『生の感情』が爆発する瞬間に出会って、もっとできないが『できた!』に変わる」瞬間をみたいと思った
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは2016年に神戸・須磨の海が大好きな12人の有志のメンバーで発足。須磨ビーチを車いすの人とその家族が一緒に楽しめるユニバーサルビーチにすることを目指してここまで走ってきました。
活動のきっかけは、オーストラリア・ゴールドコーストでした。
代表・木戸が、車椅子になって1年。退院後すぐに、リハビリのために訪れたオーストラリア・ゴールドコーストでビーチマットに出会いました。
諦めていた海での遊びが、友人と二人で気軽に実現しました。
その時の感動が、プロジェクトの原点です。こうした感動を、『生の感情』が爆発すると呼んでいます。
こちらは、人生・初海水浴にチャレンジした女の子の写真です。
笑顔爆発。この表情、まさに、生の感情が爆発したシーンです。
あきらめていた、できないことができた!とき、自信が生まれ、次のチャレンジを生みます。その繰り返しが、人生を豊かにしてくれます。
普段おさえている喜怒哀楽が爆発すること、それが生の感情が爆発する、ということです。
そんな風に、普段感情をおさえがちな、障がいのある方を中心に、チャレンジのきっかけづくりをしているのが、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトです。
須磨海岸でのプロジェクト実施だけでなく、全国に広めようとこれまでに9のきょうだいプロジェクトが発足し、25箇所で出張ユニバーサルビーチを行ってきました。
全国に9つのきょうだいプロジェクトが発足。だけどまだまだ足りない
設立10周年(2027年)までに実現したいこと
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、神戸市須磨海岸でのユニバーサルビーチの実現から6周年を迎え、10周年に向けてこんなことをしていきます。
①須磨海岸を世界に誇れるユニバーサルビーチにする!
活動の拠点である須磨海岸を、地元の人が自慢できるようなユニバーサルビーチにし、日本全国や世界中の障がいのある人が行きたい!と思えるビーチにするために活動しています。大事なのは「人」と「心」。
ハード面を整備するだけでなく、サポート体制やコミュニケーションのソフト面でのユニバーサルデザイン化に特にこだわって進めています。
②きょうだいプロジェクトを全国25箇所に広める
須磨で実践しているユニバーサルビーチのノウハウ、スキルを全国に伝道して、ユニバーサルビーチの普及を通して、諦めがちな障がい当事者やそのご家族、周りの方に少しでも前を向いてもらいたい!そう思って全国各地へ出張企画を続けてきました。
現在は9箇所のきょうだいプロジェクトを全国25箇所に増やします。
ユニバーサルビーチが広がったら、「できないをできた!に変える」僕たちのチャレンジ精神が多くの人に広がっていくと思う
「小さな成功体験が大きな自信につながり、その自信が自分の世界を広げてくれる。」
ことを僕たちはこれまで数多く体験してきました。
コミュニティの中から、Minato Farmや就労継続支援B型事業所『Base(ベース)』など様々なプロジェクトや事業が立ち上がっています。それぞれの事業活動に、須磨UBPのコミュニティメンバーが参加したり、須磨UBPと連携したりすることも増えてきました。
これは、みんなが小さなチャレンジを続けていき、成功体験ができて自信につながり、「もっとこんなチャレンジをしてみたい」「次はこんなことだってやれる」とどんどん自分の世界を広げていったからだと思います。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの1番の強みは、集まってくださる「人」です。
「”みんな”でつくるユニバーサルビーチ」の合言葉の通り、様々な人が集まり、協力することによって色んな化学反応が起きてきました。
須磨からスタートしたプロジェクトですが、これをもっと全国に広めていき、もっと多くの人に「生の感情」が爆発する瞬間に出会ってもらい、「できないをできた!に変える」体験をしてもらいたいと思っています。
須磨UBPチャレンジサポーターのみなさまには、僕たちを応援しユニバーサルビーチが広がっていくことを通して、チャレンジする人を増やす、自分の世界を自分で広げていくことのできる人を増やしていくことに、ご支援いただきたいです。
20年後には日本全国47都道府県にユニバーサルビーチを作りたい
私たちのプロジェクトは12人の有志が集まりスタートしました。
障がい者、海の家店主、ライフセーバー、行政マン、サラリーマン、看護師、デザイナー、記者。
みんな、色んな立場の仲間が少しずつ、持てる力を出し合ってカタチにしてきました。
色んな人が無理なく助け合うからこそ、ユニバーサルビーチは持続可能になります。
様々なアイテムとアイデアを駆使して、ユニバーサルビーチを実現していくのですが、
きょうだいプロジェクトの発足には、
①ビーチマット
②水陸両用の車いす
③道具や設置に伴うスタッフの知識(導入マニュアル)の整備や運営のための人件費
などが必要です。
アイテムの耐久年数もあり、継続的に活動を続けていくためには、皆さまの資金的なご支援が必要です。
皆さまからのご寄付は、主にユニバーサルビーチを実現するアイテムの購入費とボランティアの交通費として使用させて頂きます。
2027年にはきょうだいプロジェクトを全国25箇所に広め、20年後には日本全国47都道府県にユニバーサルビーチを広げたいと思っています。
そのスタートを切るために、ぜひともご協力をお願いします。
代表メッセージ
このページを見てくれてありがとうございます。NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト代表の木戸俊介です。
「車イスの人って海行くん?見たことないけど。」
プロジェクトを始めた頃、こう聞かれました。
そもそも、車イスをはじめ障がいのある人は海に行くという選択肢自体がない人がほとんどです。
ビーチに行かないのではなく、ビーチに行っても楽しめない。そう思っている人が多いんです。
「車イスでは海を楽しめない」という既成概念をぶち破るため、須磨ビーチを車いすの人とその家族が一緒に海を楽しめるユニバーサルビーチにすることを目指してここまで走ってきました。
そこで生み出した「できた!」の体験、そこから始まるチャレンジを日本全国のみんなへ届けたい。
そのためにも、私たちは信念をもって活動を広げていきます。
これまで様々な人のご縁でアイデアを駆使してご協力いただいていましたが、
ユニバーサルビーチを全国47都道府県に広げていくためには、資金的なご支援も必要です。
チャレンジサポーターとして、「できないをできた!」に変える体験を広めるため、応援をどうぞよろしくお願いします。
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
代表 木戸俊介