代表者 押見正孝 よりメッセージ
彫刻師小川由廣(よしひろ)の石彫りのライオン像。お隣の上越市では、上越市文化財・旧直江津銀行「ライオン像のある館」の像が、由廣の作品として有名です。この像が、長きにわたり市民に愛され続けるのは、多くの人が目にする場所にあることが大きな要因の一つだと思えます。
由廣の地元である柏崎では、彼の作品が最近まで話題になることはありませんでした。春口敏栄さん(柏崎日報「呑んべぃ親父の独り言」執筆者)が、町歩き中に神社や民家でたくさんの作品を発見しました。数年かけてこれらを整理し、冊子の発刊、市民大学での講義、ロビー展などを続けたおかげで、柏崎市内でもようやく彼の作品を知る人が増えてきました。
先般、柏崎市内で三番目に大きなライオン像の所有者が亡くなられ、その処遇を心配しておりましたが、相続された方から「無償で譲渡するので観光で役立ててほしい」と申し出をいただきました。しかし、贈呈先として、最も相応しいと考えていた柏崎市から断られてしまいます。移設先の選定に難儀しておりましたところ、この度由廣生家の菩提寺である浄敬寺(じょうきょうじ)様から、受け入れの承諾を頂くことができたのです。
あとは、石像整備と移転費用が捻出できれば、より沢山の皆様から愛でて頂ける場所への移設が実現できます。躍動的なライオン像を、柏崎観光のシンボルの代表として後世に残すため、是非お力添えをお願い致します。
小川由廣のライオン像移設プロジェクト 活動・団体の紹介
小川由廣の作品は、神社仏閣に奉納されているものが主となりますが、個人が所有されているものも多々あります。今回、市内で3番目に大きなライオン像の所有者が亡くなられ、今後の処遇を心配していたところ、相続された方から「無償で譲渡するので観光に役立てて欲しい」と託されたのです。
柏崎のシンボルとするべく、市に寄贈したいと申し出ましたが、美術工芸品は受け入れられないとの返答。しかし、このままでは貴重な作品が、柏崎から失われることになってしまいます。「貴重な由廣のライオン像を、柏崎市の文化観光のシンボルとして後世へとつなげたい」 。この思いを柏崎市東本町の淨敬寺様に伝え、移設場所を提供して頂くに至りましたが、移設費が高額となります。この費用を募金により捻出したいと有志で立ち上がったのが、このプロジェクトです。
我々の思いは一つ
「柏崎のライオン像で、“街と街”、“人と人”、そして後世へとつなげたい」のです。
目標金額 6,500,000円
目標期限 2026年6月30日 23時59分 まで

ライオンの棲む街~柏崎市
柏崎市内のあちこちにライオン像があることをご存知でしょうか?これらの作者は、柏崎市の彫刻師・小川由廣(昭和30年没)。興味を持って調べれば、ライオン像の他にも、多くの作品を残していることを知るのです。そのどれもが、高い技術力により造られていることは一目瞭然。更に特筆すべきは、その特異な造形。「見る者を驚かせようとしているの?」とさえ思ってしまいます。
一度彼の作品を目にしたならば、他の作品も見たくなる。そんな魅力に溢れた石像は、現在柏崎刈羽地区内に70体程が確認されています。まさに埋もれた宝たち。柏崎から文化を発信するアイテムとして、更には観光事業の目玉として、そのポテンシャルは計り知れないものと考えます。
現在、11体ものライオン像が確認されている柏崎市。まさに「ライオンの棲む街」と、呼んでも過言ではないでしょう。
彫刻師・小川由廣とは
小川由廣(本名・由太郎1880~1955年75歳没)。柏崎市出身の彫刻師。龍や唐獅子の石彫りを得意とし、その腕を見込まれて四十歳の時に、高橋回漕店の鬼門除けのライオン像(現 上越市 ライオン像のある館)を手掛けることになります。この作品で一躍注目を集めた由廣は、柏崎市を中心に、ライオン像を始め数々の作品を残しているのです。
現在、柏崎市にある小川家石材店様は、由廣の実弟が始めた分家筋にあたります。由廣の長男は戦争で受傷し、跡継ぎになることを断念。彫刻師としての小川本家は、由廣一代で終わっておりました。
生前の仇名は「ヒゲのお爺さん」。悪田稲荷神社の獅子山、諏訪町石不動の矜羯羅童子の造像銘には、本名の由太郎が刻まれていますが、これは、由廣が個人として神社に奉納したものと思われます。

