特定非営利活動法人aisa

『フードバンクかしわざき』存続に向けたサポーター急募!補助金に依存しない持続可能な運営を目指す挑戦。

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支援総額
585,000
117%
目標金額 500,000
サポーター
67
終了しました
2023年01月31日 23時59分 まで
みなさんに応援していただきたいのは、フードバンク活動を行うための基盤となる、テナント(倉庫兼交流拠点)借用を継続するための「家賃」と、ゲートキーパー的な電話相談を受ける体制整備のための「活動資金」の支援です。持続可能な運営を目指すため、年間サポーター・年間スポンサーなどの制度を新たに設けました。地域の皆様からのご支援をいただきながら、活動を継続していきたいと考えています。

現在までの活動

令和2(2020)年12月に任意団体として発足し、初年度は「フードバンクにいがた」としての活動費の残金を資金として、国や県の補助金・助成金申請等により、不足する食料購入や家賃に充当していました。
令和4(2022)年度正会員は16名で、年会費3,000円を徴収するなどして活動資金としています。その他、寄付金、国や県からの補助金・助成金等で年間活動費としては60万円程度となっています。
しかし、補助金・助成金はすべて「事業申請」「決算報告」が終わった時点で初めて金額決定し支給されるものであり、それまでは全て立替えとなります。現時点では代表の小池が全て立て替えている状況です。また、それぞれ対象となる経費が定められているため、活動に必要となる経費すべてを捻出できるわけではありません。
年間の家賃20,000円/月の24万円、夏休み期間中にひとり親世帯などに渡す食料の不足分を補うための食料購入費30万円などが主な経費にあたります。
そして、「家賃」に充当するための農林水産省フードバンク支援緊急対策事業(第3期)緊急助成金が今年の10月で終了することが決定しています。

柏崎市内の『フードバンク』活動の経緯

私たちが活動を開始する10年近く前に、フードバンク活動を柏崎市内で行うために平成24(2012)年6月頃に立ち上がった任意団体がありました。代表は池田さんという女性で、平成25(2023)年2月当時のテレビニュースで、市内新道の柿園で採れた流通されない「柿」を福祉施設に渡す橋渡し役をする活動が取り上げられるなど、新潟県内でも一番早い「フードバンク」ボランティア活動でした。ただ、その後、活動を辞められており僕がボランティア活動を始めるにあたり、池田さんに連絡を試みましたが、残念ながら連絡は取れない状況でした。僕自身はNPO法人「フードバンクにいがた」のいち配送ボランティアとしてスタートしています。その後、柏崎、上越、糸魚川、妙高方面の拠点として「柏崎センター」としての機能を持つことになり、フードドライブの実施、寄付者、受け取り団体との連携や「新潟センター」からの食品配送などを継続していました。

フードバンクの歴史

フードバンク発祥は、1960年代のアメリカ。ホームレスの人たちへの炊き出し活動をしていたジョン・バン・ヘンゲルさんが、スーパーで安全性に問題のない食品が毎日大量に廃棄されていることを知って、炊き出し用に提供してもらえるように交渉したのが発端。次第に食品の寄付は増え、ジョンさんは食品を「銀行」のように貯めておくシステムを作ろうと思いつきます。それが世界初のフードバンクです。
現在アメリカのフードバンク活動は組織化され大規模に運営されています。そして、日本を含め世界各地に広がりをみせています。

<こども食堂>
「こども食堂」とは、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂です。「地域食堂」「みんな食堂」という名称のところもあります。こども食堂は民間の自主的・自発的な取り組みです。しかし、それゆえ運営を支援する公的な制度などが整備されていないにもかかわらず、こども食堂の数は増加の一途をたどっており、現在その数は全国で約6,000箇所にものぼっています。このような活動はそれぞれが地域のボランティアやNPO法人などが主体となっており、資金が豊富なわけではなく、また、その食材の多くが寄付で賄われているのが現状です。

「フードバンク」は寄付された食料を福祉施設や、生活保護支援団体などの食べ物を必要とする施設や団体、こども食堂などに提供しているわけです。

新潟県内のフードバンク活動


※下記「フードバンクにいがた」山田理事の挨拶から引用(一部編集しています)

