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9月3日の成果発表会でも、2021年度の助成研究について報告していただいたいわき放射能市民測定室たらちねの木村亜衣さんから、今回のクラウドファンディングへの応援メッセージをいただきました。たらちねさんには、福島原発事故後の2012年度から、複数回の助成をしてきました。今年度(2022年度)も、前年度からの継続で、福島第一原発沖の採水、トリチウム濃度の測定調査を助成しています。(写真は2021年度の調査の様子です。)
助成研究の概要はこちらからご覧ください。 2012年度 2013年度 2014年度 2015~19年度 2021年度 2022年度
以下、たらちねさんからのメッセージです。
先日の成果報告会は、高木基金のみなさまから励ましの言葉や温かいお言葉をいただき、ラボスタッフ一同「また、明日から頑張ろう!」と、ギアを入れ直すことができました。ラボメンバーを代表しまして、お礼申し上げます。
私たち、いわき放射能市民測定室たらちねは、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、2011年11月に、被災地の母親たちが、家族と子どもの命を守るため、安全な食材を求めて放射能測定を始めたものです。
開所当初は、お金もなく存続の危機がありましたが、高木基金さんが助成してくれたおかげで、今でも継続して活動を行え、福島で生活する地域住民の不安を軽減することができています。
2022年度も助成していただくことになり、福島第一原発1.5km沖、福島沿岸8か所の海洋調査を継続し、現段階での放射能汚染の実態を可視化することに取り組みます。。
福島で放射能の測定を続けていくことは、とても厳しい世界であり、荒波に揉まれることばかりですが、こうして続けてこれるのも、やはりいつも応援して下さるみなさんがいるからです。
高木基金さんは、今でも私たちの強い味方となっています。クラウドファンディングの成功をお祈りいたします。
いわき放射能市民測定室たらちね 木村亜衣
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