わたしたちがめざすまち
私たちは“ちがい”を大切にし、尊び、喜び、活かしあう「面白い」まちをめざしています。そして誰一人取り残されず、ともに助け合い生きていける多文化共生のまちづくりに向けて取り組んでいます。
その試行錯誤の過程を大阪・生野から、関西へ、日本へ、全世界へと発信していきたいと願っています。「IKUNO・多文化ふらっと」は、行政や企業の皆様との協力・協働も積極的に模索しながら、「今、ここに生きている“わたしたち”」が、わたしたちらしく生きていくことのできる市民主導の多文化共生のまちづくりに挑戦しています。
活動にご支援ください
みなさまのご支援は「誰一人取り残さない」「誰もが暮らしやすいグローバルタウン」を目指すために役立てられます。
大阪市生野区は外国籍住民比率が全国都市部の自治体で最も高く、高齢化率や子どもの貧困率も高い、日本社会が抱える都市部の課題先進エリアでもあります。
そんな生野区で、この地域が古来より清濁併せのみながら育んできた多文化共生の土壌を礎にし、日本社会が新たに直面している多文化共生の課題に先進的に取り組みます。
私たちは、閉校になった市立御幸森小学校を、多文化共生のまちづくり拠点「いくのパーク」として残そうと、校庭の一区画を株式会社RETOWNと共同事業体を構成する中、大阪市に賃貸料を払いながら改修工事をすすめ、校庭に天然芝をはり、校庭の一画をいくPAの農園~ぐるぐる~として整えました。また、小さなお子様連れにも優しい居場所として、いくPAの図書室~ふくろうの森~を整えました。一人ひとりが内に秘めている可能性を安心して自由に伸ばしていける学びの場として、日本語学習サポートDO-MOと学習サポート教室DO-YA、体験活動DO/COにも力を入れています。
DO-YAには、2023年度の1年間で延べ約2,700名の子どもたちが参加し、学習サポート支援を実施しました。子どもたちの居場所として、皆で一緒に調理して食事を頂くこども食堂~てんこもり~には、毎回20名を超える子どもたちが参加しています。
さまざまな困難を抱える子どもたち・外国ルーツの子どもたちに寄り添う・学習サポート教室DO-YA ・日本語学習サポートDO-MO・体験活動DO/CO・こども食堂~てんこもり~の活動、みんなの居場所であるいくPAの図書室ふくろうの森・いくPAの農園~ぐるぐる~、多言語相談窓口の維持・運営のため、ご自由な金額での寄付を随時募集しております。
ぜひ私たちの活動に、多くのご関心とご支援をお願いします。
多文化共生のまちづくり~代表理事の想い~
姿や言葉、生活文化が違うと、独りぼっちな気がして不安になるから、
似たもの同士が集まることで安心を得たりする。
けれどそれは、やっぱりどこかで“心細い”と思うのです。
悲しいときには泣いて、嬉しいときには笑う。
「ここにいる“私”」が“私”のままで、安心して精一杯、自分を発揮できる、当たり前の人間関係ができる場。
“心細さ”が“心強さ”に変わる街を私たちは創りたいのです。
“違う”ことは“豊かな”こと。
「私は、ここにいて良い」、「あなたは、ここにいて良い」
「あなたがいるから、ここは素敵!」、「私がいるから、ここは素敵!」
そんな“いくのパーク”の実現をめざして。それが生野区発の、多文化共生のまちづくり。