上越市文化財 旧直江津銀行 ライオン像のある館
この建物前に鎮座する石彫刻のライオン像は、100年以上もの間、街のシンボルとして愛され続けております。
この像の作者は”刈羽郡西中通村(現柏崎市)彫刻師 小川由廣”。直江津では名工として讃えられる由廣でありますが、これまで地元である柏崎市では、彼の名を知る方は皆無に近かったのです。

これまでの活動について
発起人の一人 春口敏栄は、2018年頃より調査を始め、小川由廣の作品を「柏崎市の観光の目玉に加えたい」と、柏崎日報に連載中の自身のコラムで盛んに紹介してまいりました。自費出版で「彫刻師小川由廣を探して」「小川由廣のライオンたち」を出版後は、地元図書館、柏崎商業高校同窓会、チャレンジ夢クラブ、まちおこし直江津 等々で講演会を開催。FMピッカラでは1年間、由廣の作品を紹介する番組を49回に渡り放送。柏崎観光協会のHP「うわっと柏崎」でも小川作品を紹介するコーナーを担当し、現在も連載中。写真展としては、ドナルド・キーン・センター柏崎、大光銀行柏崎支店でロビー展を開催。市内外から多くの来場者を集め、柏崎市の新たな魅力を発信し続けております。


移設場所選定までの経緯の仔細
ライオン像の移設について春口敏栄は、かねてより「市役所庁舎入り口に、街のシンボルとして設置することが最善」と考えており、柏崎市に寄贈を申し入れるも、市は工芸美術品の寄贈は受けないとの返答でした。市の施設以外となると、その場所がふさわしいか否か、更に大きさの問題も出てきます。困り果て、幾多に打診をしていたところ、浄敬寺様(柏崎市東本町1-11-35)から、「場所を提供しても良い」との返事を頂くことができました。こちらは、作者の小川由廣生家の菩提寺であり、由廣の作品である観音像(小川家供養塔)と親鸞像を有するお寺。立地としても、市立図書館と道を隔てた場所にあり、更に小川由廣のライオン像と獅子狛犬を有す柏崎神社の近く。街歩きなどの観光イベントを行うにも、まさに理想的な場所であるのです。

移設による観光面でのメリット 他
とかく「柏崎には観るものが何もない」と言われておりますが、市内に点在する由廣の作品は、観光客の皆様にも誇れるものばかり。是非、浄敬寺様境内へ移転させていただき、街歩きの拠点として、さらに多くの方々からご覧頂き、柏崎の財産として認識して貰えます様、お力をお貸し下さい。
ご賛同いただけますよう宜しくお願い致します。

寄付金の使い道について
今回のプロジェクトは、桜木町個人宅から浄敬寺境内への移転費と、それに伴う台座の新設費の捻出のために行われます。なお、工事は由廣生家の分家にあたる小川家石材店に依頼します。
・移転および台座新設費
・寄付に対しての返礼品や名簿作成など
・その他、プロジェクトの目的達成に必要な経費
寄付が目標金額に到達しなかった場合は、材料費の一部を見直しつつ、集まった金額でプロジェクトを進行していきます。
まちづくりファンド『そーぐぅー』のご紹介

このプロジェクトの立ち上げは、まちづくりファンド『そーぐぅー』を活用しています。『そーぐぅー』は、新潟県柏崎市のまちづくり会社である特定非営利活動法人aisaが運営している公共施設『かしわざき市民活動センターまちから』の事業です。そのため、支援金の振込先が『特定非営利活動法人aisa』、現金での受付窓口が『かしわざき市民活動センターまちから』となっております。
選べるご支援方法について
本プロジェクトへのご支援は、下記の方法にて受け付けています。みなさんのご支援をお待ちしております。
【クレジットカード決済】
・VISA、Master Card、JCB、アメリカンエキスプレス、ダイナーズクラブカード、ディスカバーカード
【銀行振込】
・指定の口座に、ご入金いただきます。
【現金での受付窓口】
・かしわざき市民活動センターまちから(〒945-0066 新潟県柏崎市西本町3-2-8)

金額50,000円 |

金額70,000円 |

金額100,000円 |

金額50,000円 |

金額70,000円 |

金額100,000円 |