高木仁三郎市民科学基金

「市民科学者」高木仁三郎の遺志を引き継ぎ希望の未来へ:高木基金2023年度助成事業への支援のお願い

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支援総額
8,474,412
105%
目標金額 8,000,000
ネクストゴール 9,000,000
サポーター
496
終了しました
2023年12月03日 23時59分 まで
高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、在野の立場から核・原子力の問題への専門的批判に力を尽くした核化学者、高木仁三郎(1938-2000)の遺志に基づいて設立されたNPO法人です。  現代の科学技術は、私たちに様々な利便性を与える一方で、市民社会や地球環境をおびやかす「負の側面」をあわせ持っています。高木基金は、そのような社会課題の解明と解決を目指す調査研究活動を、市民から寄せられた寄付を財源として助成する「市民ファンド」です。  困難な問題の現場で調査研究に取り組む助成先のみなさんと、その財源を支えてくださる寄付者のみなさんとがつながり、交流する中で、問題解決への道を見いだすことを目指しています。
2023-10-16 23:54
10月15日に「市民科学」公開フォーラム「いま、水の安全をどう守るか」を開催しました
事務局長の菅波です。高木基金は、昨日10月15日に「市民科学」公開フォーラムを開催しました。当日は会場(水道橋・全水道会館)に30名の参加、Zoomで96名の参加がありました。ネオニコチノイド農薬問題、PFAS問題に、最前線で研究に取り組むお二人の研究者を中心に、関心を持つ一般市民などが、率直に意見を交わす、貴重な機会になりました。

 今回の「公開フォーラム」では、私たちの健康や環境にも重大な影響を及ぼす問題である、ネオニコチノイド農薬とPFASによる汚染の問題に焦点をあて、高木基金の助成先(山室真澄さん、原田浩二さん)の研究発表を中心として、私たちの生活に欠かすことのできない「水の安全」が、いま、どのように脅かされているのか、この問題をどう考え、どのように対処していけば良いのかを話し合うことを目指しました。
 当日の様子は、高木基金の理事である永田浩三さんがfacebookに簡潔に紹介して下さっていますので、こちらをご覧いただければと思います。

 山室さん、原田さんのパワーポイントのスライドなどを含む当日発表資料は、こちらからダウンロードしてご覧いただくことが出来ます。→ http://www.takagifund.org/acti...
  第2部の発表、第3部のディスカッションについては、後日、高木基金のYouTubeにアップする予定です。また、UPLANさんのYouTubeチャンネルには、すでに第2部の報告がアップされていますので、こちらでもご覧いただけます。https://youtu.be/w-Lw5m5t7V8?s...

 高木基金では、原発問題に限らず、さまざまな環境問題や社会的な課題に関わる市民研究に助成を行ってきましたが、助成選考のプロセスの中で、最終選考を一般公開で行う「公開プレゼンテーション」や、助成期間終了後の「成果発表会」などで、いまどのような問題が起きているのか、問題の背景には何があるのか、それを解決するためにはどのようにしたら良いのか、ということを一般市民にも開かれた場で議論することを大切にしてきました。とはいえ、成果発表会では一日で10件以上の助成研究を次々に紹介するようなかたちになり、一つひとつの研究について、じっくりと議論することが難しい面がありました。

 そこで、2022年から、テーマを絞って、調査研究の意味を深掘りすることを目指して、このような「市民科学」公開フォーラムを企画するようにしたものです。(昨年のフォーラムでは、リニア新幹線・大深度地下トンネル問題を取り上げました。→ http://www.takagifund.org/acti...

 今回の公開フォーラムでは、ネオニコチノイド農薬問題、PFAS問題に、最前線で研究に取り組む山室真澄さん、原田浩二さんのお二人から、詳しい発表をしていただき、さらに質疑応答でもさまざまな質問に応えていただきました。専門の研究者と、関心を持つ一般市民などが、率直に意見を交わす、貴重な機会になったと思います。このような「場」を設定することも高木基金の役割だと思っています。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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