活動・団体の紹介
〇自発型学習スクールたけのこの運営
〇体験学習イベントの開催
活動の背景、社会課題について
人としての生き方が大きく変わることが予想される今、子どもたちには現在と未来に向けて、自らの人生をどのようにひらいていくのかということや、自らの生涯を生き抜く力を培っていくことが求められています。
子どもの個性を活かし、可能性を最大限にひろげる教育の展開には、時間的な制限や人数の多さなど課題が多く、150年間続いてきた一律一斉の教育システムは大きく変革することが必要です。
一人ひとりに合った学習方法で、自身の興味や必要感に基づいた学習課題に取り組んでいく探究学習を積み重ねていくことで、社会の変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、子ども自身が学習の計画を立て、自らが必要だと思う学びに取り組める場を提供し、一人一人が自らの可能性を最大限にひろげ、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことができると考えます。
活動内容の詳細、実績について
〇自発型学習スクールたけのこ(オルタナティブスクール)
2022.4~ 現入会児童5名
内容 ・探究学習(個別、共同)
・体験学習(畑、木工、調理など)
・基礎学習(個人の進度で行う学習及び探究学習で必要な基礎知識)
・話し合い活動(対話のルール、イベントの会議、発表など)
〇体験学習
2022.3~ 参加総人数約80名
内容 ・畑の活動等(じゃがいも、夏野菜、たけのこ掘り、小麦収穫・脱穀・製粉)
・工作、創作(バスボム・割りばし鉄砲・クリスマスリース・ステンドグラス)
・調理(青竹で炊さん、窯でピザづくり)等
代表者メッセージ
NPO法人たけのこproject代表の菅野と申します。
私は学校現場で、学ぶ力があるのに、様々な理由で自分の力を伸ばす学びに取り組めない子どもたちをたくさん見てきました。また、教員として歯がゆい思いを重ねてきました。
たけのこprojectの運営する、自発型学習スクールたけのこでは、子どもたちの一人ひとりのやりたい気持ちや興味、必要感を基に学習を進めていきます。殻を破った子どもたちは、私たちの思いもよらない課題を次々に取り組んでいきます。
どんなことにでも取り組んでいける、多くの方が関わっていただける学校・学び場を作っていきますので、一緒に取り組んでいただけませんか。
寄付金の使い道について
〇環境整備
子どもの成長は環境に大きく影響を受けます。建物や教具は素より、学習に関わる教員も環境であると考えます。子どもたちが自発的に学びたくなる、興味を触発する学習環境として、以下の整備に努めます。
→教室が安心し、快適な場所となっている。
→子どもたちの性格やテンポに合わせて選択できる多様な教材が常備されている。
→写真やデジタル情報ではなく、できるだけ本物の自然や事物に触れる機会が用意される。
→本、子どもたちが持ってきた綺麗なものや特別なものを置く場所があり、自然と目に入る。 など
〇教員・体験講師の確保
たけのこでは教員を「共同探究者」であり、「適度なお節介者」であると考えています。この名称は、哲学者・教育学者である、苫野一徳さんの言葉であり、たけのこで学習を進めていく子どもに寄り添う教員は、常にこの意識を持って向き合っていきます。
たけのこでの学習を進めていくために、教員や体験で指導してくださる方、関わってくださる方を増やしていきたいと考えています。