スローフード®とは、私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在では160カ国10万人の会員が活動する国際的なネットワークでもあります。
「おいしい、きれい、ただしい(Good, Clean, Fair)食べ物をすべての人が享受できるように」という理念のもと、地球環境に配慮しながら農業や漁業に取り組む生産者や料理人、食の研究者や活動家から、食べることが大好きな人まで、多彩な人々が「食の未来の担い手」として、地域に根差したプロジェクトを展開しています。
Slow Food Nipponは、Slow Food®国際本部から正式な承認受け、2016年3月に発足しました。全国各地にSlow Food認定活動団体があり、地域の生産者や企業・自治体等と連携しながら、様々なイベントや講座、研究や教育普及活動などを行っています。