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本日は、Mother's Dayキャンペーンの特別企画として「キッカケプログラム(カタリバ)」さんとのコラボ企画「親子でストレッチ」をオンラインで実施しました。北海道から九州までたくさんの地域から親子でご参加いただきました!
子どもが加わると、大人だけの講座とは全く違う雰囲気になります。この講座の目的は「親子で参加し、体を動かすことやセルフケアについて共通の体験を持っていただくこと」でした。実現できたかな?
実際に講座を実施してみて「大人と子どもが一緒にセルフケアに取り組むこと」による、大きな効果が見えてきました。
大人だけでも、子どもだけでもなく、一緒にやるからこその効果。
キッカケプログラムのスタッフさんと一緒に振り返って考察を深めています。
今回初めての試みだったので、参加者の声を聴きながら検証していきたいと思います。
今回は子ども達にもアンケートを取りました。早速3人の子ども達が感想を寄せてくれました。
ポジティブな感想をもらえて嬉しい!
ストレッチこうざのここがよかった!というところがあればおしえてください。
・みんなと いっしょで うれしかった。まこさんが やさしかった。
・ままと一緒にストレッチできたこと。
・身体をスッキリさせるだけではなく、心も落ち着くようなストレッチだった
「体をスッキリさせるだけでなく、心も落ち着くようなストレッチ」ここまで感じたことを言語化できるって素晴らしい。
講座の最後にご感想をお話しする時間でも「体が硬かったのだけど、柔らかくなって気持ちよかった、と同時に心が穏やかになった」と声に出してくれる小学生もいました。
自分が感じていることを、しっかりと感じ取り、それを言語化できるって、とっても大事なライフスキルですよね。
表向きにはストレッチの講座だけど、自分のことを言葉で表現するライフスキル訓練にもなっている。それは子どもだけでなく、大人にも必要な訓練。それを親子でできるって素敵。
今回、子どもたちの声を聴かせてもらうことで、シングルマザー支援、子ども支援の本質をめぐってたくさんのヒントをいただきました。
研究者のえりさんが調べてくれたのですが、母子家庭の親子の2人に1人が「自らと同じ環境にある子どもと家庭環境について語り合いたい」という欲求があり、それ(子ども同士のピアサポート環境)により精神的安定がはかられるという論文が2022年に出ているそうです。
今日の講座では、家庭環境について語り合ったわけではないのですが、そして、お話の時間も短いものだったのですが、子どもたちからの反響はとてもリアルなもので、本当にニーズがあるんだなと実感しました。
このように、当事者の声を聴きながら、本質を追及し、支援のあり方を磨いている私たちの取り組みに賛同してくださる皆様に感謝いたします。