会的養護自立支援拠点事業」を受託することになりました。この事業は、里親等への委託や、児童養護施設等への入所措置を受けていた者について、引き続き里親家庭や施設等に居住して必要な支援を提供する事業であり、私どもの従来の利用者含め、相談後や支援が中断している子ども・若者への「アフターケア」の必要性から考えた言葉です。この事業の機能も居場所カフェでは担っています。

"居場所カフェ"と"社会的養護自立支援拠点事業"の関連性

一般的には親や養育者、親族等のサポートを受けながら成長し、社会生活を営むことが期待されますが、社会的養護経験者にはそうした適切に頼れる存在がいないため児童養護施設に入所しています。

困ったときに頼る先がない状態で、負の連鎖から抜け出すのは容易ではありません。
そのため、児童養護施設等からの退所を控えた児童や既に退所した児童には、安定した環境と継続的で長期的支援が必要だと考えています。

個別のニーズや課題は一様ではありません。自立できる・施設に自ら相談できるような方から退所後のフォローが難しくなるケースなど様々です。
アフターケアは、彼らが自身の権利を守り、適切な情報や知識を得て選択を行ったり、自分を成長させていったりするためのサポートです。現在の利用者同様に、アフターケアの必要性が高いと考えられます。

街を行きかう若者たち (心澄の利用者さんです。許可を得てスタッフが撮影しました)

居場所を作る必要性を痛感したケースを紹介します。

こうしたケースを改善しサポートするためには、予約なしで気軽に立ち寄って支援者と関われたり、立ち話で本人の状況を確認できるような場所をつくり、そこでの本人の様子から適切な対応を判断する必要があります。

どんな居場所カフェができるのか

【 場 所 】長崎県長崎市万屋町8-15 NIIBE BLD 1F

長崎市浜町の1階にある、約90㎡ほどの物件になります。
30㎡ほどがカフェとして、60㎡ほどが居場所として機能します。

【この場所を選んだ理由】

私たちがこの場所を選んだのは、買い物やカラオケ、飲み会などのついでによる事ができる立地が良い場所のため、子ども・若者たちが巣立った後も含めて長く関わりやすくなると判断したからです。この拠点が、子ども・若者や優しい大人たちと出会い、交流する場所になることを意識しています。

カフェの間取り

子ども・若者たちや関係機関と連携した運営

カフェの店員は子ども・若者たちが担うため、仕事の練習にもなりやりがいある日常を送ることができます。そして、土曜日は別の機関で勤務している方にも店員をお願する予定です。

カフェが空いていない日は、LGBTQの方や外国籍の方々のための日、メディカルカフェ、トーキョーコーヒーの日など、様々な案が出ています。

まだ決まった形がない部分もあるため、みんなと一緒に長崎に必要なカフェを作っていきたいと思っています。

活動・団体の紹介

私たちが大切にしていること

『心澄』という法人名は少し不思議ではありませんか?

これは、現在の理事長が考えたもので、支援スタッフの心が常に澄んでいるようにとの想いだそうです。ホームレスの方の支援をボランティアでやっていた人間らしいですね。

私たちは、いわゆる福祉系のNPO法人です。
社会的孤独を生まない社会を実現するために、そのような人を生まないための取り組みを行いながら、孤独になった人をいち早く復学・復職させ、社会と再びつなぐ取り組みを行っています

2009年に、当事者を含む数人が任意でひきこもり・不登校の方への訪問支援を始めました
(長崎市では初の試み)。

「もっと早くに外に出られるようになる方がいるだろう」という想いからでした。
内閣府の調査では、若年者(15歳~39歳)のひきこもりの割合は約2.05%と出ており、長崎市の人口が約39万であることを考えると、長崎市だけでも数千人のひきこもり・不登校の子ども・若者たちがいると予想されます。

それ以来、長崎で生き難さを抱える若者を社会とつなぐ活動を続けてきました。
団体設立当初はひきこもりの方々との関わりを中心に活動していましたが、そのなかで貧困や虐待など様々な課題が浮き彫りになり、様々な人との関わりが不可欠であることに気づきました。

【現在の活動状況】赤色と緑色が現在の「心澄」が現在行っている活動及び事業です。

応援者メッセージ

Take it 虹! 代表:儀間 由里香

(公式サイトはこちら)

NPO法人心澄のみなさま、素敵なプロジェクトを立ち上げてくださり、ありがとうございます。私は普段Take it!虹という団体で、長崎県を拠点に性的マイノリティの方々のサポートや啓発の活動を行っています。このカフェのお話を聞いたとき、いろんな子どもたちの顔とともに、私自分自身の性の在り方に悩んだ中学生のころ、学校の友人や先生、親など身近な人にこそ相談できずに悩んでいた日々のことを思い出しました。

