スタンドバイ株式会社について
はじめまして、スタンドバイ株式会社代表取締役の谷山大三郎と申します。私たちは「助けたい人を助けられる社会」の実現を目指し、いじめに関する様々なテーマを扱った授業開発及び授業実践、友達や自分を助けたいと思った時、環境を変えたいと思った時に信頼できる人にいつでも報告・相談ができるプラットフォーム「STANDBY」、悩みを抱える子どもが頑張らなくてもSOSを出せる・周囲が気付けるWEBアプリ「シャボテンログ」を提供しています。
子どもを取り巻く主な課題
近年の子どもを取り巻く環境では多くの課題があります。2020年度はいじめ認知件数が2014年度よりも3倍になり、子どもの自殺数も過去最多の415人になっています。また、いじめられても声をあげられず相談できない生徒が3人に1人いる状況です。相談方法では、近年では電話やメールではなくSNSが多く利用されているのが現状で、子どもの実態に合った相談方法を準備することが早急であると私たちは考えます。
いじめ被害は生涯にわたって悪影響を及ぼす
いじめ被害は生涯にわたって悪影響を及ぼします。学齢期における影響では、頻繁にいじめの被害にあっている子どもは、そうでない子どもより、学校の欠席が増え、学校で居場所がないと感じ、学業成績の低下が見られます。生涯における影響では、より頻繁にいじめにあっていた者は、そうでない者に比べ、1.95 倍抑うつ病になるリスクが高く、また不安障害が1.65 倍、自殺傾向が2.21 倍高くなることが明らかになっています。
いじめの抑止から問題解決まで実現
このような課題を解決するためにスタンドバイではいじめの抑止から問題解決まで実現をする、「SOSの出し方教育」、「シャボテンログ」、「STANDBY」のサービスを提供しています。
「SOSの出し方教育」
SOSの出し方教育について出張授業を実施しています。授業では動画を見ながら、「悩んでいる時にどう行動するべきか」について議論します。授業の最後のは、STANDBYアプリを導入します。授業後アンケートでは、多くの生徒にとって「雰囲気を変えるために行動しようと考えるきっかけとなった」という研究結果が出ています。
「シャボテンログ」
シャボテンログは、児童生徒が毎日こころとからだの状態を記録する、そしてアンケートに回答することで、「気づき」や「変化」を見える化するWEBアプリです。児童生徒は、毎日の取り組みを通じて自分の状態を俯瞰し、自己管理能力を養います。
「STANDBY」
STANDBYアプリを使用して、児童生徒はいじめ等で悩んでいる時に、スマートフォンや一人一台端末から、自治体や学校が設けた専門の相談員に匿名で報告・相談することができます。匿名で報告・相談できるため電話やメールよりもハードルが低く、いじめ等の問題を早期発見、早期対応できます。
STANDBYの効果
ある自治体の結果では、STANDBYは、相談しやすい窓口としてメールや電話の9倍の相談件数がありました。また、「SOSの出し方教育」の後にアプリを登録するので生徒の登録率は90%です。更に、いじめられている当事者だけではなく、傍観者からの相談も50%となっていて、周りで見ている傍観者の行動を促進できていることがわかります。STANDBY経由の相談の3人に1人は対面介入をしており、「相談から解決」まで実行できています。
STANDBYを利用している自治体の声
ご寄付の使い道
私たちが提供している「いじめの未然防止・早期発見、早期対応を実現するサービス」を利用する子どもは年々増え続け、今では全国1,000校以上が利用しています。今後より多くの子どもが使用できるよう、無償での導入サポートを検討しています。皆様からのご寄付は主に、導入費用の軽減のために使用させて頂きます。本ページ右上の「寄付をする」のボタンをクリックしていただき、必要事項をご記入ください。皆さまからの温かいご寄付をお待ちしております。