株式会社Sunda Technology Global

アフリカで水で苦しむ人をゼロに!住民待望の井戸管理システム普及へ【アンバサダー100人限定募集】

サポーター
23
23%
目標人数 100
paid
支援総額
23,000円/月
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残り
977
2027年03月31日 23時00分 まで
私たち株式会社Sunda Technology Globalは、アフリカの水問題解決を目指すスタートアップです。モバイルマネーを用いたハンドポンプ井戸管理システム「SUNDA」を広めることを通し、アフリカのすべての人が安全な水にアクセスできることを目指しています。 水問題解決に向けたSUNDA設置の拡大を少しでも加速させるため、SUNDAアンバサダーを募集することにしました。アンバサダーの皆様とともに、「水で苦しむ人をゼロに」を実現したいです。私たちとともにアフリカの水問題解決に向けて取り組んでいただけませんか。 単発でのご寄付を検討の方は以下のアドレスまでご連絡をお願いいたします。 ▷aya@sundaglobal.com

Sunda Technology Globalについて

はじめまして。アフリカの水問題解決を目指すスタートアップ、株式会社Sunda Technology Global代表の坪井彩です。2018年にJICA海外協力隊としてウガンダで活動をしたことをきっかけに、帰国した2年後の2020年に、前職のPanasonicを退職して会社を立ち上げました。

SUNDAとは英語の「Pump」を指すウガンダの言葉で、「Pump up Water, pump up Africa=水を汲み上げ、アフリカを元気に!」の意味を込めて、現地のメンバーと一緒に名づけました。

みなさんのイメージ通りアフリカをはじめとする途上国はSDGsで解決すべきとされている「清潔な水へのアクセス」や「若者の失業」をはじめとする社会課題がまだまだ多く残っています。

過去20年以上、多くの援助を受けてきたはずなのに、なぜ未だにこんな状況なのか。
現場で見たのは、援助によって設置されたが、壊れたまま放置されているハンドポンプ式井戸の数々、本来住民で担うべき修理が行われずいつ来るか分からない援助に頼らなければならない人々の姿でした。

その根本的な原因は、ハンドポンプ修理のための料金を住民がうまく集金、積み立てできていないことです。そこでハンドポンプ井戸用プリペイド料金システム「SUNDA」を開発しました。

SUNDAを通してアフリカの人々の生活を大きく変えることが、私自身の人生初めての「夢」であるとともに、一緒に活動しているメンバー、住民、政府関係者などみんなの夢でもあります。これをなんとか実現したく、皆さまのお力を貸していただければ幸いです。

安全な水を手に入れられないウガンダの人たち

協力隊として村々を訪れた時、壊れたまま放置されている井戸の多さにとても驚きました。井戸が壊れてしまっている村では、子どもや女性たちが、野生動物も使うような溜池に水を汲みにいっていました。非常に不清潔な水であるため下痢が蔓延しており、特に子どもの場合は生死にも関わる深刻な状態になることもあるようでした。

実際に訪問したカサンダ県の溜池の様子。住民と話すと「家族みんな下痢だけど、他に選択肢がないのでしょうがないよね」、という感じでした。ちなみに、この溜池の水質調査をしましたが、しっかりと大腸菌が出てきました・・・。
2種類の溜池の水を大腸菌検出紙で検査した結果。ピンク色の斑点が多数検出され、水が汚染されていることが分かります。

実際、井戸のような安全な水にアクセス出来る人はウガンダ農村部では67%となっています。状況は10年前と比べ改善されていません。

援助のお金が無駄に...なぜ使えない井戸が放置されるのか

これまで莫大な額の援助を受け井戸が設置されてきましたが、多くの井戸が壊れてしまっていて、援助のお金が無駄になっています。

現在、ウガンダには6万基以上の井戸があるものの、そのうち1万基以上が壊れています。また、統計上「稼働している」とされている井戸も、実際は一度壊れてから修理までに数か月という長い時間がかかってしまっており、周辺ではその間、水に苦しむ生活が送られていました。

井戸の設置後、壊れた際に修理をするのは利用する住民の役割です。しかし、ハンドポンプが壊れたときに、修理をするための費用が、住民の中で十分に準備されていないことが多いのです。

壊れたまま放置されているハンドポンプ

各村では住民の代表が各世帯から毎月定額で料金を回収しようとしますが、回収者が不正をしてしまったり、定額料金に対する不公平感などから、なかなかうまく集まりません。

このように、設置後のハンドポンプ井戸の維持管理がしっかりされていないことが、安全な水にアクセスできない人が未だ存在している主な要因であるとわかりました。
この問題を根本から解決するために立ち上げたのが、「SUNDAシステム」です。