平成25(2012)年度の内閣府(次年度から厚労省に移管)の貧困対策モデル事業(民主党政権の“目玉事業”)として、パーソナル・サポート事業(生活困窮者自立促進支援事業)が新潟県で実施された。新潟県労福協にその事業が委託され(させた)、新潟・長岡・上越市の3地域を拠点に困窮者支援事業が展開されてきた。当時、相談者の中に、「3日間、何も食べていない、水しか飲んでいない」、と、その日の食べ物にも困っている人がおり、“米どころ新潟”で飯(メシ)が食えない人のいることが明らかとなった。
最初は、その都度、サポートセンターの相談員が自前で食糧支援をしていたが対応し切れず、幾多の議論と思考錯誤の末、緊急的な食糧支援をするには、レトルト食品やカップ麺、パン、缶詰類など扱えるフードバンクが必要ではないか、という結論に達した。
平成26(2013)年、労福協の会員である「ワーカーズコープ北陸信越事業本部」、「ささえあい生協新潟」と「労福協」が呼びかけ人(団体)となり、“ヒト、モノ、カネ”など、事業の根幹ともいえる重要な資源が整わない中で「フードバンクにいがた」が“見切り発車的”に立ち上がった。
こうした“寄せ集め的な集団”であったが、当時、フードバンクは時代のトレンドでもあり、テレビや新聞などマスコミに数多く取り上げられた。あれから7年、令和2(2020)年2月~3月の間に県内5ヶ所の地域で新たにフードバンクが立ち上げられ、現在、県内20地域(村上・新発田・新潟・三条・見附・長岡・柏崎・五泉・加茂・上越などなど佐渡を含む全域)において、地域の特徴と自主性を生かしたフードバンク活動が展開されている。

本プロジェクトについて

このような中、「フードバンクかしわざき」はN P O法人「フードバンクにいがた」柏崎センターとしての役割と、柏崎地域のフードバンク活動拠点としての仕組みづくりを始め、当初ボランティアとして僕と僕の知人の5人でスタートし、現在では25名ほどのボランティアスタッフが協力してくれています。
当初は市内喫茶店の協力でお店の2階を無償で食料倉庫とさせていただいていたのですが、喫茶店が移転となったため、東本町二丁目えんま通り商店街にテナントを求め、現在は倉庫兼交流拠点としています。
この拠点となるテナント倉庫は「閻魔堂」という市民に慣れ親しまれた場所であり、道路に面して荷物の積み下ろしが可能な駐車帯もあり階段段差がないと言う、本当にうってつけの場所となっています。この拠点の維持と専用電話配置が本プロジェクトの目的のひとつとなっています。

食品に関しては、常時寄付可能なフードドライブ箇所を3箇所、その他、地元野菜なども含めた定期的な寄付団体が3箇所あり、ボランティアが定期的に回収しています。
また、ファミリーマートが全国の店舗で実施しているファミマドライブは柏崎市内で2箇所(松波店、扇町店)あり、ボランティアが回収に当たっています。これに関して昨年は「ろうきん柏崎支店」様にボランティア活動協力していただいたところです。
また、最近では、生活日用品なども寄付があり、学生服などもリサイクルのために預かっています。コロナ禍による生活困窮者支援の増加もあります。ひとり親家庭や生活困窮者として、柏崎市の担当課から連絡があり対応するものもあれば、フードバンクの存在をSNS等で知り直接連絡いただく方も多くなっており、テナントに引き取りに来られない方などにはボランティアが箱詰めして宅配しています。

当団体では特に受け取りのための条件や資格はありません、あくまでもご本人が「食料に困っている」という自己申告に基づき、個人の特定を出来る方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。ひとり親家庭の方、老老介護や高齢者お一人暮らし、大学生など、本当に様々です。定期的な配布(フードパントリー)を開催している西山町「祐光寺」御住職夫妻、市内喫茶店「et cetera」阿部店主、また、その他市内の母子寡婦団体や子ども食堂でも、定期的な行事が開催され食材提供、人的協力するなどしています。

