活動・団体の紹介
誰もが「共に生きる温かさ」を感じる鹿児島をつくる
をビジョンに掲げ、2022年4月より団体設立を行い活動を開始しました。鹿児島県には、現在やく160箇所のこども食堂があり、企業様や個人の方の支援をこども食堂へつなげたり、新たにこども食堂を始めたい方への立ち上げ支援を行っております。
だれもとりこぼすことなく、鹿児島県全域にこども食堂が増えることを目標に、小学校区487校(令和5年4月現在)全ての校区にこども食堂があり、地域のつながりの場所となることを目指して活動しています。
活動の背景、社会課題について
日本の18歳未満の子どもの7人に1人が経済的な貧困状態にあるといわれています。
そして、ひとり親家庭の貧困率はおよそ5割といわれています。
鹿児島県は、最低賃金も全国で40位(厚生労働省調べ)と低く、こどもの貧困率も2012年大学教授のデータによると全国3位といわれており、喫緊の地域課題となっています。
社会から孤立してしまっている子どもたちが、鹿児島県にもたくさんいます。
たくしてでは、「子どもの貧困」は個人の問題ではなく、
私たち地域全体の問題であると考え、その解決を目指します。
活動内容の詳細、実績について
代表者メッセージ
こども食堂の支援を通して、誰もが「共に生きる温かさ」を感じる鹿児島をつくりたいという思いで、「かごしまこども食堂支援センターたくして」を設立しました。
私自身は、19年間小学校教師として様々な子どもやそのご家族とかかわる中で、また、自分自身も3人の子どもを出産・子育てする中で、「学校」「家庭」だけではなく、「地域」もまた、子どもの育ちに欠かせない大事な存在であると感じてきました。
温かいご飯に、体はもちろん、心も救われ、「よし、明日からも元気でがんばろう」と思えた経験。
ご飯と共に、そこにいた人の笑顔や交わした言葉に、お互いの絆が深まった経験。
「初めての経験」「初めて出会う人」に心が刺激され、視野が広がった経験。
このような経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。
「かごしまこども食堂支援センターたくして」は、こども食堂を通して、「地域の新しい人とのつながりをつくりたい」「地域の子どもたちを応援したい方と子どもをつなぐ架け橋になりたい」と考えています。
私たちは、南北600kmという多様な地域で、それぞれに地域の宝物としての子どもたちを育んでいます。
鹿児島の豊かな食が生まれる環境や、昔から情に厚く温かい風土を生かして、子どもたちを応援する思いを「かごしまこども食堂支援センターたくして」に託していただける存在でありたいと考えます。
そして、私たちは、子どもたちによりよい鹿児島の未来を託していきたい。
誰も取りこぼさない、温かい地域をつくるため、一人でも多くの方に共に行動する仲間になっていただきたいと願っています。
寄付金の使い道について
いただきましたご寄付は大切に使わせていただきます。
具体的には、こども食堂の立ち上げ・運営支援に係る費用、調査・研究に係る費用です。
例えば、立ち上げ・運営サポートをするスタッフの人件費、支援物資などを届ける為に連絡をとりあったりする通信費、お知らせなどを発信する印刷費などです。
鹿児島県は、南北600kmあり、広範囲なのでそれぞれの地域でこども食堂が「立ち上げやすく、続けやすい」環境づくりが大事です。
また、こども食堂で「食べること」「集まること」で多世代の人の関わりが生まれたり、地域住民と地元企業・団体の関わりが生まれたりしています。
そのため、県内各地でこども食堂「こども食堂サロン」を設置し、
①こども食堂を立ち上げたい方
②こども食堂を支援したい方
③こども食堂を知りたい方
などの相談やコーディネートの窓口業務を運営しています。
<現在運営しているこども食堂サロン>
・鹿児島市
・霧島市
・大隅
・薩摩川内市
<今後設置予定>
・北薩 ・南薩 ・熊毛 ・大島