住民がハンドポンプを直せる仕組み”SUNDA”を構築

SUNDAシステムは、ハンドポンプ井戸用スマートメーターとオンライン決済システムを組合せ、従量課金制で料金を回収できる仕組みを構築したものです。

これまで問題となっていた料金回収の問題に対して、SUNDA を井戸に設置することで、井戸の料金回収が継続的に確実に実施できるようになります。

ウガンダでは、農村部でも携帯電話は普及しており、皆さんモバイルマネーは使い慣れています。
SUNDAを導入しているハンドポンプ井戸の利用者は、モバイル上に決めた金額をデポジットすることで、水を汲んだ分だけ残高から差し引かれます。

SUNDAが住民に受け入れられるポイント

①「月額定額」→「従量課金型」(使う分だけ支払う)で公平な支払いが可能

雨季、乾季などの時期や、利用世帯ごとの水利用量の違いに対応する必要がなく、不公平感も生まれません。また、不払い状態での水利用もなくせます。

②不正リスクと不正への懸念を払拭

現金回収の場合、持ち逃げができてしまっていましたが、モバイルマネーは持ち逃げができないため、住民は不正の心配をせず、安心して支払えます。

③料金回収の自動化で、回収の苦労から解放

上記理由により、これまでの料金回収方法では水利用者が支払いを拒むので、回収者にとってお願い回りは容易ではありませんでした。自動回収が可能になり、辛い回収業務がなくなります。

フリーランス国際協力師・原貫太さんに取材していただきました。SUNDAや事業について分かりやすい内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

SUNDA導入の成果と村人の喜びの声

協力隊活動中の2018年、共同創業者のウガンダ人エンジニア2名とSUNDAの開発を始め、2019年1月の協力隊帰国直前に1台のプロトタイプを設置しました。

以降、村とカンパラの往復を繰り返して機器の改善を重ね、2020年以降、JICAの技術協力プロジェクトにてSUNDAを導入し、検証を行いました。その結果、SUNDA が導入されたコミュニティでは導入しなかったコミュニティより、2倍以上の料金回収が確認でき、それが井戸の維持管理に十分な額であることが分かりました。

SUNDA利用者の声

100人限定のSUNDAアンバサダー募集の背景

2024年2月時点で180基のSUNDAがウガンダに設置され、5万人以上の住民がSUNDAを通して安全な水を安定的に得られる生活が送れるようになりました。

しかし安全な水へアクセスができない問題は、なるべく早く解決されるべきで、これから50年などという長期間かけるものではありません。そこで、私たちは10年間で問題を解決することを目標にしています。

SUNDA設置のためにはSUNDAユニットの製造コストや設置作業のコストがかかりますが、アフリカ農村部の住民が負担できるものではありません。そのため、アフリカ各国の政府機関、国を支援する国際援助機関などとプロジェクトを立ち上げ、SUNDAユニットを購入してもらいます。ただ、プロジェクトの対象外の地域でもSUNDAの要望があがる村もありますので、そういった村にもSUNDA設置していきたいと思っています。すでに国や援助機関のプロジェクトが入っていない地域にもSUNDA単独で介入することで、その後大きなプロジェクトにつながることも期待できます。

これまでも今も、プロダクト開発にとても苦労してきました。SUNDAはハードウェア、ソフトウェア両方をすべて自前で開発してできているプロダクトです。通常なら10人以上の大きなチームで開発をするようなプロダクトを、ウガンダ人エンジニア2人だけでここまで頑張っていきました。

やはり、現地でも現地のエンジニアが開発し、現地で製造されているプロダクトということは高く評価されています。現地の方が技術を理解しているので現地ですぐにメンテンナスできますし、現地製造である分、スペアパーツの供給もより安定します。

とはいえ、今後の拡大にはそれなりの体制がないと安定したプロダクトづくりができません。二人でやることに体力的にも限界がありますし、スピードが出ません。

そのため、2023年7月にはクラウドファンディングを行い、9月にはエクイティでの資金調達も行いました。それによって、資金的な理由から制限されていた現地での開発が加速し、また、日本人技術者との連携も本格的に開始できました。