倉庫内には、常温保管可能なものといっても電気毛布やら洗剤やら、食料が溢れかえり、さらに玄米や野菜など、低温管理しなければならないものも増えています。企業などから冷凍食品を寄付いただいた場合には柏崎市社会福祉協議会「福祉センター」の調理室冷蔵庫に保管しています。(赤い羽根共同募金補助金で充当)倉庫に使っているテナント家賃は農林水産省の補助金で現在申請してまかなっています。受け取り希望者が殺到すると、今度は食材が足りず、購入して揃えるようになっています。(ほぼ個人的な立替支出となり、助成金などを申請し充当)
ただ、このような助成金や補助金を受けるためには、寄付回収した食料は適切に管理されていることが条件です。フードバンク活動に関する食品の取り扱いは厚生労働省によりガイドラインが作成されています。受け取り側に渡せなければ、結局は賞味期限を迎えたものは破棄したりすることもボランティアの仕事になります。定期的に整理し管理するにはかなりの時間と労力も必要となってきます。
さらに、助成金申請、県連絡協議会や関係団体とのやりとり、寄付者(事業所)、受け取り者(団体)との調整のためメールやSNSを活用していますが、それにかかる時間と労力は事務局員が必要なレベルとなっているのが現状です。

このような状況ですが、みなさんから関心を持っていただき、食料寄付をいただけるというのは大変ありがたいことです。活用させていただくのはもちろんですが、まずはご自身の生活の中で「食料の買い方」「食べ方」「地域内での助け合う心」など気にかけてもらえることが大切だと考えています。食品ロスを減らす目標値は、扱う食料の重さで量られ国に報告する際の単位はt「トン」です。おそらく私たちの活動は、ほんの微々たるもので数字にも出てこないほどだと思います。また、フードロス削減、フードバンク活動やひとり親や生活困窮者支援など、大企業の取り組みや公的な行政の支援も行き届いているかのように見えます。

ですが、目に見えないもの(存在)でも確かに必要なものがあると僕は思っています。フードドライブ協力への広報、食料の確保や管理などにかかる経費、ボランティアへの最低限の費用弁償、県内、全国関係団体との連携など、まだまだ、フードバンク活動に関する課題は山積です。

現金でのお支払い方法

本プロジェクトへの支援方法は、本サイトからのクレジットカード支払いのほか、かしわざき市民活動センターまちから(〒945ー0066新潟県柏崎市西本町3ー2ー8)にて現金支払いも可能です。窓口にて、領収書を発行いたします。

改めて、ここまでご一読いただき誠にありがとうございます。フードバンクかしわざきの活動は、皆様からのご支援によって成り立っています。私達はこの活動を、より持続可能な運営に変えていけるよう努力していきます。

引き続き、皆様からのご協力ご支援をいただければ幸いです。

以上、文責「フードバンクかしわざき」代表 小池勝己


◉「フードバンクかしわざき」の活動は下記Facebookページからも是非ご参照ください。

<フードバンクかしわざきのFacebookページ>

まちづくりファンド『そーぐぅー』のご紹介

このプロジェクトの立ち上げは、まちづくりファンド『そーぐぅー』を活用しています。『そーぐぅー』は、新潟県柏崎市のまちづくり会社である特定非営利活動法人aisaが運営している公共施設『かしわざき市民活動センターまちから』の事業です。

まちづくりファンド『そーぐぅー』のメインサイト

フードバンクかしわざき年間サポーター(シルバー)
フードバンクかしわざき年間サポーター(シルバー)
金額5,000
ボランティア参加券
ボランティア参加券
金額5,000
フードバンクかしわざき年間サポーター(ゴールド)
フードバンクかしわざき年間サポーター(ゴールド)
金額10,000
フードバンクかしわざき年間サポーター(プラチナ)
フードバンクかしわざき年間サポーター(プラチナ)
金額20,000
フードバンクかしわざき年間サポーター(企業向け)
フードバンクかしわざき年間サポーター(企業向け)
金額30,000
団体情報
特定非営利活動法人aisa
団体情報
特定非営利活動法人aisa
フードバンクかしわざき年間サポーター(シルバー)
フードバンクかしわざき年間サポーター(シルバー)
金額5,000
ボランティア参加券
ボランティア参加券
金額5,000
フードバンクかしわざき年間サポーター(ゴールド)
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金額10,000
フードバンクかしわざき年間サポーター(プラチナ)
フードバンクかしわざき年間サポーター(プラチナ)
金額20,000
フードバンクかしわざき年間サポーター(企業向け)
フードバンクかしわざき年間サポーター(企業向け)
金額30,000
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