2024年1月1日の大震災、そして9月に起きた豪雨災害を経て、能登の里山里海は存続の危機に瀕しています。自然災害で環境が変わってしまうのは仕方がないとはいえ、その自然と向き合って生きていくのが能登の人々です。
なぜなら、世界農業遺産にも認定されている「能登の里山里海」は、その土地で暮らす人々の生活、集落単位で残る祭礼、厳しい気候に合わせて醸されてきた伝統文化や食文化など、それら全ての「営み」のことを示しているからです。
1000年に1度とも言われる地震や雨によって、住みたくてもその土地を離れざるを得なくなったり、塩田での塩づくりのように環境が大きく変わり事業が継続できなかったり、、、これまで紡いできた「営み」が脅かされています。20-30年スパンと考えられていた能登地域の衰退は一気に進んでしまいました。
今はなによりも"復興"が重要です。
しかしながら、その先にある「未来の営み」を残していくために地域として体制を整えていくことが必要です。むしろ、その営みを残すことこそが、”復興”だと考えています。今回設立した「コミュニティ財団」は、地域の営みを未来に繋げていく活動を支援する"中間支援組織"となります。このクラウドファンディングを通じて「サポーター」として、一緒に財団を育ててくださる方を募集します!
2025-12-20 15:23
休眠預金活用事業2022事後評価シンポジウム
12月6日に休眠預金活用事業事後評価シンポジウム「地域で育む役割と希望」を開催しました。
先日、12月6日に休眠預金活用事業事後評価シンポジウム「地域で育む役割と希望」が開催され、南砺・七尾コンソーシアムでサポートしてきた4つの実行団体の成果が発表され、立教大学特任教授の津富先生からの講演のあと、「共生・包摂・役割再生の地域モデル」をテーマに、実行団体の皆さんと共にディスカッションをしました。
能登半島地震を経験したことで、より地域の中の「つながり」の重要性を体感した能登の実行団体の皆様。社会的な孤立は、能登に限らず社会問題として横たわっていることに私たちが気づき、一人一人が役割を担っていくという、あるべき地域の姿を描いて共有し、それを実現していくことは、まさに復興そのものであると感じました。

参加者の皆様から、コメントをいただきましたので、一部をご紹介いたします。
- 地域にとって大切なことをしている各団体の活動内容を知ることができた。
- 地域で取り組む課題、それに向き合っている実行団体の方々から直接話を聞くことができ、津富先生の講演やパネルディスカッションを通じて地域のスキル上げや質を保つ必要性など、これからの地域力について考える良い機会となった

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。シンポジウムの詳細は、改めて公式サイトにて公表いたします。しばらくお待ちください。