現地のことは現地のエンジニアが分かるため現地に必要なデザインは現地エンジニアが、それを量産モデルとして安定した品質で生産し続けられる工夫は日本人エンジニアの知恵を借りています。もちろん、全く違う文化、環境の中で全く異なる経験を得てこられた日本人、ウガンダ人のエンジニアが協業することは簡単ではありませんが、ようやくうまく行き始めました。強み弱みがそれぞれある中、お互いが尊敬しあって「ワンチーム」として活動できることはとてもうれしいことですし、それによってSUNDAがアフリカ中に広がり、水問題が解決され、さらには他の社会問題も解決できるようになる、これほどうれしいことはありません。

こういった経緯を経て、ようやく量産体制が少しずつ整ってきました。現在は月40台ほどの生産が可能です。そこで、月額の継続寄付支援者であるSUNDAアンバサダーのみなさまに、SUNDAの設置にかかる費用を支えていただき、共にSUNDA設置を広めていただけないかと思っております。

SUNDAアンバサダーのみなさまの他に、アフリカ各国政府や政府を支援する国際機関、企業、団体様のお力も借りて、拡大を進めていきます。また、ウガンダ内では約6万基、サブサハラアフリカには約70万基のハンドポンプが存在するといわれています。今後、ウガンダだけでなく同様の問題を抱えるアフリカ各国へ広く展開し、水問題の解決を目指していきたいと思います。

SUNDAアンバサダーの内容

アンバサダーから頂いた金額は、全額SUNDA設置費用に使わせていただきます。対象地域は、政府や国際機関などがすでに介入している地域ではなく、まだSUNDA設置のプロジェクトが未介入である新しい地域、かつ、SUNDA設置をリクエストしている村々を対象にしたいと思います。支援が届いていない村だからこそより価値がでますし、将来的にその地域でのSUNDA拡大につなげたいと思います。100人のアンバサダーが集まった場合、1年間で約10基の設置が出来ます。1基あたり300人から大きな村では1000人を超える方がSUNDAを通して継続的に安全な水にアクセスできるようになります。

<SUNDAの設置にかかる費用>
●SUNDAユニット1台1000ドル
・SUNDA基板
・オレンジボックス
・SUNDAゲートシステム(バルブ&水量計)
・パワーシステム(ソーラーパネル、バッテリーなど)

※行政との調整、住民啓発、設置作業はSUNDAのリソースで行い、必要な経費はSUNDA負担で行います。

●ハンドポンプ修理300ドル(状態による)

※SUNDA設置をするハンドポンプが故障している場合は修理を行う

SUNDAアンバサダーのみなさまには、定期的な活動レポートをお送りいたします。

この機会に、私たちのことやアフリカ、水問題などについて理解を深めていただければ幸いです。また、アンバサダーの皆様からは積極的なご意見などもいただけますととてもうれしいです。

<今回100人限定に絞らせていただいた理由>

こういった活動を大規模に行うには、それなりの人員が必要となりますが、現時点でそこまでのリソースがありません。まずは、小さく始めて、経験を経て軌道に乗れば、拡大も検討したいと思っています。日本だけでなく、グローバルにアンバサダーを求めることも視野に入れています。また、私自身の顔と名前がわかる範囲でみなさまとのつながりを大切にしたいとも思っています。ただご支援いただくのではなく、アフリカの水問題やSUNDAを広める仲間として、共に活動していただきたいと思っています。

長年の水問題の根本解決へ。覚悟を持って事業を進めます。

水問題は、過去何十年と解決されてきませんでした。未だに問題が残ってしまっているのは、海外からの援助や国が設置した設備が維持管理されず、有効活用されてこなかったことが大きな理由の一つです。

今、これを進めなければ一生解決されず、アフリカ農村部の方々の生活は変わりません。ウガンダの地方都市でも一部水道の普及が始まっていますが、ウガンダの農村部に住むハンドポンプを使っているような一番社会的に弱い立場の方は、不清潔な水を飲み続けるしかないのが現状です。

援助だけでは限界があり、住民の力で設置された設備を継続的に維持管理していくために「サービス」が必要です。みなさんの想像通り非常に難易度が高いビジネスであるため、これまで誰もやってきていません。だからといって、多くの方が困っている課題をそのまま放置したくありません。

私たちはこの事業にチャレンジし、まずはウガンダ全土の水問題を解決したいと思っています。

ウガンダは平均年齢が16才という国で、村で活動していると、優秀で信頼できる若者が多くいます。彼ら彼女たちがちゃんと働いて、収入も得て、よい生活を送れるようにしたいです。

アンバサダーという形で応援いただくことで、私たちと一緒に、ウガンダの衛生環境に貢献する体験や、事業が広がっていく喜びや、時には挫折や苦悩を味わいながら、共に事業を作っていただけませんか?
よろしくお願いいたします。

団体情報
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