SORAアニマルシェルターができた経緯



私たちの活動は、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故で飼い主と離ればなれになってしまった犬猫の救出作業から始まりました。
繋がれてる犬にご飯をあげてきたり、走り去る猫に雨で濡れない場所を探してご飯を置いてきたり、避難指示が出た20キロ圏内では、飼い主が置いていかざるを得なかった犬の救出をしました。
そのような活動を4月20日まで行い、今のシェルター施設に犬猫50頭を運びました。私たちは公的機関よりも早くシェルター施設を運営し、犬猫たちの飼い主を探しました。そしてこの飼い主探しの活動は現在も続いています。
高齢化する犬猫たちと絶えない保護依頼
震災、シェルターの立ち上げから10年以上が経ち、シェルターにいる子たちの高齢化が進んでいます。毎週のように犬猫を病院に連れていき、一部の犬猫は毎日薬を飲まなければいけない状態になっています。医療費だけで高額です。
また、毎日のように動物の保護依頼の電話が鳴ります。しかし、SORAにいる子の生活維持だけで精一杯なのが現状です。人手、時間が足りません。それらはすべて費用に起因します。費用があれば、人手を増やすことができ、時間が生まれます。
SORAの犬猫の生活のため、また助けることができる命を救うため、あたたかいご支援をお願いいたします。



私たちの目指すところ
私たちの活動はSORAのなかだけにとどまりません。殺処分される犬猫を減らすために何ができるのか、虐待を受ける犬猫や遺棄されてしまう犬猫を減らすにはどうすべきか、多くの人が保健所や保護施設からペットを迎え入れる選択をしてもらうにはどうすべきか…。 動物愛護は様々な社会問題がある中で積極的に解決しようという動きがあまりないように思います。しかしペットも家族として愛されている以上、動物愛護や動物福祉も決して軽視できません。
「動物に優しい社会をつくる」、それが私たちの目指すところです。そのためには動物愛護も重要だという社会の雰囲気づくりがとても大切なのです。動物に優しい社会が実現するまで、私たちは動物愛護の重要性を発信し続けます。


ご支援の使い道
SORAは主に皆様のご寄付で運営されています。皆様のあたたかいご支援に心より感謝申し上げます。
いただいたご支援の使い道は、SORAにいる犬猫たちの生活維持のために使われます。犬猫の医療費をはじめ、必要なフードやペット用品、施設の光熱費、通信費、そして、人がいなければ施設は運営できませんので、人件費にあてさせていただいております。動物愛護の普及啓発のため、チラシやパンフレットの作成、講演会等の実施費用にも使われます。動物たちの命をつなぐため、あたたかいご支援をどうかよろしくお願いいたします。