もし、死にたいほどに悩んでいたあの頃、こうした暖かなカフェが身近にあり、気軽に自分のことをお話しできたり、性の在り方も含めた自分を肯定してくれる大人や環境に出会うことができたなら、自分を肯定的に受け止めたり、未来の選択肢幅が増えたり、自傷行為をしなくてもすんでいたかもしれないと感じました。

性の在り方はもちろん、私たちは一人一人ちがいを抱えてこの街で暮らしています。
誰と出会い、どんな環境で育まれるかによって、子ども・若者の未来は大きく変化します。

しんどさが募ってから繋がる事のできる相談窓口があることはとても大切ですが、そこに継続して通い続けるためには、人が信じられると思える経験や環境が必要だと痛感しています。

このカフェでは、主催している心澄さんはもちろん、地域の様々な支援団体の皆様と協力して子ども・若者の為に、入れ替わりで店員さんとして関わったり、イベントの企画も行われているようです。うちの団体もコラボのカフェを開きたいと考えています。

私たちには力があります。実際にカフェに来て応援することはもちろん、こうしたクラファンを通して地域を共に作ることもできます。ぜひ、この居場所カフェを通して、人を信じられる社会を次の世代の皆様に手渡していけたらと思いますので、ぜひみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

代表者メッセージ

特定非営利活動法人 心澄 理事長:宮本 鷹明

宮本 鷹明と申します。
これから居場所フェの整備が始まります。町カフェは、小さな拠点をつなげる最初の一歩。
地域の誰もが、人と町に出会える入口をつくります。私たちのほとんどがフルタイムで仕事をしながらこの活動をしています。私たちの様に時間やお金が自由にならない人たちでも、クラウドファンディングのような仕組みによって地域活動を持続可能なものにすることがこれからの日本の地域にとって重要なことだと思います。

力不足を感じることも多い現状ではありますが、苦しんでいる途中にいる方々は、どうか遠慮なくご相談ください。私たちのスタッフは、フランクな対応が得意な者から専門的な知識を備えた者まで、個々の特性が光るメンバーで構成されています。

あなたが門をたたくことを心から歓迎します。
そして、苦しんでいる方々を心配してくださっている皆様にお願いがあります。
どうか、私たちへのご支援とご協力をお願いいたします。
皆様の応援があれば、さらに多くの方々と関わり、支援を続けることができます。
私たちとともに、苦しむ方々の力になりましょう。どうかよろしくお願いいたします。

ご支援の使い道について

今回のクラウドファンディングでいただいたお金は、商業ビルの居場所カフェとなるフロアの冷蔵庫や椅子などカフェに必要な器具や備品、利用者及び職員が使用するパソコン、内装改修費の一部など、ミニマムで必要な開業に必要な諸費用として充てさせていただきます。

この試みを成功させ、また、続けていくためにも、ぜひクラウドファンディング並びに今後のご協力を何卒よろしくお願いいたします。

【クラウドファンディングが達成された場合の使い道】

  1. 冷蔵庫・椅子・掃除機・カトラリー・事務備品   295,519円
  2. 利用者用ゲーミングパソコンセット 一式     250,000円 
  3. スタッフ用パソコン 2台            250,000円
  4. 商業ビルの居場所カフェ改装費の一部       204,481円

寄付金の優遇制度について

認定NPO法人 心澄は、運営組織、経理、活動内容、情報公開を適切に行なっているかどうかの厳しい審査を経て、認定NPO法人となりました。
私どもへのご寄付は、税制上の優遇措置(所得控除、税額控除等)が適用されます。

詳細はこちら(内閣府ページ)

個人が認定・特例認定NPO法人に寄附した場合 (内閣府HPリンク)

法人が認定・特例認定NPO法人に寄附した場合 (内閣府HPリンク)

寄附金による税制優遇について

本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。

個人の場合

2,000円以上の寄附をされた方は、寄付金受領証明書を添えて確定申告を行うことで、所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。

法人の場合

「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。

※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。

領収証の発行について

確定申告を行う際に、当団体が発行する領収証が必要となります。
心澄では、ご寄付の決済またはお申し込み時に発行の有無を選択いただけます。
税制上の優遇措置を受ける際には、名前もしくは団体名・住所が必要となりますのでご注意ください。

ご留意事項

  • 領収書は、当団体へ入金が確認された後に送付させていただきます。
  • そのため、領収書発行日はお申し込み受付日や決済口座からの振替日ではなく、各カード会社から当団体への入金日付となります。
団体情報
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