ユースクリニックサポート基金とは
ユースクリニックサポート基金は、各ユースクリニックの運営を長期的に安定させることを支援し、活動奨励金の支給を行います。
※ソウレッジは資金集めの応援を実施する中間支援組織であり、掲載するユースクリニックの運営に関しては各ユースクリニックが行っています。サイトに掲載する際に一定の条件を審査基準においていますが、それ以上の細かい運営などに関してはソウレッジは関与していません。
そのための第一歩として、ユースクリニック応援サイトを12月9日にリリースしました。
この活動を持続させるため、月額寄付者を募集しています。こちらの寄付は、今回と次回以降このプロジェクトに参加するユースクリニックの全体の支援のために活用する「おまかせ寄付」となります。
この基金では、一時的な資金提供よりも、ユースクリニックの「持続可能な運営モデル」を構築するための支援を重視しており、以下の活動に寄付金を使用します。
- 各ユースクリニックの運営を支えるための専門サポート(例:人件費、講師謝礼)。
- 必要な資金の直接支援(例:避妊薬代や医療費、人件費)。
年間で必要な人件費は300~500万円。この費用は現在ソウレッジが全額負担していますが、さらに活動を拡大し、多くのクリニックを支援するため月額寄付の募集を実施しています。
ぜひ若者が安心して健康と未来を守れる社会を一緒に作りましょう!
※特定のユースクリニックへの支援をご希望される際はこちらの応援サイトより他の団体への直接寄付をお願いいたします。
本プロジェクトの目的
若者の心と体の健康を支援する場所「ユースクリニック」が、いまよりも持続可能な運営をするためのサポートを目的としています。
日本では、24歳以下の若者の予期せぬ妊娠が年間約9万件、人工妊娠中絶が約5万4,000件に上るなど、性と健康に関する問題が深刻です。一方、若者が気軽に医療支援を受けられる施設はごくわずかで、多くの若者にとってアクセスが困難な状況が続いています。
北欧諸国では、ユースクリニックの設置により若年層の望まない妊娠が半減するなどの成果が確認されています。スウェーデンでは全国に250か所以上のユースクリニックが設置され、若者の9割が利用経験を持つなど、社会にとって不可欠なインフラとして機能しています。
日本でも同様の成果を目指し、本基金はユースクリニックが持続的かつ安定して運営できるよう、資金面での支援を行います。最終的には、若者の健康を支える社会的インフラを整備し、日本全体の健康と福祉の向上に貢献することを目指しています。
ユースクリニックサポートプロジェクトの役割
私たちがユースクリニックサポートプロジェクトを立ち上げた理由は、これらの問題を根本から解決するためです。基金を通じて、全国のユースクリニックが持続的に運営できるよう、資金面での支援を行います。安定した財源を確保することで、以下のような具体的な効果を目指しています。
1. 医療へのアクセス向上
若者が必要な医療や相談を受けやすくなる環境を整備します。これにより、予期せぬ妊娠や性被害から守られる若者が増えることを期待しています。
2. 知識と選択肢の提供
性や健康に関する正しい情報を若者に届けることで、より良い選択を可能にします。教育と医療の両面での支援が、若者の自立を後押しします。
3. 社会的認知の向上
ユースクリニックの活動を広く知ってもらうことで、支援の輪を広げます。子ども食堂のようにユースクリニックが広がり、若者が安心して利用できる施設であることを社会に周知することが重要です。
おまかせ寄付で気軽に参加しませんか?
「どのユースクリニックに寄付したらいいかわからない…でもユースクリニックの取り組みを応援したい」そんなときは、ぜひおまかせ寄付をご利用ください。
おまかせ寄付は、プロジェクトに参加している複数のユースクリニックをまとめて応援できる仕組みです。皆さまからお預かりした寄付金は、プロジェクトの運営費にあてられ、資金が集まるほど支援可能なユースクリニックの数は増え、各ユースクリニックへの活動奨励金が手厚くなります。
特定の団体を選ぶのが難しい場合でも、「気軽に若者の未来を応援したい」という気持ちで始められるのがおまかせ寄付の魅力です。あなたのご支援が、全国の若者を支える大きな力になります。
ソウレッジ代表 鶴田七瀬からのメッセージ
生理や性被害などに悩む若者への医療支援を行う「ユースクリニック」。日本ではまだ知名度が低いですが徐々に医療関係者に広まってきており、現場では「しっかり継続するために安定した資金が必要」という課題がでてきています。責任をもって若者支援を行おうと思っているからこそ出てくる困りごとだと思います。私たちはこの『ユースクリニックサポートプロジェクト』を通じて、日本中の若者たちにより良い未来を提供するための大きな一歩を踏み出しました。ぜひ、多くの方々にご参加いただきたいです。