高木仁三郎市民科学基金

高木仁三郎の遺志を受け継ぎ20年 様々な社会課題の現場で市民が取り組む調査研究を一緒に支えてください!

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支援総額
8,832,500
88%
目標金額 10,000,000
サポーター
504
終了しました
2022年10月20日 23時59分 まで
高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、在野の立場から核・原子力問題への専門的批判に力を尽くした核化学者、高木仁三郎(1938-2000)の遺志に基づいて設立されたNPO法人です。現代の科学技術は、私たちに様々な利便性を与えた一方で、市民社会や地球環境の脅威となっているような課題も少なくありません。高木基金は、その解明と解決を目指す調査研究活動を、市民から寄せられた寄付を財源として助成する「市民ファンド」です。私たちは今回のクラウドファンディングを通じて、高木基金の活動についてより多くの方に知っていただき、仲間になっていただきたいと考えました。高木基金は、困難な問題の現場で調査研究に取り組む助成先のみなさんと、その財源を支えてくださる寄付者のみなさんとがつながり、交流する中で、問題解決への道を見いだすことを目指しています。ぜひあなたのお力を貸してください。
2022-09-01 17:23
アジアの助成先:プラタマ・ユダ・プラデクサさんから応援メッセージをいただきました。
プラタマ・ユダ・プラデクサさんは、2021年度のアジア枠助成先です。

 2021年度アジア枠として助成を受けて「インドネシア・エネルギー転換のガバナンス ― 反原発運動から代替エネルギー開発への方針転換」の調査に取り組んだ、プラタマ・ユダ・プラデクサさんから応援のメッセージをいただきました。(今年8月からニューヨーク レンセラー工科大学博士課程に進学しています。米国ニューヨークからメッセージを送ってくれました。)

 プラタマ・ユダ・プラデクサさんの助成研究の概要はこちらからご覧いただけます。

 


 

 高木基金は、将来有望な若手研究者を支援する素晴らしい基金です。私は高木基金の支援によって、「インドネシア・エネルギー転換のガバナンス 」というテーマで、2007年のムリア原子力発電所の建設が持ち上がった際に起きた反原発運動を発端とし、代替エネルギー(小水力発電技術)の開発に発展していった背景を調査しました。

 成果として、2つの研究論文と短編映画「Citizen Science in Alternative Energy」を完成させることができました。The Transition from Anti-Nuclear Movements to Micro-Hydro Development" を制作し、フランスで行われたAFD-GDN Video Competition "Southern Perspective on Transitions" でトップ15のファイナリストに選出されました。

 高木基金の市民科学に対するビジョンは、今もそしてこれからも重要な考えだと思っています。私が出会った研究論文(Wynne 1992, Epstein 1996, Dierkes 2000, Delborne et al. 2013, Smith et al. 2014, Williams and Moore 2019)には、科学技術の発展について人々が正しく理解するためには、「一般市民」を取り込むことが非常に重要であることを示しています。私も市民科学はまさに、公共の福祉に役立つ研究や技術の開発を促すものになると思っています。

 高木基金ほど傑出した団体には、私はこれまで出会ったことがありません。高木基金のスタッフはみなさん、本当にすばらしい仕事をたくさんしていると思います!

  どうか、彼らの素晴らしい仕事に力を貸してください。

 どうぞよろしくお願いします。

 

 プラタマ・ユダ・プラデクサ

 レンセラー工科大学(ニューヨーク)STS博士課程在学中

団体情報
高木仁三郎市民科学基金
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